「ホタルノヒカリ」が気になったので原作本を買って読んでみた。
原作の方はテレビドラマから入ったファンには物足りないかも。
というのは描かれている情報量の問題。
例えば、今回のデートの話は原作ではページ数にして28ページ。
1時間かけてドラマで描かれるのと比べれば、コミックの方が情報量が圧倒的に少ない。
ということは、この作品のシナリオライターさんはふくらまし上手ということ。
高野部長のキャラクターも原作はただのきっちりした人の印象を否めないが、テレビ版は藤木直人さんという肉体が加わってしっかり存在感を持っている。
もっとも原作から入った人、原作ファンの人には「イメージ違う」という感じなのでしょうが……。
原作第1巻では、付録として『干物度チェック』が載っている。
その一部を列挙すると
□簡単な食事なら台所で立って食べる。
□最近、心臓がドキドキしたのは階段を駆け上がった時。
□たまに行ってみる合コン。それはたいがいただの飲み会になる。
□ラブバナをしているつもりが「それ昔話だから」と言われた。
□自分のブラのサイズをよく知らない。
□メールの文章がやたら短い。返事が遅い。
□「めんどくさい」「てきとーに」「ま、いーか」が口癖。
□持っているセーターの半分以上が毛玉。または猫の毛がついている。
□ほつれたスカートのすそを、両面テープで止めたことがある。
□酔っぱらって、粗大ゴミの使えそうな家具などを持って帰ったことがある。
□靴下、毛糸のパンツ、ジーパンなどをまとめ脱ぎする。
□自ら恋愛体質という女の子が友達にいたことがない。
□1ヶ月以上、仕事関係と家族以外の男の人と10分以上しゃべっていない。
□正直これを全部チェックするのが面倒くさかった。
僕なりにまとめてみると
★人の間にいることって結構パワーのいること。
人の目を気にしなくてはならないし、人の目を気にして無理するのも嫌だ。
手の届く範囲で管理できる自分の世界で自由になりたい。
これをさらに解釈すると
★今の社会、人と人とのコミュニケーションって難しい。
人と人とが理解し合うのって、すごく努力を要する。
こうまとめてしまうと味気ないが、こうした状況を「キャラクター」や「物語」という形でおいしく食べさせてしまうのがエンタテインメントの力だ。
この作品の成功は、現代に生きる人間を「干物女」という形で表現したことだ。
それは「山おんな」「壁おんな」などよりは、的確に現代を表現した言葉。
かつては「電車男」という言葉もあったが、今後、どの様な「○○女」「☆☆男」が出て来るのだろう。
そして物を作る人に必要なのは、上記のチェックリストを作れるような人間観察の目だ。
原作の方はテレビドラマから入ったファンには物足りないかも。
というのは描かれている情報量の問題。
例えば、今回のデートの話は原作ではページ数にして28ページ。
1時間かけてドラマで描かれるのと比べれば、コミックの方が情報量が圧倒的に少ない。
ということは、この作品のシナリオライターさんはふくらまし上手ということ。
高野部長のキャラクターも原作はただのきっちりした人の印象を否めないが、テレビ版は藤木直人さんという肉体が加わってしっかり存在感を持っている。
もっとも原作から入った人、原作ファンの人には「イメージ違う」という感じなのでしょうが……。
原作第1巻では、付録として『干物度チェック』が載っている。
その一部を列挙すると
□簡単な食事なら台所で立って食べる。
□最近、心臓がドキドキしたのは階段を駆け上がった時。
□たまに行ってみる合コン。それはたいがいただの飲み会になる。
□ラブバナをしているつもりが「それ昔話だから」と言われた。
□自分のブラのサイズをよく知らない。
□メールの文章がやたら短い。返事が遅い。
□「めんどくさい」「てきとーに」「ま、いーか」が口癖。
□持っているセーターの半分以上が毛玉。または猫の毛がついている。
□ほつれたスカートのすそを、両面テープで止めたことがある。
□酔っぱらって、粗大ゴミの使えそうな家具などを持って帰ったことがある。
□靴下、毛糸のパンツ、ジーパンなどをまとめ脱ぎする。
□自ら恋愛体質という女の子が友達にいたことがない。
□1ヶ月以上、仕事関係と家族以外の男の人と10分以上しゃべっていない。
□正直これを全部チェックするのが面倒くさかった。
僕なりにまとめてみると
★人の間にいることって結構パワーのいること。
人の目を気にしなくてはならないし、人の目を気にして無理するのも嫌だ。
手の届く範囲で管理できる自分の世界で自由になりたい。
これをさらに解釈すると
★今の社会、人と人とのコミュニケーションって難しい。
人と人とが理解し合うのって、すごく努力を要する。
こうまとめてしまうと味気ないが、こうした状況を「キャラクター」や「物語」という形でおいしく食べさせてしまうのがエンタテインメントの力だ。
この作品の成功は、現代に生きる人間を「干物女」という形で表現したことだ。
それは「山おんな」「壁おんな」などよりは、的確に現代を表現した言葉。
かつては「電車男」という言葉もあったが、今後、どの様な「○○女」「☆☆男」が出て来るのだろう。
そして物を作る人に必要なのは、上記のチェックリストを作れるような人間観察の目だ。