平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

夏ドラマは低迷、夏枯れらしい

2011年07月23日 | その他
 今期の夏ドラマについてこんな記事があった。
 以下、リアルライブより。

『テレビ各局の新ドラマが続々とスタートしたが、“夏枯れ”とでも言うべきか大半のドラマがコケてしまった。
 その筆頭がここ数年不振を極め、枠の打ち切り説まで浮上し始めたフジテレビの月9ドラマ「全開ガール」。初回こそ14.6%と好調なスタートを切ったが、第2話は9.8%と早くも1ケタに突入した。
 「このドラマでハッキリと新垣結衣は主演を張れるタマじゃないことが分かった。聞くところによると、有名女優に軒並みオファーをしたが断られたため、一か八かの賭けで新垣を起用。それが見事に外れた形となった」(テレビ関係者)
 なかなか外れがないはずの医療ドラマだが、前の2作が高視聴率を記録したフジの「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」は初回が14.2%で第2話が11.6%、日本テレビの「ブルドクター」は初回が13.9%で第2話が10.8%といずれも苦戦。
 「『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』は主要キャストが変わっていないが、専門用語が多すぎてシリーズのファンがついていけなくなったのでは? 『ブルドクター』は主演の江角マキコがもはや何の役を演じても『ショムニ』にしか見えない」(同)
 演技派女優の満島ひかりを起用したフジのヒューマンドラマ「それでも、生きてゆく」は初回が10.6%で第2話が9.2%と“低空飛行”。韓流スターのチャン・グンソクが出演した韓国ドラマをリメイクした「美男ですね」は初回10.9%、松田翔太主演の日本テレビ「ドン★キホーテ」は初回・第2話とも11%台、観月ありさ主演のTBS「華和家の四姉妹」は初回が13.5%で第2話が12.5%と今後さらなる下降が予想されるが、「観月の熱愛報道がまったく“追い風”とならなかった」(芸能記者)。
 そして、大コケしたのが6月のAKB48総選挙でトップの座に返り咲いた前田敦子主演のフジ「花ざかりの君たちへ」。初回から10.1%とつまづき、第2話は6.0%にまで落ち込んでしまった。
 「07年の堀北真希版では小栗旬、水嶋ヒロらのイケメンが脇を固めたが、今回は名前が通ったイケメンがさっぱり。前田は昨年日テレ系の主演ドラマ『Q10』が平均視聴率10.9%と惨敗。制作サイドはAKBファンがドラマを見ると思ったかもしれないが、前田がイケメンに囲まれているドラマなんてAKBファンが見るとは思えないので完全な読み違え」(同)
 まだスタートしていないのはいずれもテレビ朝日系のドラマ「陽はまた昇る」、「ジウ」、「バラ色の聖戦」の3本のみだが、コケないための“戦略”はあるのだろうか?』

 この分析、大方当たっていると思う。
 『全開ガール』や『ブルドクター』が象徴しているが、皆、過去にどこかで見た感じ。
 またか、という感じで、全然新しくない。
 『花ざかり』と『美男ですね』はリメイク。しかも大人の鑑賞には堪えない。
 『チーム・バチスタ』も新作ではあるが、過去のそれほどでもない実績に寄りかかっている。
 現在のテレビドラマは、行き詰まっていますね、企画が。
 安易な企画が多すぎる。
 世の中には、他にもっと面白いものがありますよ。
 現在の体制では、パワーに溢れた新しいものは生まれない。
 既存のドラマの焼き直しのような作品しか作れないプロデューサー・脚本家は、新しい他の人材に場所を譲られたらどうか?

 今期で僕が最後まで見ようと思うのは、『それでも、生きていく』。
 暗いドラマだが、役者さんの演技と、あくまで本格ドラマを作ろうとする製作スタッフの姿勢に共感する。

 現在のテレビドラマに必要なのは、コケない安全策でなく、冒険である。


コメント
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