平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

花ざかりの君たちへ 第6話

2007年08月08日 | 学園・青春ドラマ
 やっとドラマらしくなってきた。
 やはり話のメインは、芦屋瑞稀(堀北真希)、佐野 泉(小栗 旬)、中津秀一(生田斗真)でなくちゃ。

★前半。
 自分が言わなければ佐野が跳ぶことに悩まなくてよかったのにと思う瑞希。
 一方、佐野は瑞希に応えられなくて苦しい。
 中津は瑞希と佐野の間がぎくしゃくしているのを感じて助けたいと思う。

 校医の梅田北斗(上川隆也)は瑞希の悩みは間違っている。
 「佐野は跳ぶことで自分を取り戻そうとしているだけ」
 「前に進もうとしていうだけ。前に進むということは苦しいこと」
 と瑞希に説明するが。

★中盤は亀裂。
 「自分が言わなければ」という瑞希の言葉に佐野は買い言葉。
 「世界は自分中心にまわっていると思っているのか?」
 佐野は跳んでいるのは、自分のためで瑞希のためではないと言う。
 「鬼太郎」という売り言葉には「目玉おやじ」という買い言葉。
 中津(←いいやつ)は「そうやって言い合えるのは、佐野が心を開いているからだ」とフォローするが。

 そしてやって来た瑞希の両親。
 自分のやると言ったことは最後までやり通せという父親。
 触れてみてわかることがある。ラブは人を成長させるという母親。   
 これで再び瑞希は佐野と向き合う力を得る。

★後半。
 佐野が跳べたと聞いて走る瑞希。
 佐野と出会い、「なんで言ってくれなかったんだよ」と文句を言うと、「おまえにはちゃんとした舞台で見てもらいたかったから」と佐野は答える。
 そして抱きしめられてわかる自分の想い。
 「やっとわかった。私は佐野のことが好きだ」
 それを中津は見ていて…。

 話はオーソドックスだが、青春恋愛ドラマにはなっている。
 残念なのは『瑞希が女である』という設定が活かされていないこと。
 (これがなければ、ただの高跳びをめぐる青春物だ)
 かろうじて中津の妄想で「瑞希が女であること」の面白さが展開される。
 自分が瑞希と結婚した時のことを思い浮かべて妄想する中津。
 「子供が出来て授業参観に行くことになったらどうする?」
 「いや、その前に子供が出来ないじゃん」(笑)。
 せっかく設定が面白いのだから「パパのムスメの七日間」の様に設定をフルに使って面白くしてほしい。
 桜咲学園の寮対決(→今回は宝探し)は空回りしているし。


コメント (2)
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