久々にブログを書きます。
昨日と今日と構想日本の研修「現場みらい塾」に参加していました。石破茂議員の講演や、頭を使う研修、他の自治体の方とのやりとりなどで、自分の動くべき方向が見えた気がします。
そんな研修の中で、印象強く残っているのは、昨日の研修の後の懇親会でのことです。隣の席に座っていらっしゃった方の帰り際の一言、「今日は楽しかったべ」といって背中をポンと叩かれたことです。
その方は福島県安達郡大玉村で農業をされており、原発事故の被害に対して訴訟をされている鈴木さんでした。
自分自身、数年前に南相馬市に行き、原発事故がもたらした被害と現状、その一方で、それがなかったかのように時間の進む東京での時間に、なんとも言えないギャップを感じ、それが鈴鹿に戻っても続いたことがありました。今も、ときどき現状はどうなっているのだろうと思います。
鈴木さんとの話の中では、何も解決していないこと、いろいろな思惑が蠢いていること、鈴木さんご自身の思いなどを聞かせていただきました。そこであらためて思ったのは、私たち自身、福島での出来事が終わったかのように思わされていないか、自分たちで見ないようにしていないか、そもそも見ようとしていないか、そのことです。
たとえば、教育の無償化で法律改正ということが聞こえてきますが、それはそれで大切なことだと思いますが、福島で起こっている、まだ進行中のことが、どのように国会で議論され、国会議員の方々がどう考えているのか、それがとても気になります。もちろん、原発そのものをどう考えているのかもです。みなさんはどうでしょうか。少なくとも、福島の現状は事故が起これば、一世代では対応しきれないことが見えていると思います。
それなのに、事故が起こる前と変わらない感覚で、国や自治体の政治を考えているような状況のように思えて、その違和感がどこかにあり続けています。少なくとも、地方議会をはじめとして政治に関わる立場の人間は、自分ごととして考える必要があると思うのです。
私たちは目をそらしていないでしょうか、目をそらされてはいないでしょうか?
そう思っている自分に、笑顔で「今日は楽しかったべ」と話しかけてくれた鈴木さんに、自分がどう鈴鹿市政に向かい合うか、どう1人の議員として政治に向かい合うかを、あらためて揺り動かしてもらえたように思います。
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