平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

花ざかりの君たちへ 第5話

2007年08月01日 | 学園・青春ドラマ
 この作品は2ストーリーラインで構成されている。
 今回は
★海の家での対決。付随して難波南(水嶋ヒロ)の恋愛話。
★合宿の佐野泉(小栗旬)。

 この2つのストーリーには何の関連もない。
 芦屋瑞稀(堀北真希)、跳べなければ退部になる佐野を応援に行くところでかろうして接点が出る。
 最近のドラマには多分にこの傾向がある。
 メインストーリーとギャグとにぎやかしのサブストーリー。
 これはこれで楽しいのだが、僕はひとつのテーマや事件を1時間みっちり描いてくれる方が好きだ。
 まず2ストーリーになる分、メインストーリーのドラマが希薄になる。
 例えば今回の佐野と瑞希の関わりはほとんどない。
 主人公ふたりは別の場所にいて、後半5分だけ関わる。
 陸上部の合宿所に駆けつけた瑞希が佐野が跳べることを手を合わせて願うだけ。
 両者にぶつかり合いはない。
 難波南の恋も薄い。
「自分の幸せを優先したいの。相手の幸せを優先したいの」と聞かれて、元カノの結婚を祝福するだけ。
 南と彼女は過去にどんなふうに愛し合っていたかは描かれないし、彼女の相手がどんな人で、彼女が相手をどんなに愛しているかも描かれていない。
 南にどんな葛藤があって彼女の結婚を祝福する様になったかもわからない。
 薄い段取りだけのラブストーリーだ。
 この様に描き込みが足りないと段取りだけのストーリーになって、物語に味がなくなる。
 人物の描き込みも薄くなる。
 ギャグパートも中津秀一(生田斗真)の鼻血が面白いくらいで、あとはすべりまくっている。

 次回に期待だ。


コメント (6)
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