夏の間日本で暮らしたタカの一部が東南アジアなどに移動する時期。これを「鷹の渡り」と言って、長距離の飛翔に備えて上昇気流を捉え悠然と舞うタカの群れが、日本各地で見られるそうです。鳥についてまったく素人の私ですが、調べてみると北九州でも鷹の渡りを観察できるポイントがあることがわかりました。
そのうちのひとつ、若松区の高塔山(標高124m)です。朝9時ごろには山頂の展望台に着いたのですが、すでに数名のバーダーの方々が鷹の渡りを待っていました。さすがに皆さん、立派な三脚に大きな望遠レンズを装着して準備万端整えておられます。私の200㍉の望遠(しかも手持ち)が小さく見えました~💦

展望デッキから見る若戸大橋。門司・小倉・若松・八幡・戸畑の5市が合併して北九州市が誕生する1年前の1962年に開通しました。洞海湾を越えて戸畑と若松を結んで、もうじき60周年を迎えます。

到着からほんの数分後、「ハチクマ出た~!」の叫び声に西の空を見上げると、2羽のタカが石峰山(標高302m)の遥か上空を旋回しているではありませんか。距離は遠いけれど、何たる幸運!……だったのですが、カメラの焦点が合わなかったためシャッターが下りず、写真は撮れませんでした

鷹の渡りを待つ間、周辺をぶらぶらしていると、桜の枝にとまった野鳥を発見。後ろ姿なのでよくわかりません。もっとこっちを向いて~!

ようやく横顔がチラリ。シジュウカラですね。

この日は結局、最初に現れた2羽のハチクマのあとは、タカは姿を見せてくれませんでした(^^ゞ
そして翌週、再び高塔山へ。今回も先着バーダーさんが3人いらっしゃいました。一番右の浜名さんは、環境保全活動に携わる傍ら、3年前からタカの世界にどっぷりとハマっておられるとのこと。鷹の渡りや、タカの楽しみ方などを詳しく教えてくださいました。タカを観察するため全国各地を旅し、バーダーの聖地と言われる白樺峠にも毎年通っておられるそうです。

若戸大橋の向こうに広がる工場群。煙突から立ち上る上昇気流に乗って高度をとり、そのまま朝鮮半島に向けて旅立つタカも多いのだそうです。

左に目を移すと、白島国家石油備蓄基地が見えます。国内に10ヵ所ある備蓄基地のひとつで、浮遊式の貯蔵タンク8基に560万kl(国家備蓄の約11%で、日本全体の約10日分の消費量に相当)が備蓄されています。洋上備蓄基地は世界的にも珍しく、国内ではここ白島と長崎県の上五島備蓄基地のふたつだけなんですよ。

こちらは、響灘埋め立て地に並ぶ風力発電の風車群。このあたり一帯は次世代エネルギーパークとなっており、風力だけではなく大規模な太陽光やバイオマスなどによる発電が行われています。2019年現在のエネルギーパーク全体の発電量は34万kW。北九州市の電力需要の23%を賄っていますが、将来的には、需要を遥かに超える160%の発電量を目指しているそうです。

それはさておき、バードウォッチングの話題に戻りましょう(笑)
鷹の渡りを期待しつつ再び周辺を散策。今回も野鳥に出会えました。ノビタキかと思ったのですが、ブログ仲間のarubinoinkoさんによると、コサメビタキかサメビタキだそうです。野鳥の判別は素人には難しいですね(^^;;

もっと日のあたる場所に移ってよ~という願いを聞き届けてくれたのか、別の枝に移動してくれました~♪

クリッとした目が可愛いこと(*^^*)

さて、野鳥ウォッチングから戻ってみると、私がいない間にオオタカとハチクマが現れたとのこと。またもや見逃してしまいました
その後2時間ほど待ちましたが、上空を舞っていたのはほとんどがトンビ。

これは"つがい"なんでしょうか。2羽のトンビが仲睦まじく、ゆっくりと上昇気流に乗って舞い上がっていきました。

こんなに高くまで上がるんだ~とちょっと感動。気持ちいいでしょうね~♪

仏舎利塔付近の稜線の上に3羽舞っていますが、双眼鏡で見ていた浜名さんによると、このうちの1羽はミサゴだったそうです。

これもトンビですが、背中が見えたので……。

待った甲斐あって、ミサゴが姿を見せてくれました。同じ種類のタカでも、翼の下の模様は個体ごとに異なるのだそうです。

私たちの上空を優雅に旋回しています。

時には、魚をくわえたまま飛翔していることもあるのだとか……。

鷹ウォッチングを終了して駐車場に向かっていると、航空自衛隊芦屋基地のT-4が数機、南西方向に飛び去って行きました。

せっかく若松に来たんですから、天ぷらの丸窓に寄らずには帰れません(笑)
お昼前だというのに閉まっていて、店の前には完売御礼の看板が……。でも大丈夫! ちゃんと予約しておきました (^-^)ゞ

次から次へと揚げられていく天ぷら。ふわふわで美味しいんですよ~♪
妻の実家へのお土産分を含めて20枚買って帰りました。

大正レトロな建物が残る若松南海岸通り。ボラードや錨をイメージした柵と石畳の歩道がいい雰囲気です。

このあたりには、海保庁巡視艇のミニ桟橋が連なっています。

年月を経てすっかり風格が出てきたウッドデッキ。
南海岸通りには、天然酵母を使った丸屋のあんぱん(旧古河鉱業若松ビル)や、同じく天然酵母のクロワッサンで人気の三日月屋(旧石炭会館)など、近くに来たら立ち寄りたい店がたくさんあります。

タカの仲間でも渡りをするタカと、日本に留まるタカがいるそうです(私が見逃したオオタカは幼鳥で、渡りをせず石峰山で生息しているとのこと)。鷹の渡りもそろそろ終盤のようです。残念ながら、今年は鷹の渡りを見ることはできませんでしたが、最後の最後でミサゴが現れてくれたので大満足。次の機会には、準備万端整えて鷹ウォッチングに臨みたいと思います(^^)/~~~
そのうちのひとつ、若松区の高塔山(標高124m)です。朝9時ごろには山頂の展望台に着いたのですが、すでに数名のバーダーの方々が鷹の渡りを待っていました。さすがに皆さん、立派な三脚に大きな望遠レンズを装着して準備万端整えておられます。私の200㍉の望遠(しかも手持ち)が小さく見えました~💦

展望デッキから見る若戸大橋。門司・小倉・若松・八幡・戸畑の5市が合併して北九州市が誕生する1年前の1962年に開通しました。洞海湾を越えて戸畑と若松を結んで、もうじき60周年を迎えます。

到着からほんの数分後、「ハチクマ出た~!」の叫び声に西の空を見上げると、2羽のタカが石峰山(標高302m)の遥か上空を旋回しているではありませんか。距離は遠いけれど、何たる幸運!……だったのですが、カメラの焦点が合わなかったためシャッターが下りず、写真は撮れませんでした


鷹の渡りを待つ間、周辺をぶらぶらしていると、桜の枝にとまった野鳥を発見。後ろ姿なのでよくわかりません。もっとこっちを向いて~!

ようやく横顔がチラリ。シジュウカラですね。

この日は結局、最初に現れた2羽のハチクマのあとは、タカは姿を見せてくれませんでした(^^ゞ
そして翌週、再び高塔山へ。今回も先着バーダーさんが3人いらっしゃいました。一番右の浜名さんは、環境保全活動に携わる傍ら、3年前からタカの世界にどっぷりとハマっておられるとのこと。鷹の渡りや、タカの楽しみ方などを詳しく教えてくださいました。タカを観察するため全国各地を旅し、バーダーの聖地と言われる白樺峠にも毎年通っておられるそうです。

若戸大橋の向こうに広がる工場群。煙突から立ち上る上昇気流に乗って高度をとり、そのまま朝鮮半島に向けて旅立つタカも多いのだそうです。

左に目を移すと、白島国家石油備蓄基地が見えます。国内に10ヵ所ある備蓄基地のひとつで、浮遊式の貯蔵タンク8基に560万kl(国家備蓄の約11%で、日本全体の約10日分の消費量に相当)が備蓄されています。洋上備蓄基地は世界的にも珍しく、国内ではここ白島と長崎県の上五島備蓄基地のふたつだけなんですよ。

こちらは、響灘埋め立て地に並ぶ風力発電の風車群。このあたり一帯は次世代エネルギーパークとなっており、風力だけではなく大規模な太陽光やバイオマスなどによる発電が行われています。2019年現在のエネルギーパーク全体の発電量は34万kW。北九州市の電力需要の23%を賄っていますが、将来的には、需要を遥かに超える160%の発電量を目指しているそうです。

それはさておき、バードウォッチングの話題に戻りましょう(笑)
鷹の渡りを期待しつつ再び周辺を散策。今回も野鳥に出会えました。ノビタキかと思ったのですが、ブログ仲間のarubinoinkoさんによると、コサメビタキかサメビタキだそうです。野鳥の判別は素人には難しいですね(^^;;

もっと日のあたる場所に移ってよ~という願いを聞き届けてくれたのか、別の枝に移動してくれました~♪

クリッとした目が可愛いこと(*^^*)

さて、野鳥ウォッチングから戻ってみると、私がいない間にオオタカとハチクマが現れたとのこと。またもや見逃してしまいました

その後2時間ほど待ちましたが、上空を舞っていたのはほとんどがトンビ。

これは"つがい"なんでしょうか。2羽のトンビが仲睦まじく、ゆっくりと上昇気流に乗って舞い上がっていきました。

こんなに高くまで上がるんだ~とちょっと感動。気持ちいいでしょうね~♪

仏舎利塔付近の稜線の上に3羽舞っていますが、双眼鏡で見ていた浜名さんによると、このうちの1羽はミサゴだったそうです。

これもトンビですが、背中が見えたので……。

待った甲斐あって、ミサゴが姿を見せてくれました。同じ種類のタカでも、翼の下の模様は個体ごとに異なるのだそうです。

私たちの上空を優雅に旋回しています。

時には、魚をくわえたまま飛翔していることもあるのだとか……。

鷹ウォッチングを終了して駐車場に向かっていると、航空自衛隊芦屋基地のT-4が数機、南西方向に飛び去って行きました。

せっかく若松に来たんですから、天ぷらの丸窓に寄らずには帰れません(笑)
お昼前だというのに閉まっていて、店の前には完売御礼の看板が……。でも大丈夫! ちゃんと予約しておきました (^-^)ゞ

次から次へと揚げられていく天ぷら。ふわふわで美味しいんですよ~♪
妻の実家へのお土産分を含めて20枚買って帰りました。

大正レトロな建物が残る若松南海岸通り。ボラードや錨をイメージした柵と石畳の歩道がいい雰囲気です。

このあたりには、海保庁巡視艇のミニ桟橋が連なっています。

年月を経てすっかり風格が出てきたウッドデッキ。
南海岸通りには、天然酵母を使った丸屋のあんぱん(旧古河鉱業若松ビル)や、同じく天然酵母のクロワッサンで人気の三日月屋(旧石炭会館)など、近くに来たら立ち寄りたい店がたくさんあります。

タカの仲間でも渡りをするタカと、日本に留まるタカがいるそうです(私が見逃したオオタカは幼鳥で、渡りをせず石峰山で生息しているとのこと)。鷹の渡りもそろそろ終盤のようです。残念ながら、今年は鷹の渡りを見ることはできませんでしたが、最後の最後でミサゴが現れてくれたので大満足。次の機会には、準備万端整えて鷹ウォッチングに臨みたいと思います(^^)/~~~
これでdukeさんも、立派なバーダーですね!
ようこそ鳥撮りの世界へ(笑)
望遠レンズ、欲しくなりますよ(笑)(笑)
今年の私の渡りは、不完全燃焼のまま終了しました😂
写真の小鳥は、ノビタキではなく、コサメビタキかサメビタキではないかと…
正面が見えないのでおそらくですが…嘴の下部も見えるとなお確定できるのですが…
お腹に縦斑があればエゾビタキ、嘴の下部が黄色ければコサメビタキ、そうでなければサメビタキです。
渡りを見るだけでなく、景色も良く、いい場所ですね!
dukeさんのブログに鳥さんが増えていく…楽しみです〜😆❗
2羽のトンビが天高く飛ぶ写真、すごく美しいですね。空の色も雲も絶妙で。本当に気持ちよさそうです!
こういう姿を見ると、あんな高みを飛ぶ鳥たちから、わたしたち人間はどう見えるんだろう?って思います。大地に這いつくばっている憐れな生き物に見えるんじゃないかしら。
小鳥たちも可愛いし、天ぷらが美味しそう♪あと何気に飛行機にも巡視船にトキメキました。
海も空もきれいですてきな1日ですね。いいなー。
情けない写真で恥ずかしいのですが、arubinoinkoさんに鷹の渡りを見に行ったことの証拠をお見せしたくて記事にしました(笑)
いつか鷹柱を私も見てみたいです。
一緒になった浜名さんに伺ったのですが、白樺峠は目の前のほぼ同じ高さで鷹を見ることのできるすごい場所だそうですね。
ノビタキ、ハズレでしたか(^^;;
載せなかった写真を見ると、下の嘴の根本部分が黄色いようにも見えますが、はっきりしません。
お腹は見えませんでした。
鳥の写真は難しいです。
増えるといいのですが、その前に望遠レンズでしょうか。
小遣い増やしてくれないかなぁ…(笑)
2羽のトンビ、ずうっと一緒に昇っていったんですよ。
雲の高みを目指しているようにも見えました。
大学時代グライダー部だった友人は、機体と一体になると風の流れがわかると言っていました。
高度や速度は、計器を見なくても肌で感じるそうです。
機械に頼ることをやめたら、人間も鳥に近づくことができるのかもしれませんね。
鳥の視線はわかりませんが、ふとそんな事を思いました (^-^)ゞ
丸窓の天ぷら…魚のすり身を揚げてこんなにふわふわの食感になるなんて、北九州に住むまで知りませんでした。
私も艦船や飛行機には思い入れが強く、じーんと込み上げてくるものがあります。医療関係者への敬意と感謝を示すブルーのフライバイを見た時は涙が出ました (^-^)ゞ
本州太平洋側は、台風14号の影響で雨が強まりそうです。
気をつけてくださいね。
さすがですね~~
何でもお出来になるのですね・・・
私のパソコンの先生や仲間の皆様は撮影のベテランさんばかりであちらこちらに撮影に行かれているようです。以前、私がパソコンのことがわからないときに
門司のどこかにハチクマの渡り道があるということを
話されていた記憶があります!
*** (私も艦船や飛行機には思い入れが強く、じーんと込み上げてくるものがあります)** 山田先生の話や私がダンスを習ってきた航空自衛隊出身の田中先生もいつも飛行機を見ると感慨深げです。(田中先生は91歳:山田先生は80歳)
Duke様の知人の田中さんもおしりあいでしたね・
インパルスの空を見るために私も芦屋の航空基地に
入れていただきましたよ。美保の松原(島根だったかしら?)立ち寄ったことがあります!
素敵な晴れやかな写真を見せていただきました!
てんぷらもおいしそう~~出来立てが良いですね
売れきれるほど、人気店なのですか?
話があちらこちらに散歩してごめんなさい
おいしそう~
たくさん食べられそうです。
そしてあんぱんのおいしいお店もあるんですね。
いいですね~
絶対にあっちもこっちも寄って買いますね。
野鳥の撮影はほんとに難しいです。
お褒めいただいて嬉しいような、穴があったら入りたいような複雑な心境です(笑)
ブログ仲間の方の「鷹の渡り」についての記事を読んで興味が湧いたんです。
北九州では、門司の風師山、八幡の皿倉山と若松の高塔山の3ヶ所が渡り観察のポイントということで出かけてきましたが、そうそう簡単には見せてくれませんね(^^;;
芦屋基地だけではなく、鳥取の美保基地でもブルーインパルスをご覧になったんですか。
技を極めた、めくるめく世界の一端を見せてくれますね。
丸窓の天ぷらは、冷えても美味しいのですが、やはり揚げたてのふんわり感は特別です。
できたら一度は、買ったその場で(という訳にはいきませんから、車の中で)味わってほしいです(笑)
マスコミに取り上げられることも多い店なので、お昼には売り切れることが多いです。
予約は必須ですよ〜
九州では、魚のすり身を揚げたものを何故か「天ぷら」と言うんですよ。
すり身を揚げて丸く成形したものを「まる天」と言って、これをうどんに載せたものが「天ぷらうどん」なんです。
普通の天ぷらも「天ぷら」と言いますから、ややこしいですね。
私も最初は戸惑いました(笑)
丸窓の天ぷらは魚のすり身を揚げたもので、いわゆる天麩羅ではないんですが、これはこれで美味しいですよ。
若松区のこのあたりには、丸窓の天ぷらや丸屋のあんぱん、三日月屋のクロワッサンとか、昔ながらのチリンチリン豆の各種煮豆など、庶民の味がいっぱいなんです。
北九州に来られる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね〜♪
鳥は動きが早いからなかなか撮るのが難しそう!
それにしても、目がクリっとした小鳥は可愛いです (^^♪
あ、これにはまると、バズーカみたいな武器が必要になりますね〜 (^。^)
ブロ友さんに触発されて、鷹の渡りを見に行ってきました。
結果的には渡りを見ることはできなかったのですが、ベテランさんの興味深い話を聞けたし、ミサゴが現れてくれたし、楽しめた一日でした。
ただ、ずっと上を見てると首が痛くて長続きしません(笑)
いい写真を撮るためには600ミリ、最低でも400ミリのレンズが必要でしょうが、重いしかさばりますよね。
その上三脚なんて、私にはとてもムリです (^-^)ゞ
手軽にいきたいと思ってます〜♪