第15話「守るべきもの」
物語はこう。
「行方不明だったクレアが帰ってくるが、飛行機に乗るまでの記憶しかないと言う。サイードらはただクレアが戻れるはずがない、スパイではないかとまで言い出す。一方、森でチャーリーとジンが歩いていると、イーサンが現れ、チャーリーがクレアを連れてこないと仲間を1人ずつ殺すと脅す。
ジャックらは相談の結果、陣地の周りに歩哨を立てることにするが、1日目が開けると海からやってきた男に仲間が襲われる。武器もなく、このままでは毎日1人ずつ殺されると確信したジャックは、ケイトに言われた通り、銃を使うことを決意。クレアをおとりにしてイーサンをおびき寄せ、捕らえる計画を実行するのだが」
今回は回想の上手い使い方を見せてもらった。
チャーリーが過去を回想する。
バンド・ドライブシャフトが事実上、解散して金を稼がねばならなくなったチャーリーはこんなことを考える。
金持ちの娘と懇意になって金を掠め取る。
実際、娘の実家にはルーズベルトの煙草入れなど、売ればお金になるものがたくさんあった。
チャーリーはわくわくするがやがて気持ちが変わってくる。
娘のことを本気で好きになるのだ。
娘を本当に守れる男になるためにコピーのセールスマンの就職までする。
しかし人間は弱いもの。
チャーリーは葛藤をしたが、負けてルーズベルトの煙草入れを懐に入れてしまう。
そしてコピーのセールスの時、緊張のあまり吐いて病院へ。
スーツからは煙草入れが見つかって、チャーリーの真意を娘は知ることに。
娘は怒ってチャーリーに尋ねる。
「あなたがわたしに近づいた意味もわかった。クスリをやめられないのもわかった。でも、ひとつ教えて。なぜ就職しようと思ったの?」
チャーリーは「彼女を守れる一人前の男になりたかったから」と答えるが、罪を犯してしまった後では、受け入れてもらえない。
チャーリーの回想はこうした裏切りと悔恨の物語だった。
そして同時並行して進行する島での現実。
イーサンのもとから戻ってきたクレアをチャーリーは守ると言う。
クレアは記憶をなくしていて、以前の様にチャーリーを信用できずにいる。
そんな頑ななクレアの心を何とか開こうとするチャーリー。
そしてチャーリーは驚くべき行動に出る。
クレアを奪回しようとしたイーサンを打ち殺すのだ。
ジャックたちはイーサンを掴まえて情報を得ようとしたが、あとの祭り。
チャーリーがイーサンを撃った理由はクレアを守るため。
クレアは自分はどうなってもいいと言いながら、やはり自分のことを真剣に思い、行動に出てくれたチャーリーのことが嬉しい。
クレアは、チャーリーとの楽しい思い出であった「ピーナッツバター」のことを思い出したと言い、「あなたを信じる」と言う。
この様に現実ではチャーリーは回想とは正反対の相手に「信じる」と言われる結末を得ている。
うまい回想の使い方だ。
過去の苦い思い出、悔恨がチャーリーの中で教訓となって生きていて、今回は現実で活かされた。
幸せな結末を迎えることが出来た。
チャーリーの苦い過去が描かれて、視聴者はそれを知っているだけに、この幸せな結末には拍手を送ってしまう。
チャーリーはもともとすごくいいヤツだしね。
ドラッグの克服といい、チャーリーは島の生活、ドラマの中で着実に成長していっている。
やはり劇中の人物が成長していくのを見るのは気持ちがいい。
いいドラマだった。
物語はこう。
「行方不明だったクレアが帰ってくるが、飛行機に乗るまでの記憶しかないと言う。サイードらはただクレアが戻れるはずがない、スパイではないかとまで言い出す。一方、森でチャーリーとジンが歩いていると、イーサンが現れ、チャーリーがクレアを連れてこないと仲間を1人ずつ殺すと脅す。
ジャックらは相談の結果、陣地の周りに歩哨を立てることにするが、1日目が開けると海からやってきた男に仲間が襲われる。武器もなく、このままでは毎日1人ずつ殺されると確信したジャックは、ケイトに言われた通り、銃を使うことを決意。クレアをおとりにしてイーサンをおびき寄せ、捕らえる計画を実行するのだが」
今回は回想の上手い使い方を見せてもらった。
チャーリーが過去を回想する。
バンド・ドライブシャフトが事実上、解散して金を稼がねばならなくなったチャーリーはこんなことを考える。
金持ちの娘と懇意になって金を掠め取る。
実際、娘の実家にはルーズベルトの煙草入れなど、売ればお金になるものがたくさんあった。
チャーリーはわくわくするがやがて気持ちが変わってくる。
娘のことを本気で好きになるのだ。
娘を本当に守れる男になるためにコピーのセールスマンの就職までする。
しかし人間は弱いもの。
チャーリーは葛藤をしたが、負けてルーズベルトの煙草入れを懐に入れてしまう。
そしてコピーのセールスの時、緊張のあまり吐いて病院へ。
スーツからは煙草入れが見つかって、チャーリーの真意を娘は知ることに。
娘は怒ってチャーリーに尋ねる。
「あなたがわたしに近づいた意味もわかった。クスリをやめられないのもわかった。でも、ひとつ教えて。なぜ就職しようと思ったの?」
チャーリーは「彼女を守れる一人前の男になりたかったから」と答えるが、罪を犯してしまった後では、受け入れてもらえない。
チャーリーの回想はこうした裏切りと悔恨の物語だった。
そして同時並行して進行する島での現実。
イーサンのもとから戻ってきたクレアをチャーリーは守ると言う。
クレアは記憶をなくしていて、以前の様にチャーリーを信用できずにいる。
そんな頑ななクレアの心を何とか開こうとするチャーリー。
そしてチャーリーは驚くべき行動に出る。
クレアを奪回しようとしたイーサンを打ち殺すのだ。
ジャックたちはイーサンを掴まえて情報を得ようとしたが、あとの祭り。
チャーリーがイーサンを撃った理由はクレアを守るため。
クレアは自分はどうなってもいいと言いながら、やはり自分のことを真剣に思い、行動に出てくれたチャーリーのことが嬉しい。
クレアは、チャーリーとの楽しい思い出であった「ピーナッツバター」のことを思い出したと言い、「あなたを信じる」と言う。
この様に現実ではチャーリーは回想とは正反対の相手に「信じる」と言われる結末を得ている。
うまい回想の使い方だ。
過去の苦い思い出、悔恨がチャーリーの中で教訓となって生きていて、今回は現実で活かされた。
幸せな結末を迎えることが出来た。
チャーリーの苦い過去が描かれて、視聴者はそれを知っているだけに、この幸せな結末には拍手を送ってしまう。
チャーリーはもともとすごくいいヤツだしね。
ドラッグの克服といい、チャーリーは島の生活、ドラマの中で着実に成長していっている。
やはり劇中の人物が成長していくのを見るのは気持ちがいい。
いいドラマだった。