久しぶりの体入れ替わりコメディですね。
土曜9時の日テレ枠はヤンキーやヤクザが大好きですが、これまで培ってきた、ヤクザ・ヤンキーもののノウハウを上手く活かしている。
第2話「勝手にひきこもれ」の解決の仕方も斬新だ。
主人公・城田(松田翔太)は、ひきこもりを何とかしようと思って奮闘しているわけではない。
ただ、コミック『新宿鯖』を読みたいだけ(笑)
まあ、最初は城田も同じ『新宿鯖』を愛読する見所のある同志として、ひきこもり少年を救ってあげたいと思ってたと思うんですよ。
しかし、そんなことどうでもよくなってしまった。ともかく続きを読みたい。
でも、それがひきこもり少年に感情をよみがえらせた。
「ここは僕の家だ!」と叫ぶ。
すると、少年の母親や家族にも感情の火がついて、みんなが叫び始める。
そして、家族の和解。ひきこもり少年は部屋から出て、外への一歩を踏み出そうとし始めた。
後半の解決はとってつけた様でイマイチだが、思っていることや感情を抑え込まず、人にぶつけてみることが人間と向き合う様になる第一歩なんですね。
そしてすごいのは、主人公・城田がひきこもりを何とかしようとして解決したのではなく、偶然解決してしまった所。
今までのドラマなら、主人公は事件を解決しようとして奮闘する。くじけて仲間に励まされて、何とか解決していく。
それが、この作品にはない。
斬新ですね。
この作劇が今後も通用するとは思いませんが、今回は新しくて面白かった。
今のドラマには定石を壊すことが必要なんですね。
定石を壊すことで、作品にパワーが生まれ、キャラクターも破天荒になる。
昨日『全開ガール』を見ましたが、全開ガールと言いながら、主人公は少しも破天荒でない。あくまで常識の中に留まっている。
これでは見ている方は自由になれない。
この作品『ドン★キホーテ』には、かつて映画が全盛だった頃、ヤクザ映画を見た観客が映画館から出てきた時、ヤクザの様に肩をいからせて出てきた様な感じがある。
観客は<日常からの脱出>を求めている。
それをかなえてくれるのが、この作品だ。
ヤクザとの体の入れ替わりという設定が、その願望を見事に実現してくれている。
定石を壊した作劇が<自由>を与えてくれている。
土曜9時の日テレ枠はヤンキーやヤクザが大好きですが、これまで培ってきた、ヤクザ・ヤンキーもののノウハウを上手く活かしている。
第2話「勝手にひきこもれ」の解決の仕方も斬新だ。
主人公・城田(松田翔太)は、ひきこもりを何とかしようと思って奮闘しているわけではない。
ただ、コミック『新宿鯖』を読みたいだけ(笑)
まあ、最初は城田も同じ『新宿鯖』を愛読する見所のある同志として、ひきこもり少年を救ってあげたいと思ってたと思うんですよ。
しかし、そんなことどうでもよくなってしまった。ともかく続きを読みたい。
でも、それがひきこもり少年に感情をよみがえらせた。
「ここは僕の家だ!」と叫ぶ。
すると、少年の母親や家族にも感情の火がついて、みんなが叫び始める。
そして、家族の和解。ひきこもり少年は部屋から出て、外への一歩を踏み出そうとし始めた。
後半の解決はとってつけた様でイマイチだが、思っていることや感情を抑え込まず、人にぶつけてみることが人間と向き合う様になる第一歩なんですね。
そしてすごいのは、主人公・城田がひきこもりを何とかしようとして解決したのではなく、偶然解決してしまった所。
今までのドラマなら、主人公は事件を解決しようとして奮闘する。くじけて仲間に励まされて、何とか解決していく。
それが、この作品にはない。
斬新ですね。
この作劇が今後も通用するとは思いませんが、今回は新しくて面白かった。
今のドラマには定石を壊すことが必要なんですね。
定石を壊すことで、作品にパワーが生まれ、キャラクターも破天荒になる。
昨日『全開ガール』を見ましたが、全開ガールと言いながら、主人公は少しも破天荒でない。あくまで常識の中に留まっている。
これでは見ている方は自由になれない。
この作品『ドン★キホーテ』には、かつて映画が全盛だった頃、ヤクザ映画を見た観客が映画館から出てきた時、ヤクザの様に肩をいからせて出てきた様な感じがある。
観客は<日常からの脱出>を求めている。
それをかなえてくれるのが、この作品だ。
ヤクザとの体の入れ替わりという設定が、その願望を見事に実現してくれている。
定石を壊した作劇が<自由>を与えてくれている。