鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

すっきりしない気持ちのひとつ

2013年06月03日 12時23分35秒 | Weblog
5月に入ってからすっきりしない気持ちが続いていました。
その一つの理由は、
「自分のしてきたことへの評価がないまま、周りは自動的に物事が進んでいくことに対する違和感が拭い切れない」
ということです。

‘評価’について、プラスのものだけが欲しいということではなく、良いことも良くないことも含め率直に自分の行ったことがどうなのかを知りたい、内部だけでなく、外部も含めてのそれを知りたいということです。でなければ、改善したい、改善しようと考えたことが曖昧になってしまいそうに思うのです。

昨年度、産業建設常任委員会委員長としていくつかの取り組みを行いました。
委員会と商工会議所の方々との懇談、所管事務調査と視察について、議員間の意見交換から委員会の意見をまとめる、予算と決算審議の過程について・・・など、条例を踏まえながら現在できることを、いくつか取り組みました。
もちろん、各委員および議会事務局担当の理解や協力もあった上でのことです。

例えば、予算と決算審議で意識して取り組んだことは、各委員の執行部に対する質疑について、これまでは委員ごとの質疑となり、議論があちこちに行っていたと考えていましたので、「 款 → 項 → 目 」を順に確認しながら、基本的に質問は一人ひとつずつ、関連がある場合はその場で聞くという形を意識しながら進めました。

平成25年度 鈴鹿市予算書
こちらが予算書です。一般会計について「 款 」はこのPDF書類の2ページ目の目次で、「2 歳入」と「3 歳出」で書かれているものになります。
例えば歳出における産業建設委員会関連で言うと、歳出について主に審議するのは「 款 」で「5 労働費、6 農林水産費、7 商工費、8 土木費」となり、そのうち「歳出 第6款」が「農林水産業費」となります。
この款をさらに分けたものが「 項 」となり、農林水産費については書類の12ページめに見やすく書いてあります。
そして項をさらに分けたものが「 目 」となります。款、項、目についてまとめて書かれているものが、予算書のPDF書類91ページから96ページにかけて記載されており、「目」でどのような事業を行っているのかが、書類の一番右の部分の「説明」で書かれています。
これらを順に送りながら、委員会の審議を行ったということなのです。

自分の力不足も感じているので、他の方々についてを言うわけではありません。

自己満足だけになってしまったり、自分の中だけで認知的な不協和を低減させたとしても、本来、自分たちが取り組むべき市政の改善につながらなければいけないと考えます。
また、「君のしたことには問題があるのではないか」、「あまり意義はなかった」という評価を受けたとしても、自分が考えなおすきっかけになり、自分の改善にもつなげられます。

自分として取り組んだことについて、果たしてその方法がよかったのか、それともよくなかったのか、またはあまり意味はなかったのか、そのことを議会内で検証する機会もなく、また、自分でそのような機会を設定しきれずにいたことが、すっきりしない気持ちのきっかけになっています。

そのような気持ちがあるまま、これまでの慣例に従い、1年任期の委員会の委員長としての辞任届を自分で書いたことが、自分自身で非常に考える事案となり、またすっきりしない気持ちにつながっていました。

今は切り替えて、自分のできることをしっかり取り組むと意識を変えましたので、その辺りのモヤモヤはなくなっています。
がんばりどころですね。

コメント
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