EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

臨機応変な阪神

2010年05月27日 | ダイヤ

090411hanshinn12082  今日所用で阪神に乗りました。夕方近くに尼崎から普通車に乗りましたが、杭瀬で急病人発生のため、遅延が発生しました。この時車内放送でしばらく停まるという旨は伝えられたものの、その理由は発車するまでなく、利用者にとっては何をもって停まっているのかわからず、その点については少々お粗末な感じはしました。その後、千船に通常ダイヤ通り、本線入線し、待避なしのまま出発かと思われましたが、なんと副本線通過の形で特急待避を行いました。通常特急待避のないすじで本線に入線しながらも折り返し遅延拡大を防ぐため、特急をわざわざ副本線に回してまで先に通すという臨機応変な対応が見られました。小回りがきく阪神ならではと言ったところでしょうが、JRではまず考えられないような技を見た気がします。

 褒めた後は少し苦言も少々…尼崎での阪神なんば線と本線の連絡について。現在なんば線と本線は上下ともホーム上での乗り換えが可能となっていますが、対面で乗り換えられるのはなんば線電車と2・5番線停車の特急、普通のみで、急行に関しては接続を取る普通車の車内を通っての乗り換えとなっています。よく考えられた乗り換えではありますが、なんば線電車は神戸方に偏って停まるため、神戸方車両に乗っていた人は短い普通車を通るには一旦大阪方へ戻る形で歩かなければなりません。普通車への乗り換えだけなら余裕をもって行えるレベルですが、さらに向こう側の急行に乗り換えるには不便を感じざるを得ません。なんば線から本線への乗り継ぎは主要駅へ向かう人が多いのか、普通よりも急行や特急に乗り継ぐ人の方が多いように思います。特急は乗り換えが便利な2・5番線に停車しますが、急行も同じように2・5番線に停車させた方が乗り換えがスムーズにいくように思います。100522hanshin5517