ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

ミュージカル MATA HARI

2022年08月11日 | 映画や小説
北九州の台所と呼ばれ、市民から親しまれてきた旦過市場一帯で火災が発生したのは今年の4月。復興のために1億円近い寄付が集まり、大量の瓦礫処理があさってには完了する見通しとなるなど、いよいよ復旧への道筋が始まろうとしていた矢先、再び大規模な火災が起きました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
この煽りを受け、83年の歴史を刻んできた昭和館が焼け落ちてしまいました。上質な映画を厳選して上演し、映画文化の継承発展に深く関わってきた映画館なので、残念で悲しくて言葉もありません。市民として、一映画ファンとしてできることを考えたいと思います。
🍀
元宝塚星組トップスター柚希礼音さん主演(愛希れいかさんとのダブルキャスト)のミュージカル『マタ・ハリ』を、DVDで観る機会がありました。柚希さんのソロコンサート『REON JACK』シリーズに感銘を受け、ミュージカルも是非見て観てみたいと思ったのです。
『マタ・ハリ』は2018年に日本初演。この時も柚希礼音さんがマタ・ハリ役を務め、圧倒的な存在感とカリスマ性で観客を魅了したそうです。


物語の舞台は1917年、第一次世界大戦下のパリ。戦争の暗雲が立ち込める中、ヨーロッパ中で大人気を博すジャワ出身を名乗るダンサー、マタ・ハリは、国境を越えて活動する自由を手にしていました。そんな彼女に目を付けたフランス諜報局ラドゥー大佐は、フランスのスパイとして働くよう執拗に要求します。マタ・ハリは拒絶しますが、大佐は彼女が封印した過去を公にすると脅迫。生きるために辛酸を舐めてきた彼女にとってそれだけは耐え難く、一度だけスパイを務めることを決心します。一方で、マタ・ハリは偶然出会った偵察機パイロットのアルマンと運命の恋に落ちていきます。戦争の終わった世界へ思いを馳せる二人ですが、戦争の影が彼女の運命を歪めていきます。


ソロコンサート『REON JACK』も、ミュージカル『マタ・ハリ』も素晴らしかったです。柚希礼音さんをはじめ、宝塚や宝塚出身の方の舞台を観たことがありませんでしたが、機会があれば劇場に足を運びたいと思いました。
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映画『犬部!』と「ハナコプロジェクト」

2022年08月08日 | 映画や小説
『犬部!』監督: 篠原哲雄、脚本: 山田あかね、出演: 林遣都、中川大志、大原櫻子、浅香航大
行き場をなくした犬や猫を保護して世話をし、必要なしつけを行って、新しい飼い主を探すという活動を行った「犬部」。北里大学獣医学部(青森県十和田市)に在籍する学生たちが立ち上げたボランティアサークルです。
周囲からは変人扱いされる獣医学部の花井颯太のアパートは、保護した犬や猫でいっぱい。ある日颯太は、大学の生体実習のため安楽死させられるはずだった一匹の実験犬を救ったことをきっかけに、ひとつでも多くの命を救うため動物保護活動を行う「犬部」を設立。颯太の思いに賛同して集まった同級生の柴崎涼介らとともに、「犬たちを幸せにしたい!」という一心でサークル活動に奔走し、やがて卒業の日を迎えます。それぞれの夢に向かって羽ばたいていった仲間たちですが、16年後、獣医師となっても保護活動に情熱を注いでいた颯太が逮捕されたというニュースに愕然とします。思わぬ事態に、再び集まることになった彼らを待っていたものは……。


映画『犬部!」は、片野ゆかさんのノンフィクション、『北里大学獣医学部 犬部!』を基に、テレビディレクターで作家の山田あかねさんが脚本を担当して制作されました。山田あかねさんは、フジテレビ「ザ・ノンフィクション」で『犬と猫の向こう側』や『花子と先生の18年』、NHK BSプレミアム「家族になろうよ 犬と猫と私たちの未来」など、犬や猫をテーマにしたドキュメンタリー作品を数多く手がけてこられました。『犬に名前をつける日』(キノブックス)、『犬と猫の向こう側』(扶桑社)、『犬部! 映画小説版』(朝日文庫)、『犬は愛情を食べて生きている』(光文社)などの著作もあります。

その山田あかねさんは今年5月、やはり大の動物好きで、かねてから保護犬・保護猫のために何かしたいと仰っていたという俳優の石田ゆり子さんとともに、ハナコプロジェクトを設立されました。ハナコプロジェクトは、飼い主のいない犬と猫の医療費を支援する団体です。


同封されていた「ゆりごろう王国シール」。石田ゆり子さんが一緒に暮らす犬や猫を撮影したものだそうです。


沖縄に住んでいた頃、妻が山田あかねさんの取材に同行する機会があり、私もドライバーとしてご一緒しました。映画を観ながら、その時のことを懐かしく思い出しました。
写真は、この時ご案内した米軍楚辺通信所。通称「象の檻」と呼ばれる施設です。


その前年に開通した古宇利大橋を渡って古宇利島へ。ビーチを散策する山田あかねさんが写っています (^-^)ゞ
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沖縄居酒屋 はんじろう

2022年08月06日 | 居酒屋
ちょっと前になりますが、甥を誘って折尾駅前の沖縄居酒屋はんじろうを初訪問。去年オープンして以来、ずっと気になっていたお店です。「折尾店」とあるところを見ると、他にも店舗があるのかもしれません。


明るく開放的な店内には、カウンター5・6席と4人掛けのテーブル席が5つ。週末(土・日)はランチから営業しているそうです。


オリオンビールに残波。沖縄で2年暮らしたので、こんなポスターにも懐かしさを感じます (^-^)ゞ


甥と私はハートランド生ビール。妻はシークワーサーサワー(ノンアル)を注文。


席だけの予約だったので、すべて単品で頼みました。まずは、沖縄ならではのピーナッツ豆腐、ジーマーミから。ねっとりとした食感がいいですね。


沖縄の島豆腐を使ったサラダ。島豆腐は、製造過程でしっかり水を切ってあるのでずっしりとした重みがあり、一般的な豆腐よりも堅いのが特徴です。ドレッシングが好みの味でした。


沖縄料理と言えば、ゴーヤチャンプルーは外せませんね。もちろん、フーチャンプルーやソーミンチャンプルーなどもあります。


甥が頼んだハブボール。ハブ酒を炭酸で割ったもので、クセはなく少し甘みのあるハイボールでした。(これは私の勘違いで、ハブボールはハイボールにハブパウダーを加えたものだそうです)


紅いものコロッケは妻のリクエスト。


ビールの後は泡盛の古酒を。銘柄は「琉球王朝」でした。


島らっきょうの天ぷらは、宮古島の雪塩でいただきます。


泡盛のお供には、豆腐よう(唐芙蓉)が一番です。沖縄が琉球と呼ばれた時代、中国から伝わった豆腐の発酵食品「腐乳」が、琉球オリジナルな変化を遂げて豆腐ようになったのだそうです。チーズを濃厚に、更にねっとりさせたようなもので、爪楊枝を使って食べます。


泡盛をお替り。今度は残波です。


もずくの天ぷらが食べたかったのですが、メニューになかったので、代わりにもずくのヒラヤーチーを注文。「ヒラヤーチー」とは、小麦粉を出汁で溶いて好みの具材を加えて焼く、お好み焼きに似た沖縄の家庭料理です。


「はんじろう」に行ったのは、第7波が拡大する前の6月中旬。ようやくあまり気にせず外食を楽しめるかなぁと思えた時期なのですが、その後は急速に感染者数が増加していきました。日本は今や、世界最大の感染国。そろそろピークアウトしてほしいと切に願う今日この頃です (^-^)ゞ

沖縄居酒屋 はんじろう居酒屋 / 折尾駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

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週末は男子ごはん~中華風やわらかチャーシュー

2022年08月03日 | 男子ごはん
先月から始めた北九州市の健康アプリ「GO! GO! あるくっちゃKitaQ」のウォーキング履歴によると、7月の歩数は441,870歩。一日平均では14,254歩でした。北九州市全体ではまだベスト100にも入りませんが、居住区単位では22位だそうです。炎暑の夏にしては、まずまずよく歩いたと言っていいかもしれません (^-^)ゞ と言っても、エアコンが効いたジムでのウォーキングやスタジオレッスンばかりで、炎天下を歩いた訳ではありませんが……💦


《チャーシュー》堤人美『毎日大活躍の圧力鍋』
さて、今週の男子ごはんです。まずは、甜麺醤やオイスターソース、八角などを効かせた中華風チャーシューから。前回(3月)と同じく、豚の肩ロースかたまり肉を使いました。
塩・胡椒・醤油を擦りこんだ肩ロースを電気圧力鍋に入れ、ごま油で炒めます。全面に焼き色をつけたら、長ねぎの青い部分、潰したニンニク、生姜の角切りと煮込みダレ(水、酒、甜麺醤、オイスターソース、マーマレード、八角)を加え、厚手のペーパータオルで落し蓋をして25分ほど加圧。圧力が下がるのを待って、ゆで卵を加えてさらに10分煮詰めたら完成です。
これには、先日買っておいた「酵母の泡 ベーリーA ルージュ」を合わせました。山梨県産のマスカット・ベーリーA100%から造られた泡ルージュは、きめ細かい泡が長く続き、やわらかな酸味と甘い香りが印象的。赤ワインのコクや旨みも失われておらず、美味しく飲みごたえのある1本でした。


《ゴーヤともやし、ニラの卵炒め》村山由紀子『スパイスおつまみ』
ゴーヤの苦みは、夏バテを癒してくれそうなイメージがありますね。実際、この苦みには食欲増進作用があり、肝機能も高めてくれるのだそうです。そう聞くと、ゴーヤって実に飲ん兵衛向きの夏野菜だなぁと思えてきます(笑)
ゴーヤの卵炒めのレシピに、もやしとニラを加えてボリュームアップしました。ごま油とニンニクの風味がお酒にはぴったり。ゴーヤのおかげで夏バテ知らず! 食欲・飲み欲、ともに全開ですヽ(^o^)丿


《鶏肉のトマトねぎだれ》Nadia「さっぱり!鶏肉のトマトニラだれ」
ひと口大に切った鶏もも肉に、塩・砂糖・酒で下味付け。この間に、砂糖、醤油、酢、ごま油、すりごま、おろしニンニク、おろし生姜、塩、胡椒をボウルに入れて混ぜ合わせ、トマトの角切り、ねぎの小口切りを加えて和えておきます(香味だれ)。ごま油でズッキーニ(レシピ外)の両面に焼き色をつけ、下味をつけて片栗粉をまぶした鶏肉を追加。こんがり焼けたら皿に盛りつけ、香味だれをかけてき上りです。レシピではねぎではなくニラなのですが、上のゴーヤの卵炒めで使い切ってしまったため、ねぎで代用しました (^-^)ゞ でも、すりごまやごま油の風味、砂糖・醤油・酢のバランスがよく美味しかったです。今度はレシピどおり、ニラでリピしたいと思います。


《中華風ピリ辛たまご》Nadia「中華風ピリ辛おつまみたまご」
ボウルに4等分したゆで卵を入れ、辛味ダレ(ごま油、豆板醤、コチュジャン、おろしニンニク、鶏がらスープの素、白ごま、糸唐辛子)をかけて、崩れないよう静かに和えます。器に盛って、ねぎの小口切りと追加の糸唐辛子を散らしたらでき上り。豆板醤の辛みがかなり効いていますので、辛いものが苦手な人は少なめにした方がいいかもしれません。


《辛麺》Nadia「簡単旨すぎ♡我が家流『辛麺』」
冷たい麺が続いていましたが、時には"辛さをもって夏を制する" 逆療法。汗をかきながら、辛麺で暑気払いです (^-^)ゞ
ごま油でニンニクのみじん切りを炒め、香りが立ったら豚のひき肉を、更に豆板醤とコチュジャン(レシピ外)を加えてしっかり炒めます。水・鶏がらスープの素(味覇)、醤油を加えて煮立て、ニラともやしを投入。再沸騰したら、溶き卵を回し入れて火を止めます。ゆでて水気を切った中華麺を器に入れ、スープをかけたらでき上り。ニンニクをたっぷり目に加えるのがポイントです。ちなみにトッピングしたのは、最初に載せた自家製チャーシューです (^-^)ゞ
余ったスープは、温め直してそのままスープとして食べても、白いご飯を加えてクッパ風にしても美味しいですよ。


桐花さんのブログ"beauty and harmony"で紹介されていたフローズン・ピーチ・ハイボール。桃の香りが漂ってきそうだったので、私も作ってみました (^-^)ゞ

手元にあったBOW MOREでは、その燻製香が桃の香りや優しい甘みをスポイルしてしまう難点が……。そこでこの後は、ウォッカのピーチ・ハイボールに変更しました (^-^)ゞ クセのない甲類焼酎でも大丈夫だと思います。

今週のデザートは大きな若松潮風Ⓡプレミアム。12~13㎏はあるでしょうか。隣の電気圧力鍋が小さく見えますね。


完熟するのをギリギリまで見極めて収穫されるので、大きくて糖度が高いのが特徴です。去年の夏からブランド化された潮風プレミアムは、玄界灘の潮風を浴びる海岸沿いの畑で、粉末にした豊前海ひと粒かきの牡蠣ガラなどを与えて育てられます。


実は今年、新たに若松潮風Ⓡプレミアム"アムール"という黄色いスイカが仲間入りしました。甘さを追求して開発された「金色羅皇(こんじきらおう)」という品種で、従来の”プレミアム” の糖度12度以上に対して、”アムール”は17度を追求しているそうです。
ジムの友だちがお裾分けしてくれたので、さっそく試食しました。高い糖度ながら爽やかさを感じる甘さで、果肉はきめ細かくなめらか。めちゃめちゃ美味しかったです。
コメント (18)
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韓国酒場 コッキオ@KITTE博多

2022年08月01日 | 居酒屋
嬉野・有田・伊万里など佐賀県西部をめぐる日帰りツアーを終え、バスはJR博多駅に到着。折しもこの日は、「追い山ならし」と言って、博多祇園山笠のフィナーレを飾る「追い山」のリハーサルが行われていた関係か、駅構内も道路も結構混雑していました。
山笠は、博多の総鎮守櫛田神社に奉納される、770年余の歴史をもつ福岡伝統の祭りで、見せるための「飾り山笠」と、担いで町を駆け抜ける「追い山笠」の二つがあります。


博多駅に展示されていたのは、博多駅商店連合会の十三番山笠。15mほどの高さがある大きな飾り山笠です。


山笠の飾りつけには標題(テーマ)がありますが、今年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の人気を受けてか、鎌倉、源頼政や義経に関するものが多かったそうです。この十三番山笠の標題も「いざ、鎌倉」とされていました。


裏面のテーマは「報道ワイド記者のチカラ」。表と裏で異なるテーマで飾り付けられるんですね。


さて、帰路につくには少しばかり後ろ髪を引かれる時間帯。飾り山笠のすぐ近くのKITTE博多で軽くつまんでいくことにしました (^-^)ゞ
エレベータを降りると目の前にあった韓国酒場コッキオに即断即決。今年の6月オープンしたお店のようです。


電飾に使われているのは、韓国焼酎ソジュの空き瓶。ユニークですね。


韓国の屋台を思わせる店内に、溢れるハングル文字 (^-^)ゞ


私は、スーパードライの生をメガジョッキで。妻はノンアルの蜂蜜柚子を注文しました。


突き出しのあさり。ピリ辛でなかなか美味しかったです。


ミニキンパ。


タコの辛味炒め、ナクチポックン。「ナクチ」は手長タコ、「ポックン」は炒めること。唐辛子を効かせたかなりの激辛料理です。この料理、釜山で食べたことがありますが、もう少しスープが多く、鍋に近い感じでした。


追加注文はスマホからでもOK。タッチパッド注文に近い感覚です。(もちろん、スタッフの方に頼んでも大丈夫です)


「シャンディーガフ」という飲み物があったので好奇心から注文したところ、ジンジャーエールとビールを合わせた、ちょっと甘めのカクテルでした~💦


こちらはトッカルビ。カルビを細かく刻んで焼いた韓国風ハンバーグです。


ダシが効いた卵ふわふわのケランチム。「ケラン」は鶏卵、「チム」は蒸し物という意味だそうです。


全国的に厳しい猛暑が続いていますね。福岡でも明日は最高気温が体温を上回りそうで、こうした天気が今週・来週と続きそうです。サウナのような暑さに辟易とする毎日ですが、この2週間が今年の暑さのピークと言われていますから、今が我慢のしどころなのでしょう。今月後半には熱波も収まって、多少なりとも涼しくなってくれることを期待したいですね。

韓国酒場 コッキオ KITTE博多店韓国料理 / 博多駅祇園駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

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