今日は、何もせず怠け者に徹していました。目の疲れが酷く、目を開いているだけでも疲れを感じてしまう、このような経験は初めてです。
ネクタイからポーチを作る作業では、針に糸を通すのが結構大変。
ずっと昔、母はわたしたちのきものや母の着物を仕立てていました。その時、針坊主に刺さっている針全部に糸を通しておいたことが有りました。
母が糸を通すのに時間が掛かっていたので、糸を通しておいたら喜んでくれました。母親に喜ばれること等、殆どありませんでしたから嬉しかったです。
その時の母を想い出します。わたし自身、そんな人が居てくれたらどんなに良いか、当時の母の気持ちが解りました。ミシンの針ロックミシンの針に糸を通すのはもっと大変です。
細い針金の糸通しを使って何とか作業が出来ています。今日は目が疲れていましたので、縫物に手を出さず、恩師からの筆文字の手紙を読んだり、整理をしながらゴソゴソしていました。
恩師の筆文字は好きです。大きな体の恩師でしたが、筆文字は優しい文字を書いておられました。ただ、変体仮名を使って居られるので、読めない文字があります。
変体仮名の崩し方は、人によってかなり違います。ハガキでもそうですが、恩師の手紙を完全に読み取るのにかなり時間が掛かってしまうことが多かったです。
懐かしい恩師の巻紙に書かれた手紙を読むことは大変です。でも楽しみながら、恩師の言葉を理解出来たら・・・、と思います。
亡くなられて、丸1年が過ぎました。 早いものです。