土花吉&与太吉

「土」に咲く「花」は「吉」を呼び寄せます。/DUCATI&ヨタ8&SR&TW等々・・・

木造校舎の旅(石川県小松市・旧石川県立第四中学校)

2015-02-21 | 【土花亭】

前回、namaさんからの情報を元に、行って来ました「旧石川県立第四中学校」。

平日であれば内部も見学可能とのことで、都合をつけて先ずは小松城址二の丸跡に建つ

現:石川県立小松高校の事務局を訪ね、見学の許可を頂く。(現在は小松高校記念館のため)

事務局員では案内は出来ないとのことで、開錠しますのでどうぞ自由に見学して下さいとのこと。

明治32年(1899)、旧石川県立第四中学校として創設。

洋風建築(設計者:不詳)で今の桃色が当時の色かは不明ではあるものの、決してイヤらしい色ではなく

回りの雰囲気と融合している。

左右対称ではないようで、向かって右側桁行が1スパン短く、これは後に桁行方向を解体されて

しまったためと思われ、本来はもう少し規模が大きかったことが伺える。

玄関ポーチ部分や外部基礎見切り等、多種多様に使われている「笏谷石」。

笏谷石自体は福井県産の凝灰岩なのですが、以前にも石川県の古い建築物で使われいるのを

何度か見たことがあり、隣県であるが故のものと思われる。(一説には北前船で全国に運ばれたとも)

早速、開錠された内部に入らせて頂く。

外部と違い、内部はモノトーンの色調で統一され落ち着いた雰囲気。

天井裏の換気用であろうガラリー部分の細工が可愛い。

とりあえず校長室に入りご挨拶。。。

歴代の校長の肖像が並び、由緒正しき学びの舎であることが伺える。

そして、俗に言う階段教室。

続いて片側廊下突当りの階段で2階へ。

手摺部分の洋風擬宝珠のディテールが折り返しで違っているのが気になるところ。

現在は名門「石川県立小松高校」の記念館として使われているようで、2階部分は展示室に

様変わりしている。

そんな見学も終わり、事務局へ再度出向き、御礼を申し上げこの場を後にする。

帰りに小松城址天守台跡の前を通り、初めて小松市街を走りましたが「一国一城」政策まで

嘗て城下町であったことが伺える堀や、街道沿いの古い建物群が幾つか残っているところも有り、

いつかユックリと散策するのも有かなと思いましたねぃ。。。(namaさん。良い情報をありがとうございました。)

 

木造校舎の旅(小浜市編)
木造校舎の旅(越前町編)
木造校舎の旅(東近江編)
木造校舎の旅(番外編)
木造校舎の旅(北近江編)
木造校舎の旅(南越前町編)
木造校舎の旅(小浜市上根来編)
木造校舎の旅(mamma mia 編)
木造校舎の旅(越前市白山 編)
木造校舎の旅(加賀市 旧瀬越小学校)
木造校舎の旅(北近江編 旧余呉小学校)
木造校舎の旅(南越前町・旧国華小学校体操場)

ランキングへGO♪ducati・blog→にほんブログ村 バイクブログ ドゥカティへ
もっひとつGO♪bike・blog→ 人気ブログランキングへ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ベイリス参戦 | トップ | 恒例雪中進攻 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nama)
2015-02-21 20:57:57
さっそく遠くまでようこそ。
こちらが久しぶりに見ることになりました。

西洋的な模造へと背伸びしたような、
レンガにするまで費用がなかったか、
まだまだ日本の欄間のような模様とか。

漫画のシーンに採用されたら、観光地になるかも(笑

返信する
namaさん (土花吉)
2015-02-22 08:59:45
行ってきました、悪天候のとある日に。
普段、あまり公開に慣れてないようで、事務局の方も
「えっ?」みたいな感じでした。(不審者と疑われていたのかも。笑)

仕事の名刺を差し出して対応が変わり、親切にして頂きました。

建物は回りの景色と相まって良かったです。

それと小松市のこの辺りは初めてだったのですが城下町の名残が
いたるところに残っていて以外でしたねぃ。。。

ありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

【土花亭】」カテゴリの最新記事