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格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

首都東京主権者は都知事選にどう対応するべきか

2014-02-09 00:37:26 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


首都東京主権者は都知事選にどう対応するべきか




2月9日に東京都知事選が投開票日を迎える。


東京地方は2月8日に大雪の恐れがあり、9日も風雪雨の強い荒れ模様の天候が予想されている。


メディアは舛添要一氏を当選させるための情報工作を展開してきた。


選挙争点が原発問題に偏らないように、景気、福祉、高齢化、子育て、雇用、防災などの諸問題が選挙争点になるように仕向けてきた。


同時に、舛添氏が優勢で、細川護煕(もりひろ)氏と宇都宮健児氏が舛添氏から間を空けられて競り合っているとの情報が流布されてきた。


この情報工作の狙いは、


1.「勝ち馬に乗る」行動で舛添氏の票を上積みすること、


2.「選挙に行っても当選はない」と思い込ませて、細川支持者、宇都宮支持者の投票意欲を削ぐこと、


3.細川陣営と宇都宮陣営を競合させて、投票一本化の気運を削ぐこと、


であったと思われる。


そして、事態は、この工作を実行している勢力の意のままに推移しているように見える。

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この選挙を真面目に分析し、真剣に考察する人々は、さまざまな分析、考察を示してきた。


細川氏、宇都宮氏の投票を一本化することについて、細川氏の政策を詳細に分析すると、細川氏に投票することはできないとの論評も示されてきた。


安倍政権が推進する政策のなかで、これから特段の注視が必要になるのが「経済特区」である。


安倍政権が掲げる「成長戦略」は、TPPと表裏一体を為している。


そして、「経済特区」はなし崩しで、TPPによる日本解体を先行して実施してしまう「謀略」であると考えられる。


この問題は重要であり、都政において「経済特区」が推進されれば、なし崩しの日本解体が進行する懸念は存在する。


この点に着目して細川氏への投票に反対する論評も提示されている。

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多種多様な意見、主張が提示され、結局のところ、細川・宇都宮陣営の投票一本化の提言は取り入れられずに投票日を迎えることとなる。


しかし、このことは、安倍政権支持勢力の「思うつぼ」の展開でもある。


知事選において何よりも重要なことは、誰が当選するかである。


何票を獲得するか、何位に食い込むかということではない。


当選を果たさなければ、どれほどの得票を得たとしても、意味は限りなく薄い。


2位、3位争いを制して2位を確保したとして、どれほどの意味があるか。


単なる自己満足でしかない。


細川氏の経済特区政策に、仮に問題があるとして、宇都宮氏を支持したとしても、その結果として舛添要一氏が当選するなら、意味を持つのは「舛添氏当選」だけなのである。


そして、認識しなければならないことは、舛添氏が当選すれば、間違いなく「経済特区」推進に舵が切られることだ。

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今回の都知事選の最大の焦点は、「ストップ安倍政権」である。


安倍政権の暴走に歯止めをかけることができるかどうか。


これが都知事選の最大の焦点なのである。


それは、言い換えれば、舛添氏の当選を阻止できるのかどうかである。


舛添氏は、お笑い芸人「おぎやはぎ」の小木博明によるインタビューで、高齢者について次のように述べている。


http://www.youtube.com/watch?v=VPxGLFEdY5A


「(国民の)1400兆(国の金融資産)のうちの半分の700兆は、ジジイババアが 持ってんだよ」


「ヤツらはカネ持ってんですよ」


「消費税上げたら年寄りからも取れるんだよ」


原発問題については、2000年11月9日の敦賀国際エネルギーフォーラム2000の講演で、


「21世紀を考えるとプルトニウムすなわちもんじゅや再処理が不可欠です」


と発言している。


さらに、直近の2013年12月11日出演の「大竹まことゴールデンラジオ」で舛添氏は、


「核のゴミはシベリアの人の住めないところで管理すればいい」


と提案している。基本的に原発推進の論者なのである。


さらに、女性について、


「僕は本質的に女性は政治に向かないと思う。たとえば、指揮者、作曲家には女はほとんどいない。女が作曲した曲に大したものがない。なぜか、と考えてみると、実は指揮者は政治家に似ていることに気づいたわけ。オーケストラを統率する能力は、女性は男性より欠けているわけです。作曲家が少ないのも、論理構成をして様々なパーツを上手にワンパッケージにまとめる能力がないから。これはシングル・イシュー・ポリティックス(単一争点政治)とも関係してくる」


「それから、体力の差ということでいえば、政治家は24時間、いつ重要な決断を下さなければいけないかわからない。そのとき、月1回とはいえ、たまたま生理じゃ困るわけです」


「女は生理のときはノーマルじゃない。異常です。そんなときに国政の重要な決定、戦争をやるかどうかなんてことを判断されてはたまらない」

と述べている。


東京都の主権者は舛添要一氏の当選を阻止することを第一目標に行動するべきである。

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そうなると、当選可能性の高い候補者に投票を集中させることが絶対に必要不可欠である。


都知事選の最大の争点を原発再稼働阻止に置くことは極めて合理的である。


結論を示せば、舛添氏当選阻止の投票を細川氏に集中させるべきだ。


投票率が上昇すれば、細川氏の当選可能性が浮上する。


雪が降ろうと、槍が降ろうと、必ず投票に行く。そして、「ストップ安倍政権」の思いを細川票に集中して託す。


これが日本を再興させる第一歩になる。


東京の主権者は、頭を整理して、明快な方針を持ち、必ず投票所に足を運び、投票しなければならない。








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