JR大阪環状線は2011年3月12日ダイヤ改正で、データイムダイヤが15分サイクルに変更された。15分サイクルに関空紀州路快速、大和路快速、環状普通、桜島直通普通がそれぞれ各1本の運転となっている。これに加えて関空特急はるかと紀勢線特急が毎時1本運転されている。関空特急はるかは10年3月13日ダイヤ改正で毎時1本が臨時に格下げとなっていたが、今回の改正で廃止となった。これによりデータイムの10時~15時の間は関空特急はるかは毎時1本の運転となっている。紀勢特急に大きな変化はないが、オーシャンアローの運転時間帯が変わるなど若干の変化が見られ、白浜以遠への運転本数の整理を行っている。
関空紀州路快速は毎時3本の運転から毎時4本へと増発された。環状線内では大正駅に追加停車するようになっている。改正後から225系5000番台の運用が開始され、223系との併結運転も行われている。
網干から8両固定編成が奈良に転入し大和路快速の長編成化を推進している。
大和路快速も関空紀州路快速同様に毎時3本から毎時4本へと増発されている。車両の方は継続して221系が使用されており、網干からの転属や阪和線への225系投入により、一部列車は編成の増強が行われている。データイムでも8両編成が増えてきているが、6両編成のままの列車も多く残っており、環状線内での混雑解消には至っていない。関空紀州路快速同様、大正駅への追加停車が行われている。
環状普通は毎時4本の運転となった。桜島線直通も同様に毎時4本の運転となり、西九条~大阪~京橋~天王寺間では毎時9本から毎時8本(快速は除く)となり1本減少はしているものの快速の増発が行われているため、大きな輸送力ダウンにはなっていない。これに対して西九条~天王寺間では毎時6本の普通の運転が毎時4本へと減少しており、このため、比較的乗降者数が多い大正駅への関空紀州路快速、大和路快速の停車を実施して普通減便の補完を行っている。車両面では201系、103系が継続して運用されているが、環状普通の減便により103系の一部に動きが出てくる模様だ。データイムの環状運転は毎時4本へと減少している。