格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

主権者は名護市長選と二知事選で矜持を示せるか

2014-01-06 22:23:09 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


主権者は名護市長選と二知事選で矜持を示せるか




次の参議院通常選挙が行われるのは2016年夏。


他方、衆議院の任期は2016年12月まである。


2014年は本格的な国政選挙の実施が見込まれない。


日本の主権者の意思が政治に反映されない時期が続くことになり、この間に日本が変質させられてしまうことに強い危惧を感じる。


とはいえ、民意を表わす機会が皆無というわけではない。


いくつかの重要な選挙が予定されている。


これらの選挙を通じて、日本の主権者がその意思を正しく選挙結果に反映してゆくことが望まれる。


まずは、1月19日に沖縄県名護市で市長選が行われる。


沖縄県の仲井真弘多知事が、沖縄県民に対する裏切り行為と言える辺野古海岸埋め立て申請を承認した。


2006年の知事選で徳洲会病院が糸数慶子候補支持から仲井真候補支持に鞍替えすることによって当選を果たしたと言われる仲井真弘多氏。


徳洲会が糸数陣営から仲井間陣営に鞍替えすることを指揮したのが安倍晋三政権であると見られている。


このときも、徳洲会病院には生体腎移植問題で揺さぶりがかけられていた。


今回は徳洲会病院の選挙違反問題で徳洲会が揺さぶられた。


徳洲会による選挙違反事案と無関係ではいられないと見られるのが沖縄県の仲井真弘多氏である。


この仲井真氏が沖縄県民を裏切って辺野古軍事基地建設を後押しすることは、読み筋から見れば既定路線であった。


限りなく黒に近いグレーに包まれた仲井真弘多氏は年末に知事選を迎えるが、その前に、辞職に追い込まれることも考え得る。

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1月19日の名護市長選は、名護市民が辺野古海岸米軍基地建設について、どのような判断を示すのかが問われる選挙である。


米国の命令に従い、辺野古に巨大軍事基地を建設して米国にプレゼントしようとする安倍晋三政権は、あらゆる手を尽くして基地建設推進派の末松文信候補を全面支援している。


辺野古に基地を作らせないことを公約に掲げている稲嶺進現市長が再選を果たして、辺野古海岸米軍基地建設にブレーキをかけることができるのか。


名護市民の矜持が問われる選挙である。

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2月9日には東京都知事選が実施される。


猪瀬直樹氏は徳洲会から5000万円の不明朗な資金を受領した。


都知事選支援を要請し、その要請を受けて提供された5000万円である。


また、徳洲会は東京都内の病院取得を希望しており、東電病院の取得の希望を示していた。


猪瀬直樹氏は徳洲会の意向を知ったうえで、東電の株主総会で東電病院の売却を強く働きかけた。


関連証拠が揃えば収賄の罪が問われる可能性もある。


東京都民はとんでもない候補者に大量の票を投じてしまったことになる。


猪瀬氏の東京都知事辞任は「天網恢恢疎にして漏らさず」を証明する出来事であり、悪は最後には裁かれることを示す事案である。


猪瀬知事辞任に伴い、2月9日に東京都知事選が実施される。


東京都民だけではなく、日本政治全体に影響を与える重要な選挙になる。


4月27日には、衆議院補欠選挙が実施される可能性がある。


3月15日までに衆議院議員の欠員が生じれば、4月27日が補欠選挙の実施日になる。


鹿児島2区選出の徳田毅議員は、親族が公職選挙法違反で逮捕、起訴されており、連座制により議員資格を失う可能性が濃厚である。


徳田議員の姉であるスターン美千代氏は公職選挙法違反容疑をすでに認めており、徳田毅議員の辞職は確定的な情勢である。


1月下旬に召集される通常国会でこの問題が取り上げられるのは必至で、安倍政権は4月27日の衆院補選を避けることができないだろう。


東京都知事選に現職衆院議員が立候補する場合も、4月27日に補選が実施されることになる。

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さらに、山口県知事選が実施される可能性もある。


山口県知事の山本繁太郎氏は体調不良で昨年10月から長期入院している。


県政の停滞を招いていることは明白である。


山口県選出の自民党衆議院議員である河村建夫氏は、1月2日、


「(2月下旬頃に開会する)次の県議会にも出席できなければ(知事を辞職して)知事選もあり得る」


と語ったと報じられている。


山口県は安倍晋三首相の選出県であり、ここで知事選が実施されることになると、国政に影響を与える重要選挙になる。


問題は、これらの選挙がどのように展開するか。


そして、主権者がこれらの選挙にどのように対応するかである。






コメント
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とうとうこんな論評が米国の代表的雑誌に出た。 「安倍晋三はアジアのヴォルデモートか。」 

2014-01-06 21:49:57 | 阿修羅


とうとうこんな論評が米国の代表的雑誌に出た。 「安倍晋三はアジアのヴォルデモートか。」  孫崎 享 
http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/853.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 1 月 04 日 15:22:00: igsppGRN/E9PQ







とうとうこんな論評が米国の代表的雑誌に出た。「安倍晋三はアジアのヴォルデモートか。」
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/29af42fcf09e003de92c4f272fb7e49a
★孫崎享氏の視点ー<2014/01/04>★ :本音言いまっせー


デーリーテレグラフ1月1日はLiu Xiaoming駐英大使の
「中国と英国は戦争を共に勝利した、日本が侵略的過去を見つめることを拒否するのは世界平和への深刻な脅威である
( China and Britain won the war together)」という論評を掲載した。

ここで中国大使は安倍首相を「ハリー・ポッター」の悪役ヴォルデモートとしたのである。

日本人で中国の大使が、我が国の首相が悪役になぞらえ、それを英国の代表的、
それも保守系の新聞デーリーテレグラフが掲載するという事態がでるとは、誰も思っていなかったに違いない。

この論評はこじつけである。プロパガンダである。勿論である。

しかし、英国の代表的保守系の新聞したことに意義がある。

更にフォリン・ポリシー(Foreign Policy)は米国では権威ある国際関係雑誌である。

ここでもとうとう、1月2日付で「安倍晋三はアジアのヴォルデモートか。」という記事が出た。

日本の多くの国民は安倍首相の言動に違和感を感じていない。

しかし、「日本はどうなったのだ」という思いでみている人が米国や、英国に存在し、
とんでもない中国のプロパガンダに同館を覚える事態になっているのだ。

********************************

ヴォルデモートはシリーズ「ハリー・ポッター」の中で、
「主人公ハリー・ポッターの最大最強の敵。イギリス魔法界で広く恐れられる、闇の魔法使い。
「純血主義」の下、マグル出身者の排除を目論んでいる。」とされる人物である。

*****************************

ヴォルデモートに相当する実物の政治家を見出そうとすれば数人いる。

ヒトラー。

あるいはプーチン。肉体的に似ている。

ハリー・ポッターフアンで政治観察者で安倍晋三をリストの中に入れる人はほとんどいない。

しかし、駐英国中国大使Liu Xiaomingは日本の軍国主義(そして延長線上で安倍を)を悪漢に例えた。

(ザ・テレグラフ紙に「『ハリー・ポッター』に出てくる悪しき魔法使いヴォルデモートが死んだのは、
魂の一部を入れていた7つの分霊箱が破壊されたためだった。
日本軍国主義がヴォルデモートなら、靖国神社こそ分霊箱であり、日本の魂の暗黒部分を代表するものである」(訳はcrx7601.comに掲載)。

公平な所、劉大使の例えは日中関係を英国人が簡単に解らさせるために引用したにすぎない。

しかしこれは強烈な暗喩である。

議論のために比較してみよう。

日本は敗戦し、日本の戦後憲法は軍国主義を排した。
しかし、14名のA級戦犯を祀る靖国神社は国家の精神の暗黒部分を現す分霊箱とする劉大使の論はポイントをついている。
ヴォルデモートの分霊箱(Horcrux、、造語、分割した霊魂を隠した物)の求めは暗黒の勝利の中の過去の自分を取り戻そうとする試みである。
安倍はナショナリスト的傾向を持ってはいるが、安倍の靖国参拝を彼の政府が軍国主義的精神の悪のリバイバルとみなすのは飛躍であろう。

この比喩はどこまで行くのであろうか。

尖閣諸島、石原慎太郎、日本の歴史教科書、日本の憲法での軍事活動への禁止をどこまで、ハリーポターの本と比較できるであろうか。

ハリーポターの言葉を引用すれば、日本、中国いずれも、相手が生存する限り生きられないとでもいうのであろうか。
コメント


01. 2014年1月04日 15:39:28 : 7CkUTmGJfY
いい機会じゃない。
日本の駐英大使も反論したらよいと思うよ。
靖国に関しては、いろいろ誤解されてることもあるし、
日本の戦後の歩みに関しても、中国と比較して、
事実関係を淡々と述べればよいのじゃないの。
注目されてるんだから、利用しないと損ね。

で爺




02. 2014年1月04日 16:27:17 : arOMHviQXX
>>01
誤解なんぞ解けるわけがない。
相手は戦勝国と敗戦国と分けて考えているんだからな。

日本は米英支蘇に対してポツダム宣言を受諾したんだ。

日本の戦後の歩みだの靖国の誤解だの、甘っちょろいこと言ってんじゃねぇよ。

それによ、コメント入れるならルールを守れよ。

ペンネーム入れる欄があるだろう。

最初にペンネームを入れるのはな、くだらねぇコメントを飛ばし読みできるってことなんだよ。


03. 2014年1月04日 16:28:10 : 4SAXWbJ0Wg
で爺殿へ
そげんなことは無理ばい。

大使閣下は、宴会に接待にと、たっぷりある機密費の消費に忙しく、
とても反論するなどと、頭を使う暇はないでしょうに。




04. 2014年1月04日 16:58:37 : TGZjS8iB2r
>デーリーテレグラフ1月1日はLiu Xiaoming駐英大使の
「中国と英国は戦争を共に勝利した、日本が侵略的過去を見つめることを拒否するのは世界平和への深刻な脅威である
( China and Britain won the war together)」という論評を掲載した

英国は、大東亜戦争でアジアの植民地を失ったことがそんなに悔しいのかw
ざまぁ m9(^Д^)

米仏蘭もご愁傷様でしたw




05. 2014年1月04日 17:16:59 : 7CkUTmGJfY
>>3 ま、正月休暇中という可能性が高いね(笑)
孫崎某でさえ「こじつけ」「プロパガンダ」と呼ぶ内容なのだから、いくらでも反論のしようはあるだろうね。反論すると申し入れれば、テレグラフ紙は建前上、紙面を割かざるをえないのだから、こういう機会を逃しては駄目なのよ。

で爺






06. 2014年1月04日 17:36:06 : RIqsSxaCyc
一人でプロシア皇帝ヴィルヘルムカイザー2世とその隷下の首相を演ずるつもりではないか。



07. 2014年1月04日 19:56:10 : esmsVHFkrM

>>01、>>05、「で爺」、
あ、また出てる。

正月は阿修羅で大活躍じゃないか。初詣も年始も新年会もなしか。盆も正月もないニートとは言え侘しい正月だな。

日本の駐英大使がデーリーテレグラフ紙上で反論なんかできないって。君は日本の外務官僚の語学力がいかほどのものか知らないのか。俺もアメリカ留学したし英語圏で外国企業幹部や日本企業現地法人社長もやったから彼らの語学力は知悉している。できるのは挨拶ぐらいでとても論争なんかやれるレベルじゃない。

そもそも英語力以前に彼らは日本語でだって論争なんかできない。君らネトウヨのように相手構わず自分の言い分を一方的に言ってくることはできても(まともな根拠も論理もレトリックもなく)、論点に応じて相手の論証を的確に覆し自分の論点を有効にかつ堅固に構築していくような能力はまったくない。

それは外務官僚に限る話ではなくて日本のインテリ共通の問題だ。アメリカ3大ネットワークの日曜日朝のニュースショー(FOXは論外でMeet the PressやFace the NationやThis Weekね)における程度のディベートですら日本のメディアで見ることはまったくない。

だから、日本の駐英大使がデーリーテレグラフ紙上で反論なんかできない。むしろデーリーテレグラフから日本の駐英大使に反論を招請されたら大変だ。論争というのは知的格闘技なんだから観客にその優劣が即座に判断されてしまう。

中国駐英大使の論文は以下のとおりで、その論理といい論拠や例証といい(安倍の例の731と書かれたヘルメットをかぶっての浮かれた振る舞いや麻生のナチに習え発言やまもなく英国で公開される泰緬鉄道建設への英国捕虜虐待を描いた映画(''The Railway Man'')まで引いてあるぞ)レトリックといい(冒頭のハリーポッターが効いている)文句のつけようがないほど優れたものだ。

私は「安倍自民党=官僚利権政府=右翼保守のファシズム日本」に反対し今の「平和憲法民主主義の日本」を守ろうとする日本人だ。その私から見れば、この中国駐英大使の論文に述べられている内容は、わたしや他の心ある日本人の方々が日ごろから阿修羅において日本がそうあるべきだと主張していることに他ならない。だから右翼保守なり自民党政治かなり外務官僚にまともな反論があるものならばぜひ聞いてみたいものだ。

「で爺」によれば、日本の駐英大使は「ま、正月休暇中という可能性が高いね(笑)」とのことだが、もし彼が12月25日の安部安国参拝に引き続く年末年始に本当に「正月休暇中」であるならば、彼は上に述べたような「能無し」の上に「怠惰」であるということになる。だったら日本を今日の国難に追いやった売国官僚利権政府にしてこの外務官僚ありということだ。「能無し」ではあってもせめて正月も懸命にネットに張り付いて与太コメを欠き飛ばす手下の「で爺」程度の「勤勉」があってほしいのもだ。しかし、そんな「能無し」で「怠惰な」ご主人様のの犬となって働く「で爺」にはまことにご愁傷様と言う他はない。

さあて、今後安倍自民党=日本駐英大使はどんな反論なり対応なりをするものかな。興味深く見守っていこう。

安倍自民党=官僚利権政府には、スルーは不戦敗だということをくれぐれも忘れないでもらいたい。

「で爺」、お前もな。


08. 2014年1月04日 20:05:08 : esmsVHFkrM

>>07だが、
デーリーテレグラフの中国駐英大使の論文引用において段落がめちゃくちゃになってしまった。オリジナルは段落わけまで完璧で周到だ。

以下のURLで原文を確かめてもらいたい。

ttp://www.telegraph.co.uk/comment/10546442/Liu-Xiaoming-China-and-Britain-won-the-war-together.html






09. 2014年1月04日 20:47:12 : 7CkUTmGJfY
>>7 しかし、君も暇だね。オレもそうだけど。この間から絡んでくる君かな?
別に難しいことじゃないじゃん。今まで、反論してきた内容を繰り返して、中国側の主張に対置させるだけでいいのよ。中国側のこの論文もその程度の「焼き直し的寄せ集め」なんだから。

例えば、中国側の「挑発」に対して、日本がきわめて自制的に対応してきたことは、諸外国から評価されているとか、靖国神社は、A級戦犯を祭るための施設ではなく、戦死者全ての慰霊のためであり、戦火による犠牲を繰り返さないことを誓うために参拝したとか、あるいは中国側の軍事費の急激な膨張を指摘して、他国を「軍国主義」と呼ぶ自己矛盾をあぶりだすとかね・・・いろいろあるじゃん。

外交の場での論争なんて、勝ち負けなんてつくもんじゃないのだから、相手の意見をいくらかでもニュートラライズできれは、それで目的は達せられるのよ。言われっぱなしといのが一番よくないのね。

で爺

10. 2014年1月04日 22:36:28 : 3O0Ehjfq9Y
で、ウヨは死喰い人ってわけか…



11. 2014年1月04日 22:58:24 : esmsVHFkrM

>>09、「で爺」、
ありゃー、いかにもニートネトウヨらしいご意見を頂いちゃったな。ニートは気楽でいいねえ。

イギリス国民ひいては英語圏諸国民の共感と支持を競う新聞紙上での公開論争で、中国側が>>07、>>08で見るように論理、論拠、事例、レトリックのすべてにおいて非常に優れた論文を出してきているのに、「今まで、反論してきた内容を繰り返して、中国側の主張に対置させるだけでいいのよ」かあ。

中国大使の「日本は戦争責任を潔く認めて地域の安定と世界平和に貢献すべきだ」との主張そのものは、中国政府が過去に安倍自民党日本政府に対して主張し、またわれわれ「平和憲法の民主主義日本」を擁護する日本人もここ阿修羅で主張してきたことであるから何も目新しいものではないし、またそもそもその主張が変化するはずがない。

問題はその同じ主張が中国大使論文のすぐれた論理と論拠と例示とレトリックで非常に明快に説得力をもってイギリス国民と英語圏諸国民に対してプレゼンされたということだ。それを主張が同じだからと「中国側のこの論文もその程度の「焼き直し的寄せ集め」なんだから」と断ずるとはおよそ知識人の間の論争の知的レベルと厳密さを知らない無知が言うことだが、なるほどそんなことを言う奴はニートネトウヨの「で爺」だ。

「で爺」はデーリーテレグラフの中国駐英大使の論文を読んでいないんじゃないのか。いやそもそも「で爺」は英文が読めないんじゃないのか。英文も読めずにデーリーテレグラフ掲載中国駐英大使の論文を論じているのなら、まことにニート、見上げた根性だと言わざるを得ない。

要するに「で爺」が言っていることは、ここ阿修羅でニートネトウヨがやっているところの相手が繰り出した論点にかかわらずそれが反論として成立するか否かも無視してただただ自分の主張を単調に繰り返せということだ。「真相の道」や「米犬」や「xyzxyz」や「小沢カルトは馬鹿ばかり」や「木卯正一」が阿修羅でやっていることを日本政府にもイギリスと英語圏諸国の国民とそのオピニオンリーダーたちの前でやれということだ。これ自体とんだ大笑いだが、日本政府が本当に「出爺」の言うとおり「今まで、反論してきた内容を繰り返して、中国側の主張に対置させるだけでいいのよ」をやれば(わたしがすでに>>07で述べたように日本の外務官僚のレベルは非常にお寒いものだからその可能性は確実に存在するが)これはわたしばかりでなく国際社会の大笑いだ。そうなれば、なるほどこのニートネトウヨにして安倍自民党=官僚利権政府ありということになるわけで、官僚、自民党、右翼保守には新春早々ご同慶の至りだ。

「外交の場での論争なんて、勝ち負けなんてつくもんじゃないのだから」とのお言葉だが、外交に限らず政治論争においてどちらかが「参りました」と言うことで勝負が着くなどとということがないのははなから当然のことだ。問題は政治論争が常に公開で観客の前で行われる知的格闘技だということで、観客は常にどちらが論争に勝ったか、場合によっては論争の勝ち負けにかかわらずどちらに共感するかを判断し、それに基づいて行動する。イギリスや英語圏先進諸国は民主主義国だから、そのような世論は結局各国政府の行動を規定する。これが論争の勝ち負けだ。

だからこそ、中国大使は、ハリー・ポッターで話を始め、安倍の731ヘルメットや麻生のナチ発言に言及し、''The Railway Man''で英国人捕虜虐待の事実を想起させ、英国と中国が同盟国として日本に勝利したことを強調しているんだ。

私としては、安倍自民党政府の日本駐英大使が「で爺」の言うとおり「今まで、反論してきた内容を繰り返して、中国側の主張に対置させるだけでいいのよ」をやるのをぜひ見てみたいと思う。どうせネトウヨも安倍自民党=日本政府もアジア太平洋戦争中の大本営発表のようにその帰結である英国および英語圏諸国の世論の反発という負けを認めないだろうが、官僚利権政府=安倍自民党=右翼保守のファシズムが国際的にさらに孤立していくことは確かだ。

今からわくわくしている。







12. 2014年1月04日 23:42:28 : 7CkUTmGJfY
>>11 また、長々と(笑)
あなたが、「これは知的格闘技だ」などと幼稚なことを言うから、そうではないと説明しておるの。外交の場での論争というのは、国家と国家の建前のぶつかりあいだから、反論する前から、言うことは決まっておるわけね。こんなもの、外務官僚のルーティーンだから、できないはずないじゃん。むしろ、どこまで踏み込んで反論するか、どういう表現を使うかということに神経を使うものなのよ。中国側は、こういう場合、居丈高にガンとやるのが、あの国の共産党の作風だから、簡単だけどね。外務省が反論しないとしたら、おそらくアメリカに対する配慮だろうね。本当に休暇中だとしたら、怠慢ということだね。

しかし、あなたは署名もしないから誰だかわからないけど、英語にこだわっているところを見ると、おれに誤訳を指摘されて、ずいぶん怒っていたあの人なのかな。何か、「子供くん」ぽい論理展開が似てるんだけど。

ほんじゃ







13. 2014年1月05日 00:17:12 : FU17rUWNRA
日本の外交官どもなんて、うんざりするほど英米の大学に留学してるはずですけど
(オックスフォード、ケンブリッジ、あるいはハーバード、プリンストン、コロンビア、ほんとうんざりするほど)
それほどまでに語学力が低いのでしょうか。
仮に、大使自身は語学力低いとしても、駐英大使館には現地採用スタッフがいないのですか?
大使や書記官が稚拙ながらも原文を作れば、格調高い表現に書き直してくれる現地スタッフを、ただの1人も雇えないのですか? あっちは高学歴でも失業率高いんだから、そんなわけないでしょ。

要するに、極端に無能ってことです。
学閥門閥おまけに閨閥、コネコネコネで特権漁りしかできないような、輩ども。
中国では高級官僚の腐敗堕落は深刻だというが、残念ながら日本も他国の事をエラそうに見下す資格はなさそうだ。




14. 2014年1月05日 01:00:02 : DUbtsMDy8o

「靖国神社は、A級戦犯を祭るための施設ではなく、戦死者全ての慰霊のためであり、戦火による犠牲を繰り返さないことを誓うために参拝した」(コメント09、
で爺氏から抜粋)。
 靖国神社は『戦死者全ての慰霊のためであり』。これは本当か。靖国神社内の「鎮霊社」は狭小なものでとってつけたアリバイ的言い訳のようなものだ。
靖国神社は旧真田山陸軍墓地のような『戦死者全ての慰霊のため』の施設ではない。ある観点からする差別的慰霊施設である。

 なお、A級戦犯は戦死者そのものではない。だが『戦死者全ての慰霊のため』という趣旨ならA級戦犯を祀っても不審はないかもしれない。思ってもみよ。日本の伝統的な祭祀観念には祟られない、死者の魂を鎮めることにある。仏教観念ではあるが善人往生するならまして悪人おや、と教えるではないか。

 『戦死者全ての慰霊のため』と言明するなら旧敵国の戦死者も追悼せよ。それが
旧真田山陸軍墓地である。慰霊は宗教を問わずに。ただし戦死者の生前の意思や遺族の意思を尊重すること勿論である。

 靖国神社は体制側の神社である。西郷隆盛(西南戦争)や近藤勇(戊辰戦争)などは祀られていない。 










15. 2014年1月05日 01:20:01 : esmsVHFkrM

>>12、「で爺」、
あれ、それじゃ反論になってないぞ。

わたしの>>11を[長々と」なんて言うようじゃ読んでないんだろう。それじゃネット上のネトウヨ怪情報は読めてもまともな論文や本はとても読めないぞ。だから君の議論はいつも浅薄なのか。

ちゃんとした学校にも行けずまともな高等教育を受けたこともないニートの君にもわかるように丁寧にわかりやすく書いたんだが(と同時にこのスレの読者にもわたしの論点がよく理解されるようにな、なにしろ論争は「決着のつく」知的格闘技だからな)、10行以上読めない人が相手じゃ無駄か。君には英国主要紙上での中国との公開外交論争の機微についての議論は馬の耳に念仏だったな。

君の過去のコメから推して、君は英文が読めないどころか日本文も10行以上は書けないし読めないということか。何でも10行以内で書けちゃうようなそんな程度のことしか頭に浮かばないとは便利なようで哀れだが、なるほどそんな頭だから右翼保守に走ってネトウヨやっているわけだ。

まあ、ちゃんと反論したかったらとにかくわたしの>>11を読む努力をすることだな。

わたしは、「esmsVHFkrM」だ。固定アドレスだから阿修羅においては終始一貫してこのIDでコメしている。だからわたしのコメ履歴はこのIDで参照可能だ。

それに比べて、君は恣意的にコメ末尾に「で爺」と入れたり入れなかったりしていているが、「で爺」という立派な名前があるのならばどうして阿修羅のペンネームを利用しないのか。そんな中途半端をやらなければならない特別な理由でもあるのか。上で、>>02さんも指摘していたことだが、なにか変だぞ。

それで、私は、他人の誤訳を指摘したことはあっても、君であれ誰であれ一度たりとも誤訳の指摘を受けたことなどないぞ。その「子供くん」って誰だ。デーリーテレグラフの中国駐英大使論文も読めないような君がその「子供くん」の「誤訳を指摘」したそうだが、そんな君にも指摘できる誤訳がどんなものかぜひ知りたいな。そのスレとコメのURLをぜひ示してくれよ。わたしが行ってその君の誤訳の指摘とやらをとくと見てやろう。

おっと、またまた10行以上になっちゃったみたいだが君には長すぎたかなあ。まあ、所詮10行頭のニートネトウヨには何を言っても無駄か。

君が指摘したという誤訳を楽しみにしているぞ。本当にそんな事実があるのなら、ちゃんとスレとコメのURLを知らせろよ。

手ぐすね引いて待ってるぞ。














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「大手マスコミが報道しない真実」 ①未来を見通せない安倍反動政府が続けばこの国

2014-01-06 21:20:15 | 杉並からの情報発信


「大手マスコミが報道しない真実」

①未来を見通せない安倍反動政府が続けばこの国はお先真っ暗

2014年1月3日 日刊ゲンダイ

ICT革命やグローバル化の波にさらされる2014年は、これまで以上に激動
の年になるだろう。そこでの舵取りは非常に難しいが、よりによって、 このタ
イミングで安倍政権というのは最悪だ。後ろ向きの国家主義者で、高度経済成長
期の幻想を追いかけ、日本人の「誇り」みたいなことにこだわ り、中韓だけで
なく米国にも異端視される首相である。およそ、この時代にふさわしくないのだ。

多摩大学学長で評論家の寺島実郎氏は、日刊ゲンダイ本紙のインタビューで「こ
のままでは、日本は国際社会から脱落し、世界史から置き去りにされて しま
う」と話していた。日米同盟を中核とする「自由と繁栄の弧」で中国の脅威を封
じ込めるという安倍外交の基本姿勢は、東西冷戦時代じゃあるまい し、時代錯
誤も甚だしいというのである。

安倍は保守政治家を気取っているが、保守とは時計の針を過去に戻すことだと勘
違いしているのではないか。やることなすこと、世界の趨勢(すうせ い)に逆
行することばかりだ。

特定秘密保護法なんかがいい例で、情報公開の時代に罰則強化で秘密を守れると
思っている発想がナンセンスだ。その目的は安全保障とか言っている が、他国
に一番ケンカを売っているのは安倍なのである。

「グローバル時代は、世界が共に生きる時代です。必要なのは包容力や寛容性。
時代遅れの国家主義をひた走り、日本さえ良ければいい、と考えている ように
見える安倍政権は、世界にとって危険な存在でしかありません」(浜矩子氏=前出)

こんな安倍政権に高支持率を与えて黙認し、「株価が上がった」と内輪の宴に興
じているだけでいいのか。時代遅れの反動政府に任せていたら、グロー バル化
の潮流に取り残され、日本は北朝鮮のようになってしまう。

国民も、もっと賢くならないと、この国は安倍政権とともに世界通史から消えて
いくことになる。

(転載終わり)





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ハゲタカに日本を献上する為のTPPと秘密保護法

2014-01-06 11:11:53 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

ハゲタカに日本を献上する為のTPPと秘密保護法




民主党政権時代に農水相を務めた山田正彦氏が書き下ろしの新著


『TPP秘密交渉の正体』(竹書房新書)


を出版された。


http://goo.gl/14k4Fj


Photo
山田氏は2010年の農水相在任時からTPPに反対の姿勢を貫いてきた。


山田氏は新著のまえがきに、


「米国の言いなりになってはならない」


と記す。


この言葉は反米感情から来るものではない。


TPPの内容を精査し、その本質を見抜いた結果として表出される言葉である。


本書の37ページには次の記述がある。


「石橋湛山も米国により失脚させられたが、当時、岸信介と総裁選挙を争って辛勝した時に「米国の言いなりになってはならない」と野太い声で語ったのをテレビの映像で見て、感動した。」


山田正彦氏はいま、石橋湛山の言葉に思いを重ねている。

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山田氏が新著冒頭に、


「「TPPは農業と経済の問題ではないのか。よくわからないからひと言で説明してほしい。」とよく聞かれる。TPP(環太平洋経済連携協定)は医療、介護、教育、公共事業など、あまりにも多岐に及んでおり、かつ秘密交渉されているので、簡単に説明するのは困難だ。」


と記されているように、TPPの内容は複雑で、ひと言で説明するのは困難である。


それでも、マスメディアの情報操作によって、TPPが自由貿易を推進するもの、国民に利益を提供するものであるとの刷り込みが行われているために、TPPの本質、TPPの危険がほとんど国民には知らされていない。


山田氏は、


「強いて言えば、すべてを弱肉強食の市場原理のもとにおこうとしているのだ。巨大なモンスターのような多国籍企業のために。」


と記している。


日本社会、さらに言えば日本の国全体を、根底から変質させるマグニチュードを持つのがTPPである。


日本がこの枠組みに組み込まれてしまえば、もはや引き返すことは極めて困難になり、日本は根底から変質させられてしまうことになるだろう。

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すべての国民がTPPの正体を知り、その是非を判断し、手遅れにならぬように対処することが必要である。


山田氏の新著は、TPPが持つ危険な側面を、網羅的に捉え、具体的な記述をもって私たちに示すものである。


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中野剛志氏が著した『TPP亡国論』(集英社新書)


http://goo.gl/Tv6N6I


が、TPPの本質を日本国民に伝える先駆者としての役割を果たしたが、日本がいよいよTPPの入り口に差しかかろうとするいま、全国民が山田氏の


『TPP秘密交渉の正体』


http://goo.gl/14k4Fj


を熟読する必要があると思う。


TPPは関税と農業の問題ではない。


農業問題は極めて重大であるが、それ以外に、医療、食料、保険、労働、社会構造などの多面にわたって、決定的な影響力を発揮することになる問題である。

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本ブログ、メルマガでも紹介してきたが、


元農水官僚で現在は東京大学教授を務める鈴木宣弘教授の著書


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『食の戦争 米国の罠に落ちる日本』(文春新書)


http://goo.gl/wxTNAq


と、








「食政策センター ビジョン21」を主宰する安田節子氏による2009年刊行の著書
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『自殺する種子‐アグロバイオ企業が食を支配する』(平凡社新書)


http://goo.gl/lx3NJ1


を合わせて、すべての国民が熟読するべきである。


食料と農業は人間の生存にとって、根源的に重要なテーマである。




遺伝子組み換え食品や成長ホルモン満載の輸入牛肉を大量摂取していることにより、知らぬ間に私たちの肉体が蝕まれてゆく危険があることを、私たちは事前に知っておく必要がある。


マスメディアが真実の情報を提供しないいまの日本の現状のなかで、私たちが真実の情報を入手できる限られた媒体が、インターネットの情報と単行本の世界なのである。

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TPPの怖さは、秘密協定という点にある。


秘密協定であり、締結後も4年間秘密保持義務がある。


このことと特定秘密保護法が直接にリンクする。


安倍晋三政権は特定秘密保護法を強行制定し、その対象に外交機密、TPPの内容を指定し、TPPの内実を一切国民に知らせぬ考えである。


TPPがあるからこそ、安倍政権は無茶苦茶な国会運営を実行して、現代版治安維持法と呼ばれる特定秘密保護法を制定したのである。


テレビが見せる絵は、農家が鉢巻きを巻いてTPP粉砕を叫び、こぶしを上げる姿である。


関税が撤廃されれば、消費者の手元に安価な海外製品、海外農産物が提供される。


日本の輸出産業は輸出を増大させて日本経済にプラスの恩恵がもたらされる。


しかし、輸入農林水産物に押されてしまう農林漁業関係者が、自分たちの利益のために反対しているのがTPP。


これが、メディアが説明するTPPである。


詳しいことを知らない国民は、この説明に騙されてしまう。







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