平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

九州電力・「やらせメール」事件~電力会社の地域独占をやめよう

2011年07月07日 | 事件・出来事
 九州電力に拠る<やらせメール事件>。
 こうまでして原発を推進したいのか?
 原発は低コスト。企業利益を考えれば、低コストの原発を使いたい所だろうが、今回の福島原発の事故を見ればわかるとおり、いったん事故が起これば、賠償などコストは会社が傾く位にかかることになる。
 その賠償金を電気料金に上乗せされたら、こちらはたまったものではない。
 そんなお金のことよりも何よりも人の命や自然環境に関わることになる。
 そこまで責任を持てることを想定して、原発を考えているのか?

 まあ、今回の<やらせメール事件>に関して言えば、現在停止中の原発が動かなければ、12月には現在稼働中の原発が点検で止まり、九州電力の管内の原発すべてが止まってしまうという切羽詰まったことから来たことらしいが(ちなみに九州電力の原発依存度は40%)、原発が必要であると考えるのなら、正々堂々と自分の信じる所を語ればいい。<やらせメール>などの姑息な策を弄するな。

 さて、電力会社による地域独占。
 僕は独占をやめて、自由競争にすればいいと考える。
 東京に住む人間は東京電力以外の会社からも電力を買えるようにする。
 そうすれば、現在の電話・携帯電話(docomo、au、softbank)がそうであるように競争が起こる。
 競争が起これば、価格競争が起きる。
 安い電力を供給するために企業は努力して、効率のいい発電方法を開発しようとする。地熱発電など、研究がどんどん行われる。

 あるいは独占を廃することによって消費者は選べる。
 原子力発電で電力を供給する電力会社を選ぶのか、自然エネルギーで電力を供給する会社を選ぶのか?
 これはひとつの自然環境に関する意思表示。
 もちろん、原発を推進する会社には今まで以上の厳しい規制を。事故の際の保険加入を義務づけてもいい。そうすれば、原発はきっと効率が悪くなり、立ち行かなくなる。

 というわけで、電力会社の地域独占の廃止。
 これはきっと可能だ。
 電話・携帯電話の世界で出来たのだから。電話線で出来たことが、なぜ電線で出来ない?

 最後に原子力。
 人が制御できない力は使うべきでない。
 人や地球の滅びに繋がる力は使うべきでない。
 今回の震災でわかった様に、自然の力は、人間の予想を越えてはるかに大きいのだ。 おまけに今回明らかになった東京電力、九州電力のいい加減体質。 
 いい加減な人間が大きな力を持つなんてとんでもない!
 原子力がダメだとわかれば、人間は新たな知恵を出しますよ。実際、震災後、新たなクリーンな代替えエネルギーの話がどんどん出て来ているし。

 変わることを怖れてはいけない。


コメント
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