「養女の縁を切っていただきとうございます」
江(上野樹里)が結構、闘っている。
無理矢理、秀次(北村有起哉)に会いに行ったり、秀吉(岸谷五朗)に絶縁状を叩きつけたり。
史実や歴史のリアリティとしてどうか、とも思うが、やはり主人公は闘わなくては。
闘うことで、主人公になる。
だが、その闘う方法は相変わらず。
無理矢理、誰かに会いに行こうとするのは、江の十八番。
利休の時もそうだったが、会って話をしても説得出来ない。
秀吉には軽くいなされる。
それは江が<兵も政治力も持たないひとりのお姫様>であるためだ。
何も持たないお姫様であるため、事件の当事者の間をウロウロするばかり。
ここが、この作品の難しい所。
江が主人公として、歴史に働きかけることが出来るとしたら、秀忠(向井理)と結婚して、徳川という権力を持ってからだろう。
徳川の兵力・政治力を持って、初めて江は秀吉に象徴される大きなものと対峙することが出来る。
この点で、現在は第28話ですが、徳川以前に時間を使い過ぎ。
徳川の妻になる以前の江は、単なる歴史の目撃者でしかない。
というわけで、今回は秀吉と秀次。
妄執に囚われ、秀次の幻影に逃げ惑う秀吉の無残。
秀次の「天はわしを見放した。わしはもう疲れた。わしがいても許される場所にいく」と語る絶望と諦め。
これらはドラマになっていた。
感じるものがある。
秀吉と秀次が幸せだったのは、太閤や関白になった時でなく、上を目指していっしょに闘っていた時だったのだろう。
江(上野樹里)が結構、闘っている。
無理矢理、秀次(北村有起哉)に会いに行ったり、秀吉(岸谷五朗)に絶縁状を叩きつけたり。
史実や歴史のリアリティとしてどうか、とも思うが、やはり主人公は闘わなくては。
闘うことで、主人公になる。
だが、その闘う方法は相変わらず。
無理矢理、誰かに会いに行こうとするのは、江の十八番。
利休の時もそうだったが、会って話をしても説得出来ない。
秀吉には軽くいなされる。
それは江が<兵も政治力も持たないひとりのお姫様>であるためだ。
何も持たないお姫様であるため、事件の当事者の間をウロウロするばかり。
ここが、この作品の難しい所。
江が主人公として、歴史に働きかけることが出来るとしたら、秀忠(向井理)と結婚して、徳川という権力を持ってからだろう。
徳川の兵力・政治力を持って、初めて江は秀吉に象徴される大きなものと対峙することが出来る。
この点で、現在は第28話ですが、徳川以前に時間を使い過ぎ。
徳川の妻になる以前の江は、単なる歴史の目撃者でしかない。
というわけで、今回は秀吉と秀次。
妄執に囚われ、秀次の幻影に逃げ惑う秀吉の無残。
秀次の「天はわしを見放した。わしはもう疲れた。わしがいても許される場所にいく」と語る絶望と諦め。
これらはドラマになっていた。
感じるものがある。
秀吉と秀次が幸せだったのは、太閤や関白になった時でなく、上を目指していっしょに闘っていた時だったのだろう。