盗撮、女装、レズビアン……。
軽快に描かれる変態の世界。
でもね、変態だからといって目を背けてはいけない。
人間誰しも、多かれ少なかれ壊れていて、変態の要素があると思うんですよ。
主人公ユウ(西島隆弘)にとって、盗撮は<愛>を探し求める行為。
愛情表現が、盗撮という屈折した形でなされただけ。
純粋な愛の行為。愛のむきだし。
だから、それが徹底して行われると、彼の不良仲間が感動した様に崇高なものになる。
一方、そんな愛を求める行為を阻害するものが、世間の常識であり、道徳を説く宗教。
ユウが闘うことになる宗教団体・ゼロ教会はその象徴。
ゼロ教会は、愛を求めるユウを去勢しようとする。
あたかも世間が<変態>というレッテルを貼って、ユウを変態行為から脱却させようとした様に。
だが、宗教とは何か?
ゼロ教会の信者たちが虚ろな目で妄信している様に、ただの幻想でしかない。
信じる者にはリアリティのある世界だが、信じない者にはデタラメな砂上の楼閣。
アタマの中で作られた世界。
作品はそんな幻想に縛られて去勢されている人間を糾弾する。
もっと自由になって、むきだしの愛情表現をしろと語る。
それは世間から変態と後ろ指を指されるものであってもいい。
すべての真実は股間にあり!
男も女も股間を熱くすることこそが生きることだと作品は語る。
つまり、愛のむきだし。
この作品は下半身にこだわる。
頭の中だけで完結する世界を拒絶する。
そして、下半身の形而下の世界を形而上まで高める。
作品のヒロイン・ヨーコ(満島ひかり)とコイケ(安藤サクラ)については、まだまだ掘り下げて考えてみる必要がある様に思う。
男への嫌悪、世界を破壊し尽くしたい衝動。原罪。
彼女たちは男を求めている? 愛を求めている?
その屈折した思いが、たとえば男性のペニスを切り取る行為に繋がっている?
ハードな世界だ。
4時間という作品の長さもあるが、見終わるとヘトヘトになる。
軽快に描かれる変態の世界。
でもね、変態だからといって目を背けてはいけない。
人間誰しも、多かれ少なかれ壊れていて、変態の要素があると思うんですよ。
主人公ユウ(西島隆弘)にとって、盗撮は<愛>を探し求める行為。
愛情表現が、盗撮という屈折した形でなされただけ。
純粋な愛の行為。愛のむきだし。
だから、それが徹底して行われると、彼の不良仲間が感動した様に崇高なものになる。
一方、そんな愛を求める行為を阻害するものが、世間の常識であり、道徳を説く宗教。
ユウが闘うことになる宗教団体・ゼロ教会はその象徴。
ゼロ教会は、愛を求めるユウを去勢しようとする。
あたかも世間が<変態>というレッテルを貼って、ユウを変態行為から脱却させようとした様に。
だが、宗教とは何か?
ゼロ教会の信者たちが虚ろな目で妄信している様に、ただの幻想でしかない。
信じる者にはリアリティのある世界だが、信じない者にはデタラメな砂上の楼閣。
アタマの中で作られた世界。
作品はそんな幻想に縛られて去勢されている人間を糾弾する。
もっと自由になって、むきだしの愛情表現をしろと語る。
それは世間から変態と後ろ指を指されるものであってもいい。
すべての真実は股間にあり!
男も女も股間を熱くすることこそが生きることだと作品は語る。
つまり、愛のむきだし。
この作品は下半身にこだわる。
頭の中だけで完結する世界を拒絶する。
そして、下半身の形而下の世界を形而上まで高める。
作品のヒロイン・ヨーコ(満島ひかり)とコイケ(安藤サクラ)については、まだまだ掘り下げて考えてみる必要がある様に思う。
男への嫌悪、世界を破壊し尽くしたい衝動。原罪。
彼女たちは男を求めている? 愛を求めている?
その屈折した思いが、たとえば男性のペニスを切り取る行為に繋がっている?
ハードな世界だ。
4時間という作品の長さもあるが、見終わるとヘトヘトになる。