ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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永遠の0

2014年01月26日 | 北九州
今月初め、百田尚樹原作の『永遠の0』を観に行きました。話題作だけあって、12月21日の封切以来、今なおランキング1位を守っているのだそうです。


主演の岡田准一が演じるのは、海軍の天才パイロットでありながら、『生きて家族のもとに帰る』ことにこだわったが故に「海軍一の臆病者」のそしりを受け、最後は特攻で命を絶った宮部久蔵。戦時下という時代を背景にした久蔵の生きざまや家族への思い、自分のルーツを辿ることでそれを知った久蔵の孫、健太郎(三浦春馬)との時空を越えた心のふれあいがこの作品の主要なテーマとなっています。


その久蔵の妻、松乃を演じた井上真央。この時代、このような境遇に身を置かざるを得なかった女性のひたむきな生き方が胸を打ちました。右下は、空母機動部隊の主力で、久蔵も搭乗していた『赤城』。この後、ミッドウェイ海戦で悲惨な最期を遂げることになります。


太平洋戦争の幕開けとなった真珠湾攻撃でパールハーバーに停泊していたのは戦艦のみで、空母は無傷のまま日米の戦いが始まりました。これが連合艦隊の誤算で、その後の作戦に大きな影を落とすことになります。宮部久蔵も、真珠湾攻撃から帰還した赤城のなかで、そのことを無念そうに語っていましたね。太平洋における戦いの大きなターニングポイントとなったミッドウェイ海戦も、その流れからの必然的な帰結と言えるのかもしれません。


さて、こちらは現代(と言っても10年前の写真です (^-^)ゞ)のパールハーバー。艦体整備のために停泊中の米海軍の最新鋭(?)空母です。

この場所から、視線をずぅ~と右に動かせば、蒼い海に映える白亜のアリゾナ・メモリアル(真珠湾攻撃で沈んだ戦艦の慰霊施設)が目に入ります。更にその先には、ミズーリ・メモリアル(終戦にあたり、日本が降伏文書に調印した戦艦)。今は長閑で穏やかなパールハーバーですが、奇襲攻撃で撃沈した戦艦アリゾナと、最後には日本を屈服させた勝利の象徴ともいえる戦艦ミズーリを並べて、国のメモリアルにするあたり、アメリカという国の太平洋戦争に対する強い思いを感じさせる場所でもあります。

パールハーバーと言えば、縁あってハワイで勤務する機会があり、いろんな体験をさせてもらったことを思い出します。職場で知り合った皆さんがプレゼントしてくれた本や置きものは、今でも私の宝もの。

常夏のハワイですが、夏冬に定期的なアラスカ出張などもあり、冬場なんて+30℃のホノルルから-30℃のフェアバンクス(チャーター便でホノルル-アンカレッジ-フェアバンクス)に降り立って、一気に60度の温度差を味わったのも、衝撃的な思い出です (^-^)ゞ

サーフボードを模した、ハワイでは定番のコアの置物。"Mahalo"とは、ハワイ語で「ありがとう」と言う意味です。これも、私の元気の源。いい思い出です (^-^)ゞ


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