貴志では2年ぶりにたまと再会。しかし…人気がありすぎて現在はたま御殿とも言うべき新駅舎築造中で、たまは駅前の仮設店舗に仮住まい中。2年前に来た時は病気で首に輪っかのようなものを付けて闘病中でしたが、今回は駅長室で爆睡中。前回はたまの他にもネコがいましたが、今回は他のネコも見当たらず、貴志まで来た甲斐もなく、ネコに関しては完全に空振りのわかやま電鉄めぐりでした。仕方ないので、次に来るたま電をパシパシ撮影して、和歌山へと戻りました。しかし、たま御殿ができるだけのことはあってたま人気は相変わらずです。本人は愛想なく爆睡中ですが、みな写真を撮るわ、さらに周辺に飾られている動いているときのたまの写真を写真に撮ったりとカリスマ性を感じさせる人気です。帰ってネットで調べてみるとたまのおかあちゃんのネコは昨年亡くなったとのこと。もう1匹いたネコは健在のようですが、この間はどこへ行ってたんでしょう。ネコだけに勝手きままに生きているんでしょうか。たまのおかげで一大観光地になった貴志駅ですが、たまのおかあちゃんが亡くなったことでわかるようにたまは生き物であり、いつ他界してもおかしくはありません。たま人気にあやかってたま御殿が建てられているのだと思いますが、たま以外での呼び物も欲しいところです。わかやま電鉄の利用者は以前乗った時よりも増えているようにも思えますが、これもひとえにたまのおかげと言ったところでしょうか。肝心の鉄道施策については新車が入った伊賀鉄道の方が一歩進んでいるようにも思えます。ICカードを導入しそうで、2年前同様まだ準備中といった感じがする和歌山駅の改札と言い、そろそろ鉄道での改善も思い切った施策を展開してほしいところです。遊休化している紀勢線和歌山市~和歌山間との相互直通なども検討してほしいところです。
たま電についてはいちご電車やおもちゃ電車のように良く改造できた車両になっています。出来はいいんですが、若干気になるのはネコ嫌いの人ならこの電車はどうなのかなと言うところでしょうか。もともとネコを売り物にしているだけにネコ嫌いの人には目をつむってもらってと言ったところでしょうが、客商売だけに微妙なところです。少々ネコを全面に出し過ぎてしまった感は否めません。非日常空間の演出はすごく良くできていますが、日常利用する人への配慮が少々欠如しているのかなと思われる点は残念なところです。