ロジャー・ムーアのジェイムス・ボンドって、僕は好きなんですよね。
甘くて優雅で。
この作品「死ぬのは奴らだ」は、ロジャー・ムーアがボンドを務めた第1作。
アクションやストーリー的にはイマイチだが、ロジャー・ムーアのボンドの魅力は溢れている。
たとえば簡単にダマされる所。
ニューオリンズの敵の酒場でボンドは二度捕まる。
1回目は壁が回転して、2回目は床が下に下りて。
2回目はさすがに警戒したが、ボンドより敵の方が数倍上手なのだ。
省エネも特徴。
周囲に飢えたワニがいる沼の小島からボンドはどう脱出するか?
何とワニの背中をピョンピョン跳んでいって対岸に脱出する。
ワニを銃で撃ったり、水中で格闘することもない。
バスルームで毒ヘビが迫っても、アルコール入りのひげ剃りスプレーにライターで火をつけて殺すだけ。
省エネである。
派手なアクションがない分、優雅であるとも言える。
毎回登場するQの秘密兵器も今回は強力な磁石の腕時計のみ。
ハイテク自動車などは登場しない。
そして、この腕時計、あまり役には立たない。
サメとの戦いでは少し役に立ったが、先程のワニのシーンでは、手こぎボートを協力磁石で引きつけようとして失敗(ボートはロープで繋がれていたため)。一番役に立ったのは女性の服のファスナーを下ろす時(笑)。
優雅と言えば、ラストでこんなシーンがあった。
例によってボンドガールの女性(ジェーン・シーモア)とベッドイン。場所は寝台列車の個室。
そこへ敵が襲って来る。
列車のベッドは折りたたみ式で、寝ていた女性は折りたたまれたベッドと列車の壁に挟まれる。
その間にボンドは敵を撃退。
折りたたみベッドに挟まれていた女性は「どうして折りたたまれたベッドから、もっと早く助けなかったよ?」と文句を言うばかりで、敵が襲ってきたことに気づいていない。
これはなかなか優雅だ。
何しろ女性は敵が襲ってきたことを知らず、怖い思いをしなかったのだから。
というわけで、僕は、甘くて省エネで優雅なロジャー・ムーアのジェイムス・ボンドが大好きなのである。
ショーン・コネリーから始まって、ボンドは様々な役者さんが演じてきたが、比べてみるのも面白いかもしれない。
甘くて優雅で。
この作品「死ぬのは奴らだ」は、ロジャー・ムーアがボンドを務めた第1作。
アクションやストーリー的にはイマイチだが、ロジャー・ムーアのボンドの魅力は溢れている。
たとえば簡単にダマされる所。
ニューオリンズの敵の酒場でボンドは二度捕まる。
1回目は壁が回転して、2回目は床が下に下りて。
2回目はさすがに警戒したが、ボンドより敵の方が数倍上手なのだ。
省エネも特徴。
周囲に飢えたワニがいる沼の小島からボンドはどう脱出するか?
何とワニの背中をピョンピョン跳んでいって対岸に脱出する。
ワニを銃で撃ったり、水中で格闘することもない。
バスルームで毒ヘビが迫っても、アルコール入りのひげ剃りスプレーにライターで火をつけて殺すだけ。
省エネである。
派手なアクションがない分、優雅であるとも言える。
毎回登場するQの秘密兵器も今回は強力な磁石の腕時計のみ。
ハイテク自動車などは登場しない。
そして、この腕時計、あまり役には立たない。
サメとの戦いでは少し役に立ったが、先程のワニのシーンでは、手こぎボートを協力磁石で引きつけようとして失敗(ボートはロープで繋がれていたため)。一番役に立ったのは女性の服のファスナーを下ろす時(笑)。
優雅と言えば、ラストでこんなシーンがあった。
例によってボンドガールの女性(ジェーン・シーモア)とベッドイン。場所は寝台列車の個室。
そこへ敵が襲って来る。
列車のベッドは折りたたみ式で、寝ていた女性は折りたたまれたベッドと列車の壁に挟まれる。
その間にボンドは敵を撃退。
折りたたみベッドに挟まれていた女性は「どうして折りたたまれたベッドから、もっと早く助けなかったよ?」と文句を言うばかりで、敵が襲ってきたことに気づいていない。
これはなかなか優雅だ。
何しろ女性は敵が襲ってきたことを知らず、怖い思いをしなかったのだから。
というわけで、僕は、甘くて省エネで優雅なロジャー・ムーアのジェイムス・ボンドが大好きなのである。
ショーン・コネリーから始まって、ボンドは様々な役者さんが演じてきたが、比べてみるのも面白いかもしれない。