今から10数年前だか、トヨタの「エコ替えキャンペーン」なるCMをみて当時、唖然とした記憶がある。。。
関根勤が「未だ使えるけど省エネの方に買い替えよう」といえば、菊池桃子が「未だ乗れたけど燃費の良い方に替えたの♪」と
笑顔で応える。
要は「古い車は早く捨てて新車のハイブリッドを買いましょう」的な発想の元、新車の販売台数を増やそうという魂胆。
以前から申してる通り、この国には古い車に対する文化遺産的な考えは存在しない・・・。
それは一般工業製品に対しても同じで「新しいものを好む」傾向にある。
この国の自動車税の課税方法を例にとっても、欧州などの「長きに渡り大切に乗り続けていただきましたので課税はしません」
みたいな考えはない。
最も、CO2を吐き出すだけの中途半端に古い車は重加算すれば良いと思う。しかし、それが半世紀以上も前の
ものであれば、それは既に文化遺産の部類と判断して欲しい。
前記のCMについても、ちゃんと「環境のためにハイブリットカーをお勧めします」と言えば良い。
(エコカーが最終的には環境に良いとは限りませんがねっ)それを「未だ使えるものを捨てる」と言うから腹が立つ。
前振りが長くなったところでこの度、トヨタ(TRG)は「トヨタ2000GT」の補給部品を一部、復刻販売するらしい。
昨年から「GRヘリテージパーツプロジェクト」は存在し、スープラ(A70、A80)についての補給部品の復刻販売は発表済。
ここにきて「トヨタ2000GT」も加わることとなる。補給部品についてはトランスミッション及びデファレンシャルギア関連。
トヨタの旧車所有者にとって、トヨタの部品供給率は非常に低く無いに等しいのが現実。
愛知のトヨタ博物館所有の「トヨタS800」についても展示前のレストア作業において純正部品がなく、民間の
オーナーズクラブ等のレプリカ部品に頼った話は有名。
本田技研は創業者:本田宗一郎の魂を引き継ぎ、ホンダ旧車の部品供給は可能な限り対応し、日産は
未だに「S20エンジン」についてのOHは対応すると耳にしたことがある。
今回のトヨタの発表は「金儲け主義のトヨタ」から少しは心を入れ替えたのか、入れ替えれたのか・・・。
暫くは様子を観たいところ、まさかとんでもない価格は設定はしないでしょうねぃトヨタさん。
それに「トヨタ2000GT」に続いて「トヨタS800」も期待してもええんですかねぃトヨタさん。
キャッチコピーの「クルマを一途に愛するオーナーのために・・・」← 嘘偽りはないんでしょうねぃトヨタさん!