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関西テーラー&東山IVY

河井寛治郎記念館へ向かう途中、開館時間に少々早く着いたので、馬町のバス停から緩い下り坂を下り、周辺を一回りしたところに赤レンガの立派な建物が!
手前の碑を読むと『たばこ製造工場発祥之地』とあります。
『明治23年に村井吉兵衛わが国初めて両切紙巻きタバコを製造。同32年米国タバコ会社と合同して村井兄弟商会を設立し、その名声は世界のタバコ商として知られる。 
明治37年煙草専売法の実施により国営となり建物は専売局専売公社の京都工場となり村井の技術が大いに役立つ』と…
ちなみに建設年は1900年だそうです!!!

倒れそうな隣の町屋を支えるツッカイ棒をくぐると裏手は東山IVY(ひがしやまアイビー)。
この100余年前のレンガ建物は、2005年10月15日から「短期滞在型賃貸住宅」として再利用されているそうです。



上の写真と反対側から
倒れそうな町家へお爺さんが入っていきます。

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なかじん 9月2日昼食

虚無蕎望 なかじん このブログでは2度目の登場です。

前回お邪魔したときにいた、お弟子さん風の男性スタッフが今日はお休みなのか、ご主人が一人で蕎麦がきからなにから拵えていました。
カウンター席に座って最初にいただいたのがこちら。
メニューには無かったんですが、「お待たせしちゃって」と言って、青菜と湯葉のお浸しを出してくれました。
器も凝っていて素敵! 午前中に寄った河井寛治郎記念館にあってもいいような器です。


今回は「そば三昧」をいただいたので、コースの最初がこの「そば粥」。
粥というより濃いポタージュのような感じ!梅を混ぜながらいただきます。


コースでは粗碾きそばが間に入るんですが、一気呵成にいただいたので写真は省略。
ご覧になりたい方は前回を参照してください。
続いて供されるのが、フンワリとした蕎麦がき。


コースの最後は、芯のみを石臼で製粉したせいろ。
本当に炊き立てのご飯のような甘い香り♪


ぜいたくなお昼ご飯でした。
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祇園畑中 9月3日朝食と知恩院



2泊目の朝はお粥さんをいただきました。

朝食の前に円山公園を抜け、1953の菩提寺(傳通院)の総本山;知恩院さんへお散歩。
普段は仏さんに手を合わせることなどないのですが、早朝の清々しい空気とお香の香りに食欲も進みます。
(本堂は撮影禁止ですが、仏様は写らないよう気ぃ使いましたんで許してください)
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河井寛治郎記念館


東山五条の河井寛治郎記念館。
氏は陶芸家と紹介されることが多いが、木彫や照明器具から家具の意匠まで、広くデザインをしていたことをこの記念館で見て知りました。

民藝を基調とする分厚い陶器より、朝鮮の家具などを参考としたインテリアデザインの方に興味を覚えます。


東北地方の民具。背負子でしょうか?


神棚の注連縄。なぜか土偶を連想しました。


かつて五条坂界隈に沢山あったという登り窯。手前から2つ目の口が氏の好みだったそうです。


登り窯奥の工房。


二階和室の床の間。


囲炉裏の前で


今もニューヨーク製の手巻きの柱時計が時を刻んでいます。

一度は訪れてみたい、ゆったりとした時間が過ごせる空間です。
(夏季及び年末年始は休館日に注意! 075-561-3585)
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杉浦日向子の食・道・楽



早いもので、あの9・11から5年。
この5年の間に、日本も含めて取り返しのつかない方向に踏み出してしまった、と感じているのは私だけでしょうか?

話は変わりますが、去年の7月に46歳で亡くなった杉浦日向子氏の最近の著作をまとめたものが、一周忌にあたる今年の7月に新潮社から出版されました。
氏は言うまでもなく、江戸文化の研究で名高かく、蕎麦好きのebi1953としては、その道の先達として、書き下ろしのソバ屋ガイド「ソバ屋で憩う」(97年11月初版)を座右の書として全国の蕎麦屋巡りに際し首っ引きで参考としてきました。

カバーや中のページに散りばめられた、愛用の酒器も趣きがあってなかなか綺麗だし、巻中、江戸人は「闘病」という言葉を用いず「平癒」を願っていたことなど紹介されており、氏の日常の考え方が偲ばれる好著です。

初出・発表誌未詳となっているので、氏がいつ何を思って書いたのかは判りませんが、巻末にある 「《最後の晩餐》塩ご飯」 を紹介します。

 『なにか一品と問われれば、答えるものは、決まっている。塩ご飯。
 冷や飯に塩をパラッと振る。冷や飯とは、その日炊いた飯が、室温に冷めたもので、冷蔵庫に一旦入れた飯では困る。昨今、飲み屋でヒヤというと、ガラスの盃を出され、ふっとイヤな予感がすると同時に、キンキンに冷えたのが来る。本来ヒヤとは室温に定まっている。キンキンのは、はっきり「レイシュ」と呼ぶべきだ。
 米、炊き方、塩は、頼む人に任せる。深い木椀、しっかりした木の箸で、もくもくと食べたい。白湯の冷ましがあれば重畳。
 家族にも、もし先立ったら、仏壇には塩ご飯と頼んである。酒は好きだが最期に飲みたいと思わない。ほんとうの酒飲みではないのかもしれない。 =後略=』
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長坂 翁

京都でいただいたお蕎麦の記事をアップしようとして、ふと振り返ると「翁」の記事がないじゃないですか!で、慌てて書いたページがこちら。

前回訪れたのは8月下旬。石和温泉に泊まって翌日の昼食にお邪魔しました。その前が4月中旬。山高・神代櫻の盛りの頃、我ながらあの不便な所にある蕎麦屋に随分足繁く出没したもんだと思います。
(神代櫻については、記念すべきこのブログの第1ページの「神代櫻」からリンクを張ったアルバムをご参照ください。)

お店は静かな林の中。前の庭には普通の家が一軒立つくらいのスペースの贅沢な犬小屋?というより「運動場」と、お客さん用のベンチがあってウェイティングできます。


お蕎麦は「ざる」と「田舎」の二種類。4月に行ったときには「田舎」をいただきました。


挽きぐるみで香りもコシも強い「田舎」。しっかり・どっしりとした食感です。


8月に再訪したときには「ざる」をいただきました。


蕎麦の殻を剥いてから挽いてあるので、淡いうぐいす色です。
「田舎」と比べると香りはやや弱めですが、喉越しのよさではこちら!


いつか機会があれば、は翁の創業者・高橋さんがいる広島まで行ってみたいな
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出汁巻き玉子@松露

東京・築地の場外市場にある「松露
玉子焼きでは錦の三木鶏卵と並んで有名なお店です。



先週の木曜に、場外市場へ行った方からのいただきものです。
艶々した断面からはジンワリと出汁が滲んで… ゴックン!

個人の好みとしては、チョッと甘口ですが大根おろしを添えて美味しくいただきました。(感謝!)
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ル・プチ・メック

京都の「お土産」で買ってきて翌朝の食卓に登場したのがこちら。


ル・プチ・メック」さんはホテルへの卸が本業とかで、お店で小売(イート・インもあり)してるのは、金・土・日の3日のみ。
今回は夕食付きの旅館泊まり&蕎麦屋巡りの予定のため、エスカルゴなどの載った美味しいパンを店内で食べられないので、「お土産」にできる「日持ち」しそうなパンしか紹介できないのが残念!

手前から、ハムと黒オリーブが入ったパン。
上にかかったチーズが香ばしい。


真ん中のが渋皮付きの栗とオレンジピールのパン。
たまたまこの断面には栗が殆んど見当たりませんが、他のとこをかじったら大きな栗と遭遇!オーブンで温めるとオレンジが香りたちます。


一番奥のが、ベーコンと玉葱。
もともと相性がいいベーコンと玉葱のマリアージュが美味しくないはずはありません!


「ル・プチ・メック」さんは2回目の登場。前回紹介したページはこちらを。
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祇園畑中 9月2日夕食

先付・胡桃豆腐赤味噌添え 煮鮑 他
濃厚な胡桃の味! 鮑が物足りなく感じちゃいます。


八寸・フォアグラ真丈 畳鰯雲丹焼 水菜と松茸のお浸し 鴨西京焼 鰻八幡巻
フォアグラ真丈は菊の形のお皿の後ろの方にチンマリあります。フォアグラはほんの少しでした。
右の高杯に入っているのが水菜と松茸、他の茸でも応用が利きそう。


御向・汐尾 鯛(瀬戸内産) 本鮪(勝浦)
この「汐尾」って書いてあるのが読めないんです。食べた感じはシマアジなんですが…


御椀・鱧葛叩き 他
モチロン美味しいンですが、鱧は白焼きの方がいいかなぁ?


蓋物・甘鯛蓮蒸し 焼賀茂茄子
ここらへんは流石!って感じ。茄子がお出汁を吸ってホント美味しい!


焼肴・かます味噌幽庵焼
ホッコリとした美味しさ。


台物・鱧摘み揚げ 鱚薄衣揚げ
あっさりとした塩味でいただきました。


御飯・松茸御飯
あ~日本の秋を堪能!


留椀・赤出汁 湯葉


果物・黄金桃
本当に濃厚な味と甘さにビックリ!
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祇園畑中 9月2日朝食


左は竹筒のお豆腐と薬味。
中央左下 白飯から時計まわりで出汁巻き卵・昆布佃煮・ちりめん山椒、お茶(天井の模様が映ってる)、飛龍頭の含め煮、味噌汁、香の物、中央がモズク。
右は鱚の一夜干よサヨリの味醂干し。
奥が西瓜。
ご飯党としては大満足
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