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私が愛した東京電力 @蓮池 透


今日は24節気の小寒。  「寒の入り」とも言いますが、これから節分までが、冬の寒さが一番厳しい時期です。
今日は仕事の方は年末年始の変則勤務の関係でお休み。
暮れに図書館にリクエストして今年になって手にした「私が愛した東京電力」を読んでいます。

東京電力に勤めて福島第一原発に関わってきた当事者である蓮池さんの書いた文を読むと、事故を起こした東電の企業体質のみならず、それを容認してきたいまの社会の在りかたそのものを考え直すことが必要だと痛感させられます。
たまたま今日の朝刊(朝日)にも半藤一利さんが、日本人は原子力を制御できないと分かっていながら「安全神話」を信じ、エネルギー政策を誤ってきた結果として今回の災害があった、3・11を第二の敗戦ととらえて再スタートすることが必要だという様なことを書いていました。


元日の震度4にも驚かせられましたが、3・11から300日(4日がそうでしたね)を経てなお余震が続き、大自然が人間に記憶を風化させることを戒めているようにも思える時期に手にした一冊です。

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