「ア~マ~ゾ~ン!」の声が届いたのか、やっとアマゾンからシリンダーが届く。。。
右側の純正シリンダーと比較するとアウターチューブが4.5センチほど長いけど、純正品の1/5以下の価格だし耐久性は未知数では
あるものの、取り敢えずは代替品ということで装着してみることに。
先ず、脚側に難なく装填してみるも、純正のダストカバーがアウターより約0.5ミリ程小さく嵌らない。
そこでダストカバーの内径側をカッターナイフで少し削って嵌め込む。
次にユニット部を嵌め込み、シリンダー昇降作動部のイモネジを予め緩めておく。
作動部を装着し、イモネジのシリンダーインナーの頭頂ボタン部分との当たりを昇降レバーを操作しながら調整。
まぁ~、こんなもんかと調整を終える。ちゃんと昇降するのが嬉しい(当たり前ですが)。
しかし、右側の赤丸部分。昇降ワイヤーと背もたれチルト機能の強弱ギアとのクリアランスの微妙さ・・・。思わず潤滑油を差しておく。
昇降も復活したところで、後は前傾チルトの不調部の修理に取り掛かる。(背もたれチルトはメンテ済み)
座面が5度の範囲で前傾調整出来る筈のアーロンチェア。この部分の不調は実際、今まで使ってる2機でも見受けられるものの
このアーロン君は完全に固着しているようで、調整ワイヤーは目いっぱい引っ張られた状態で、上部のスプリングも伸びたまま。
この固着がハンマーで叩いても全然、解けない・・・。
一旦、裏側のイモネジを絞め込んで駒部分を持ち上げてみる。
そして、潤滑油を吹き付けショックを与えるも固着したまま・・・
仕方なく、駒部分のスナップリングを外し、シャフトから抜こうとするも抜けない・・・。
この部分は金属製ではなく樹脂製なのであまり無理も出来ず、今回は諦めることに・・・(チッ)
噂では背もたれのチルト機能と連動という話もあるので、使ってる内に何かの拍子に固着が解けるかもと勝手に自身を慰め
ユニットケースを嵌め、シート部分も取り付けで組み立ては完了。
今回は主に昇降用シリンダーの入れ替えがメインだったけど、最後まで修理出来なかった座面チルトの構造がイマイチ分からなかった・・・。
ハーマンミラーでも肝心のところは公開はしてないし今回、分解や修理過程でもその構造が理解出来なかった。
誕生から既に30年弱。(このアーロン君も製造年月表示を読み解くと20年近く前の製造)
ニューヨーク近代美術館の永久収蔵品でもあり、人間工学に基づいて設計された高機能ワークチェアの先駆けでもあるこの「アーロン君」。
まだまだ、その仕組みには謎が多い・・・。
後、やはり座ってみると座面の高さが、低め好みの土花吉としては一番低くしても未だ高く感じてしまうこと。
これについては、もう少し短めのシリンダーを捜して、見付かれば再度、分解入れ替えしようかと思い
その時に又、座面チルトについて再チァレンジということで、今回はこれにて「アーロン君」との戯れは終了。
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