平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ホタルノヒカリ 第7話

2007年08月23日 | 恋愛ドラマ
 人物を別な切り口で描くと面白い。

 干物女・蛍(綾瀬はるか)。
 その干物っぷりにうるさく言う高野部長(藤木直人)だが、離婚した妻には螢のことをこう言う。
「どこかで息抜きをしないとがんばれない子。無器用だけど、いつもがんばっている子」
 螢が散らかす理由を「息抜きをしないとがんばれない子」だからと説明している。
 これは干物女の新しい切り口。
 そう言えば、螢は無器用だけど、いろいろなことに頭をぶつけてがんばってたもんなぁと思い出させる。
 自分は螢ほどがんばっているだろうかと考えてしまう。
 そして干物女が偉く見えてくる。

 人間の行動には何か理由がある。
 それを単にだらしがないからと片づけてしまうのは簡単。
 その理由を掘り下げていけば、今回の様な理由に突き当たる。
 作者は今回の理由の様なことを踏まえて描いているから、魅力的なキャラクターを描ける。
 しっかりした人物造型が出来る。

 それは高野とマコト(加藤和樹)の人物対比にも効果的だ。
 螢が干物であることを理解し、その理由までも深く理解している高野と螢の本当の姿を見ていないマコト。
 螢を理解し受け入れている高野。
 しかしマコトは?
 マコトが螢の干物っぷりを知った時、どんな反応をするか楽しみだ。
 人物造型がそのままドラマの焦点になっている。
 螢は「本当に好きなら乗り越えられないものはない」と言っているが。


 さて今回のギャグ。
★マコトの家に呼ばれた螢。
 お泊まりを期待。コンビニで下着と歯ブラシを用意する。
 マコトには家に来ないかと言われただけで「お泊まり」とは言われていないのに。案の定、コンビニの店員に「下着と歯ブラシ忘れてますよ」と言われて。
★さてマコトのマンションにやって来た螢。
 しかしお腹の肉のことが気になって家に帰る。
★マコトが1週間の出張。そこでダイエット大作戦。
 1日目は計画を立てて目標をクリア(笑)
 2日目は仕事で嫌なことがあり、ビールをがぶ飲み。「明日は明るい日と書く」などとわけのわからない言い訳をしてトレーニングを延期。
★でも体脂肪計の数字は毎日下がっている。
 13%→12%→11%。
 これを名付けて干物式ダイエット。
 しかし7日目は体脂肪100%。←体脂肪計が壊れていただけだった。
★それでも螢、一念発起してジョギングを開始。
 しかし町内を半周する3分間のジョギング(笑)
 「24時間走ってろ」と高野に言われて「日テレか!」と返す。
★敗北宣言した優華(国仲涼子)のことは「ステキ女子」と思う。この言語感覚!
★風邪をひいた高野の看病。
 高野の髪の毛を弄って遊ぶ。さるかに合戦を読む。
★1週間後、お泊まりに行くことなった螢に高野がアドバイス。
 「いざとなったら灯りを消せ」

 最後は山田姉さん(板谷由夏)の恋愛語録。
「恋愛なしの女の人生なんてあり得ない。20代に大きな失恋をしておいてよかった。失恋は芸の肥やし」
 神宮司 要(武田真治)には「どんどん押せ」と言い、一方で「あまりしつこくすると嫌われるわよ」と言う。←恋愛にマニュアルはない。


コメント
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