巷では「TPP」に「PPAP」にと、「ピーピー」「ピーピー」五月蝿いことで。
ここに来て、今度は「CP」です・・・。又もやの「ピー」です。(ノリピーの完全復活かと思いました)
日本語でちゃんと「費用対効果」と言えばよいところを「コスパ」だのと平気で報道でも使ったり。
その「費用対効果」で揉めている「北陸新幹線」の敦賀以西のルートについて。
若狭ルートに舞鶴ルートに米原ルート、最近では湖西ルートなるものも登場し当初の計画だった筈の
「若狭ルート」も段々と薄れて来る。
そんな、何故か北陸線「田村駅」に立ち寄る。
ここは国鉄時代、北陸本線の電化の起点となったところ。
どう言うわけか、米原~ここ田村間(僅か4.7km)のみが電化されず、敦賀方面から走って来た交流機関車(EF70等)は
ここで一旦停車し、蒸気機関車(D50等)にわざわざ交換し東海道本線米原駅まで走っていた。
こんな感じで。。。
交流機関車を外しぃ~の、蒸気機関車を繋ぎぃ~の。。。
昭和32年の北陸本線電化から37年のオール電化まで5年もの間、このような作業が行われていた。
現在でも当時の面影は残っていて、この機関車交換のためホームは異様に長く、上下線のホームは
互いにずれた「千鳥ホーム」となっている。
そして、上下線のホームの間には機関車停留用の線路が2本敷かれていたため跨線橋のスパンは
小さな駅の割には異様に長く、ホーム間も遠い。
今では上下線の線路の間に敷かれたいた停留用線路は撤去され、一部のみが微かに残っている状態。
当時、この田村~米原間が取り残され、何とも不合理(不条理)であったことを思うと、「北陸新幹線」の延伸についても
置き去られるところが出て来そうで、嫌な予感がする今日この頃です・・・。
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