もみじの枝葉の奥に見える6354F京とれいん。普通桂行きとして折り返す。
4月24日日曜日。京とれいんで十三~嵐山間のミニトリップを体験して、早速折り返しに京とれいん編成を使用した普通桂行きに乗車し、じっくり見られなかった車内を観察することにする。嵐山駅はリニューアル化されており、駅の外観も変わっており、駅構内も各所に変化が見られた。もう少しゆっくり見たかったが、京とれいんの内装をじっくり見られるのは折り返しの普通のみと考えていたので、嵐山駅見物はまたの機会に譲り、京とれいんをじっくり観察した。
京とれいんの売りは何と言っても3・4号車の京町屋風車両である。ドア付近は半デッキ化されており、車内とは格子状の仕切りで分けられており、畳地の背もたれを配置したボックスシートは半個室の内装となっている。1-2配列になっており、2人ボックス、4人ボックスで少人数旅行に対応した造りになっている。正直言って鉄旅行などの個人旅行では使いにくい車両と言える。
1・2号車、5・6号車はそれぞれシートの生地は違えど、従来通りの転換クロスシートが並んでおり、骨組みなどは従来の6300系の転換クロスシートのものが使用されているようだ。補助いすが撤去されていたり、化粧板が張り替えられていたりしているが、車内照明は従来通りで、つり革も残されている。3・4号車の京町屋風車両に比べれば断然落ちる感は否めない。この程度のリニューアルであれば、6351Fなどの嵐山線仕様への改造の方が手が込んでいるのではないかとさえ思える。