ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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糸島半島~櫻井神社

2022年02月16日 | 福岡
バレンタインデーを挟みましたが、再び糸島の話題に戻ります。
またいちの塩の「工房とったん」を見た後は、糸島半島の西から右回りに海沿いをドライブ。二見ヶ浦近くにある櫻井神社に立ち寄りました (^-^)ゞ

(筑前二見ヶ浦 夫婦岩)

寛永9年(1630年)、福岡藩二代目藩主黒田忠之公が創建した櫻井神社。厄災を司る八十枉津日神(やそまがつひのかみ)、厄災を祓い清める神直日神(かむなおひのかみ)と大直日神(おおなおひのかみ)が祀られています。鳥居の奥に見えるのは太鼓橋。


鳥居をくぐり太鼓橋を渡ると、右手に楼門があります。


拝殿と本殿を横から見たところ。楼門とともに、福岡県の文化財に指定されています。


櫻井神社には、そのほかに9つの神(社)が祀られており、番号順に参拝することが推奨されています。
①櫻井猿田彦神社【導き・災い除けの神】、②塞の神【病や怪我を治す病気平癒の神】、③八神殿・須賀神【国家守護・悪疫を退ける神】、④日子・楠神社【農業・山の神】、⑤春日神社【藤原氏守護・厄除の神】、⑥岩戸宮【御神霊顕現の神窟】、⑦八幡宮【武運・必勝の神】、⑧金比羅神社【航海・金運の神】⑨二見ヶ浦遥拝所【縁結・夫婦円満の神】


社務所裏に咲いていた梅。


しっとりとして、艶やかな蝋梅。


蝋梅を目にしたのは今年初めてです。


楼門を背に櫻井神社の反対側には、櫻井大神宮に通ずる山道が続いています。鳥居の脇にあるのは神楽殿。


大神宮に向かうひっそりとした古道。


櫻井大神宮は、櫻井神社に先立つ寛永二年(1625年)、伊勢神宮の内宮・外宮からご分霊いただいた、天照大御神と豊受大御神が合祀されました。


櫻井大神宮では20年ごとに伊勢神宮から鳥居をいただいていますが、この鳥居は外宮から賜ったもので、樹齢200年の檜から作られているそうです。


静寂に包まれた神明造り茅葺きの社殿。伊勢神宮の式年遷宮に倣って20年ごとに遷宮が行われていましたが、慶応2年(1866年)の13回目が最後となり、現在の社殿は150年以上の歳月を経ています。


櫻井神社・櫻井大神宮から車で5分ほどの二見ヶ浦夫婦岩。伊弉諾命(いざなぎのみこと)と伊弉冉命(いざなみのみこと)を祀る夫婦岩は、櫻井神社の宇良宮(裏宮)で、櫻井神社と二見ヶ浦は、一直線に結ばれた神様へ通じる道と言われています。


向かって右側が男岩(高さ11.8m)左側が女岩(高さ11.2m)。古くから神聖な地とされる夫婦岩には、毎年4月下旬から5月上旬の大潮の日に、櫻井神社の氏子によって長さ30m、重さ1トンの大注連縄が掛け換えられますが、コロナ禍のため2年続きで中止となってしまいした。


こちらが注連縄が掛かっていた頃の写真(2015年)。この頃は白い鳥居がなかったんですね~。
コメント (10)
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