我々にとってみれば既に過去のヒト。。。
それも、あまり綺麗な別れ方ではなく、嬉楽しそうに振舞う青い彼を木の陰から見る度、嫉妬すら覚える・・・。
とは言いつつもGP界の主役級であることは変わりないわけで、考古学よろしく「考現学」。
では何故、甦ったのか。。。それはM1のせいでも有るけど他には多分、刺激なのでは?
ヘイデンほど仲良くは決してないチームメイトに今年、新たに加わった自身とは14歳年下の
若干(20歳)のマルケスの存在。
5年前、スペインはバルセロナでサインを貰いに来たその15歳の少年と、今はGP最高峰でバトルを
演じ、お互いの健闘をたたえ抱き合う。
5年前の出会いから2年後の2010年。ロードレース世界選手権125ccクラス、デルビのマシンで
デビューを果たした17歳のライダーを観て彼が言った言葉。
「気に入った。僕がファン第一号」「でもGPに上がって来たら真っ先に僕が打ち負かすけどね(笑)」
その言葉とおりとなった今回の開幕戦カタール。
過去2年間、彼は何の刺激もなく過ごして来た分、溜まりにたまったモノを発散させ彼自身も言う
「若返った」のかも知れない。。。
正直、彼は「純イタリア」として自身のキャリアを終えたかったのかも知れないが、それも叶わなかった現実。
今年の彼を1レース観た限りでハッキリ言うのもどうかとは思うけど、マルケスのお陰で「引退」という文字は
少しだけ小さくもなり、遠くへ行ったのかも知れない。。。
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