以前、「製作工程/カルガモ」でも書いた通り、現場の前は田んぼ。
ここ最近は近くの保育園児たちのお散歩コースになっていて、畦道に入り「オタマジャクシ」の観察をしている。
「オタマジャクシ!」と大きな声で叫ぶ子に、どうもオタマジャクシが苦手なのか必ずと言っていいくらい泣き出す子。
ほのぼのとした景色。。。疲れた体が少しだけ和らぐひと時。。。
一部、解体減面が必要な製作委員会。テラスを含む約3坪程の解体工事。
ここでも、「製作工程その六/木工」で紹介した業界人でもある友人の力を借りる。
前日の内に足場を組んで解体準備完了。
そして、友人所有の「サンダーバード(リフトダンプ)」を投入し、友人と土花吉と土花吉の妻の総勢3名での
手作業による解体工事が始まる。
屋根瓦を半分ほど下ろしたところで搬出へ。
しかし、この「サンダーバード」の機能は凄く、解体作業も捗る。
二日間でほぼ骨組みの状態まで辿り着く。
そして暫く日にちを空け二日ほどの雨の後、晴れ間を狙った夕方、又もや友人の力を借り解体作業。
ほんの小一時間ほどで残りの解体作業が終了。
後は基礎のコンクリートのハツリ作業のみ。。。しかし、今回も友人に相当助けられた製作委員会。
未だに夢を追い続けている製作委員会。。。
その最も多くを占める「大工工事」は永遠にでも続きそうで・・・。
しかし、間仕切りのボードを張って来ると少しは進んだような印象を受ける。
そして、まるでパッチワークのような埋め木が終わった柱。
専門家であれば一目瞭然の旧床の間の柱。廻縁の梅め木に貫穴の埋め木、そして落とし掛けの埋め木に
長押の欠き込みの埋め木。一応は同種同材の樹種で埋めて行く。
こちらは背割りの埋め木に扉のラッチ跡の埋め木。
この埋め木作業については色んな意見があるところ。
欅の柱等であればわざとそのまま残すのも手ですが、杉や檜、松等針葉樹程度であれば埋め木すべきと判断する。
「製作工程その六/木工」で準備してあった欅の枠に抽斗と引違戸を組み込み、家具として甦らせる。
未塗装の枠については元はこの建物の玄関框として長年使われていた欅。
そして、抽斗や引違戸は土花吉が「いつか使う機会が」と、保管していた欅。
それぞれを合体させて飾り棚兼収納家具として使うため、先ずは枠組みの完成。
そして、くぼんだ狭い空間に埋め込み内部や天板を仕上げてゆく。。。因みに内部の床は桐材を使用。
そして、難しい枠の色合わせ。。。最終的には蜜蝋で仕上げればもう少し揃うか・・・。
電気工事の懸案事項だった「製作工程その九/電工その一」の折のアース棒。
やはり人力では無理と判断し、ハンマードリルの先に改良したソケットを装着し振動で打ち込む。
1.5M1本を打ち込んだところで、もう1本の1.5Mを継ぎ足し計3.0Mを地中の中へ。
もう1本、1.5Mのアース棒があったのですが、ここに継ぎ足して4.5Mまで打ち込めるかどうか不安だったため
この接地場所から約7.0M程離れた別の場所に打ち込むことに。。。(理論上は離せば離す程、有効の筈)
そして後日、接地抵抗の測定。
「44Ω!」。。。目出度く100Ωを余裕でクリアーした数値。。。(確か、前回は800Ωそこそこ)
これで一安心のアース工事。古い建物のほとんどが案外、接地抵抗値が出てない状態なんですよねぃ・・・。
月の光によって出来る虹は未だかつて見たことがない。。。
雨の雫が月の光によって反射するという特異な現象「月の虹」
そんな、今年に入り寒い冬の頃に発足した「月の虹」製作委員会。
その「月の虹」について。。。
以前から、土花吉の妻についてはそろそろ家業の「建築士事務所」を引退してもらい、土花吉自身についても
少しづつ仕事の量を減らして行こうと二人して考えていた近年。
20代前半で起業し既に33年。その数年後から30年近くも所属建築士としてサポートしてくれた土花吉の妻には
何か「好きなこと」というか第二の人生を楽しんでもらいたいという願いも。。。
かと言って何か新しいアクションを起そうとすると、そこには新たな慣れない苦労も必ず生じる。
しかし、それも承知の上「ふるカフェ」なるものを営むということに二人して結論ずけたのが昨年の暮れ近くのこと。
今後は土花吉が建築士事務所の仕事をセーブしながら土花吉の妻をサポートする立場をとる予定。
そんな「月の虹」と銘打った、ふるカフェのための「月の虹」製作委員会。
肝心の製作工程については予定より相当遅れている状態。
最初は「桜の咲く頃に」と予定をたてていたものの既に桜は開花。
製作工程が始まった頃の雪化粧の土花亭から桜の花化粧へと季節も移り変わってしまった・・・。
このままでは「桜の咲く頃」どころか「桜の散る頃」にも間に合わない状態が続き、「いつになることやら」と。。。
しかし、慌てたところで仕方がないので「製作委員会」の委員の協力の元、これからも楽しみながら
製作を進めてまいりますよ。。。