平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

27時間テレビ~タモリさんの<ローテンション>のすすめ!

2012年07月24日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 今年の27時間テレビ。
 タモリさんはひたすらローテンションだった。
 深夜、<さんま、中居の今夜も眠らない>では、タモリさん、たけしさん、さんまさんのBIG3が集まり、鶴瓶師匠、中居くんまでが加わって最高に豪華だったが、タモリさんはともかくローテンション。
 まったり脱力で、まるで『ブラタモリ』のよう。

 こんなタモリさんに、ハイテンションのさんまさんは以下のようにツッ込む。
 「手抜くのが上手いなぁ。冷静に黙って見てて、おいしい所だけポンと出て、サッと引っ込む」
 的確な表現である。
 一方、タモリさんはそんなさんまさんに以下のようにツッ込む。
 「すべての話がおかしくなければならないのか?」(笑)
 「面白話病!」「テレビ病!」(笑)
 ギャグをさんまさんにダメ出しされると
 「自分のお笑い以外、正しくないのか?」(笑)
 これらのツッコミもタモリさんらしい。

 というわけで、27時間テレビのタモリさんはひたすらローテンションだった。
 このローテンションというスタンス、僕も年を取ったせいか、好きですね。
 さんま師匠はメチャクチャ面白いけれど、時として、そのマシンガンのようなトークに疲れてしまう。
 脱力、まったり、沈黙の時間みたいなものの方を欲してしまう。

 タモリさんは、年を取られてパワーがなくなったせいもあるだろうが、逆に<ローテンションの価値>みたいなことを表現されているのではないか。
 高度経済成長、バブルの時代が終わって、低成長の時代に求められるのは、脱力とまったり。
 そろそろ肩に力を入れて走るのはやめようよ、ゆっくり景色を楽しみながら歩こうよ、という主張。
 そう言えば、<ほんまでっかTV>のコーナーでのタモリさんの相談は「テンションが高い人間が苦手」だった(笑)


※追記
 <めざましテレビ>のコーナーでは、タモリさんの名言集をやっていた。
 5位 「んなこたぁない」
 4位 「いったんCMです」
 3位 「チャッ、チャチャチャ!」(拍手で)
 2位 「髪切った?」
 1位 「○○してくれるかな?」

 ちなみにタモリさんに拠れば、「んなこたぁない」と「髪切った?」はコージー冨田さんが物真似でやっているだけで、タモリさんはほとんど言ったことがないそうだ。


コメント
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