格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

本澤二郎の「日本の風景」(1731) <検察よ、どうする?安倍スキャンダル> 

2014-08-25 21:02:37 | 阿修羅


本澤二郎の「日本の風景」(1731) <検察よ、どうする?安倍スキャンダル> <検察は鳩山・小沢のように対応できるか>
http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/275.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 8 月 22 日 09:22:43: EaaOcpw/cGfrA




http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52078735.html
2014年08月22日 「ジャーナリスト同盟」通信

<検察よ、どうする?安倍スキャンダル>

 法務・検察が新たな試練を迎えている。安倍スキャンダルが発覚したからである。現役首相のスキャンダルは、政局に圧倒的な影響力を与える。議会の自浄能力も問われる。野党の民主党にとっても力量が問われる。主権者・国民の側からすると、議会と法務・検察の正体を、改めて監視する機会を手にしたことになる。腐敗検察が、安倍スキャンダル捜査にどう対応するか?

<検察は鳩山・小沢のように対応できるか>

 司法試験の難関を突破した面々を多少なりとも信頼してきたジャーナリストも、昨今は「正義の仮面をかぶった腐敗官僚レベル」との思いが強い。最高裁判事にも疑問符がつけられるのだから、日本の司法の地盤沈下は否めない。
 あれほど小沢事件に全力投球した法務・検察である。同じような対応を、安倍スキャンダル捜査に向けられるか?ここは今後の日本政治の行方を決定することになるだけに、ことさら重大な関心を抱く必要があろう。

<総理退陣は脱税事件発覚?>

 小泉首相(当時)の途方もない便宜で首相に就任した安倍だったが、実にあっけなく政権を投げ出した。原因は病と報道された。しかし、違っていたようだ。「週刊現代」の特ダネが決め手となっていた。
 父親からの遺産相続に際して「6億円を申告していなかった」「脱税額約3億円」と報道される、その直前に退陣表明していたのだった。スキャンダルに弱い安倍を印象付けている。
 6億円というと、以前安倍家の金庫番の話を書いた記憶がある。その6億円のことなのだろう。「毎日新聞の国有地払い下げに汗をかいた謝礼であろう」と元国土庁大臣秘書官は、その金庫番から聞いていた。
 既に時効になっているが、国税庁関係者はそれでも「善意の納税」に期待している。どうする?晋ちゃん!

<安倍の資金管理団体を告発>

 共同通信8月18日付の報道によると、ジャーナリスト・大学教授らが安倍の資金管理団体を検察に刑事告発した。関係者の記者会見を報じたもので、既に検察はこの事実から逃れることは出来なくなっている。
 闇に葬ることは出来ない。この時期、安倍はゴルフに興じていたころだった。
 政治資金規正法では、首相時代の鳩山由紀夫も検察にやられて、事実上、支持率低下となって退陣を余儀なくされた。安倍も、同様な法律違反で告発されているのである。当人にとって、これは痛いだろう。

<支持率低下・アベノミクス崩壊・滋賀知事選敗北の後に表面化>

 安倍の支持率は決して高くはない。事実を伝えた上で、市民の声を聞けばせいぜいひとケタ台の支持率のはずだ。「集団的自衛権は、アメリカの戦争に加担する自衛隊を意味しますが、これに賛成しますか」と聞かれて、イエスと回答する国民は一人もいないだろう。
 「消費税に加えて、国保・介護など福祉増税が実施されています。賛成しますか」と聞かれて賛成する国民は数%であろう。原発再稼働に賛成する国民もわずかだろう。
 滋賀県知事選の敗北は、安倍政策に反対する国民が多数であることを証明している。新聞テレビを動員してのアベノミクスの結果、貿易収支は赤字続きで、日本の前途はSOSの深刻な事態に追い込まれてしまった。
 起死回生策はほとんどないに等しい。拉致問題の処理は経済危機を乗り越えようとする北朝鮮が望んでいることであって、それに政権浮揚を期待する安倍内閣が手を差し伸べただけに過ぎない。
 反憲法政策を推進する安倍・自公内閣を、それでも検察は見逃すつもりか。

<東電福島原発事件、徳洲会疑獄から逃げた検察>

 何度でも繰り返し訴える必要があるが、東電福島原発事件捜査に全く目を向けない検察に、世界の検察関係者は驚きをもって受け止めている。中国や韓国でも考えられない捜査当局の対応である。
 さらに言うと、戦後疑獄事件で最大級と見られている徳洲会疑獄事件捜査にも、検察の正義を貫く姿勢を見せていない。逮捕第1号に掲げた徳田虎雄には手をつけず、雑魚で処理して幕引きを図っている。
 不思議千万なことは、これが議会で取り上げられていない。100億円使途不明金捜査にひるむ検察でいいのか。納税者は怒っている。

<汚名返上の好機>

 日本の検察は優秀な捜査機関と吹聴されてきたが、これは嘘である。田中角栄逮捕は、ワシントンの陰謀事件に付き合わされた検察だった。巨悪の中曽根、徳洲会疑獄の石原を検察は自由にさせたままである。
 世耕の祖父も関係した、敗戦直後の隠退蔵物資摘発捜査班の検事は、摘発に努力していた中野四郎議員のもとに大金を持参、なんとか摘発を止めてください、と陳情してきた。この捜査班がのちの東京地検特捜部である。
 問題検事は「後の検事総長である」と中野四郎秘書が証言している。

<憲法違反首相に遠慮不要が世論>

 さて、どうする検察庁?検事総長が誰か知らないが、国民奉仕の検察、血税で生きている検察というのであれば、遠慮することはない。安倍スキャンダルにメスを入れよ、これは天の声である。

2014年8月22日記






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安倍政権打倒デモ 全国に広がる 2014年8月23日 東京新聞:こちら特報部 

2014-08-25 19:53:43 | 杉並からの情報発信


安倍政権打倒デモ 全国に広がる

2014年8月23日 東京新聞:こちら特報部 俺的メモあれこれ

「安倍政権打倒」を掲げるデモが全国各地で起きている。「反政府デモ」は海外
ではおなじみだが、日本では、安倍晋三首相の祖父である岸信介元 首相を標的
に した「安保反対、岸を倒せ」ぐらいしか思い浮かばない。特定秘密保護法や
集団的自衛権の行使容認など個別テーマで反対しても、自民党独り勝ち の「一
強多 弱」の政治状況では数の力で押し切られる。それならば、国民の声で安倍
首相を引きずり降ろすしかないというわけだ。(上田千秋、林啓太、佐藤 圭)

◆自民一強 怒りの受け皿なし

「安倍はやめろ」「ファシストうせろ」。今月2日、「安倍政権打倒」のスロー
ガンのもと、約3000人のデモ隊が東京・渋谷の繁華街を練り歩 いた。

主催団体のひとつである市民グループ「東京デモクラシークルー」のぬらりのさ
ん=男性、ハンドルネーム=(27)は、安倍政権への怒りをあら わにする。
「立憲主義を否定し、国民の声を聞かない。極右政権、現代のファシズムだ」

中心メンバーには、毎週金曜日に脱原発を訴えている首相官邸前デモや、ヘイト
スピーチ(差別扇動表現)デモに現場で直接抗議する「カウン ター」活動の参
加 者が多い。ぬらりのさんは「政権打倒デモは、カウンターの流れをくんでい
る。怒りの気持ちを肯定し、それを直接ぶつけて可視化する」と強調す る。

「安倍政権打倒」のはしりは今年3月、安倍首相が「笑っていいとも!」(フジ
テレビ系)に出演した際の騒動だ。JR新宿駅に面するスタジオア ルタ周辺に
は、首相に批判的な人たちが自主的に集まった。「バラエティーに出てる場合
か」と怒号が飛び、「安倍晋三は今すぐ辞めていいとも!」と書かれ たプラ
カード も登場した。

冒頭のデモの主催団体でもある市民グループ「怒りのドラムデモ」は5、6、7月
に各1回、「安倍政権打倒デモ」を都内で繰り広げた。東京の動 きに呼応する
形で、今月17日には福岡で「政権打倒デモ」があった。福岡デモ実行委員会の宮
崎雄士さん(29)は「鹿児島や佐賀から駆けつけた人もいた。 安倍政権に対 す
る反発の強さを実感した」と話す。

2012年12月の安倍政権発足以来、改憲や原発再稼働に反対するデモや集会は毎週
のように実施されてきたが、なぜ今、「政権打倒」なのか。 「東京デモク ラ
シークルー」と連携する市民グループ「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田
健さん(69)は「昨年12月の秘密法の強行成立がきっかけ」 とみる。

「個別のテーマで幅広く結集する方法に知恵を絞ってきた。だが、秘密法が強行
される中で、いくら頑張っても、最後は数の力でやられる。安倍政 権を打倒し
な ければ、らちがあかないと、みんなが思い始めた。与野党の力が拮抗(きっ
こう)していれば、野党に政権打倒を託せるが、今の政治状況では、ど うにも
ならな い」

今後、静岡や大阪でも「政権打倒デモ」が予定されている。高田さんらは、秋の
臨時国会の冒頭、国会周辺で「安倍政権打倒」の統一行動を計画し ている。高
田 さんは「政権打倒を掲げると、警備が非常に厳しくなる。安倍政権が警戒し
ていることの表れではないか」と気を引き締める。

◆60年の「反岸」デモ 危機感は同じ

「政権打倒」を掲げたデモは、海外では珍しくない。中東・北アフリカでは
2010~12年、「アラブの春」と呼ばれる反政府行動が相次いだ。 タイやウクラ
イナなど政情不安の国でも反政府デモが頻発している。

日本では、1960年の日米安全保障条約の改定を契機に、岸政権打倒を叫ぶデモが
全国に広がった。岸政権は同年1月、51年に締結された同条 約の改定につ いて
米国と同意。5月に強行採決で衆院を通過させたことで国民の不満が一気に高ま
ると、改定が承認される前日の6月18日夜には30万人もの 人が国会周辺 を埋め
尽くした。

当時は、終戦からわずか15年。しかも岸氏は、太平洋戦争開戦時に閣僚を務め、
戦後はA級戦犯として投獄された人物だ。後に不起訴となったも のの国民の警
戒心は強く、「反安保」から「反岸」へと流れが変わっていった。政治評論家の
森田実氏は「米国の手先になって、また戦争をするんじゃないかと いう危機感
が 強く、『ここで動かないと大変なことになる』と多くの人が考えた」と説明
する。

それから50年余、強引な手法を取る政権はあったが、安倍政権ほど国民との関係
が悪化したことはなかった。上智大の中野晃一教授(政治学)は 「さまざまな
悪条件が重なった結果」とみる。

ここ十数年ほどの間、小泉政権や民主党政権の改革路線が続いた。しかし、小泉
政権は格差問題、民主党政権は政治主導の迷走で国民の不興を買 う。そこに再
登 場してきたのが安倍首相だった。12年衆院選と13年参院選で圧勝した自民党
は、内紛を繰り返す野党を尻目に、「一強多弱」の政治状況を謳歌 (おうか)
す る。

「安倍政権は多くの国民の支持を得たのではなく、相対的に得票数が多かっただ
け。ただ、ライバルとなり得る野党がいない現状が続けば、自民党 は次の衆院
選でも勝てる。国民の声に誠意を持って対応する姿勢がなくても、政権を維持で
きる状況になっている」(中野氏)

◆反戦も反原発も 一つにつながる

そうした国民の閉塞(へいそく)感が現れた一つの形が「安倍政権打倒デモ」と
いえる。文芸評論家の柄谷行人氏は「秘密法も集団的自衛権も原発 再稼動も、
す べての問題は一つにつながっている。安倍政権の露骨なやり方を見ていれ
ば、デモのテーマがシングルイシュー(一つの論点)から政権打倒に変 わって
いくのは 当然の流れだ」と指摘する。

安倍政権にも、ほころびが見え始めている。7月の滋賀県知事選では、自民党が
推薦した候補が民主党の前衆院議員に敗北。広島市の土砂災害をめ ぐっては、
第 一報を受けながら静養先の山梨県でゴルフを続けたことが批判を浴びた。共
同通信社の調査によると、一時は70%を超えていた内閣支持率は、 52%にまで
低 下している。

高千穂大の五野井郁夫准教授(政治学)は「安倍首相はアベノミクスが評価され
ているから大丈夫と思っているかもしれないが、経済状況の善しあ しでしか判
断 しない人は、悪くなればすぐに離れる。政権を維持したいなら国民の声をき
ちんと聞き、噴出している不満や不安が払拭(ふっしょく)されるよう な政策
を示す べきだ」と唱える。

中野氏は「岸氏も世論の高まりの前に、最後は辞任に追い込まれた。安倍政権に
くさびを打ち込むことも可能だろう」と説く。

「秋に福島や沖縄で県知事選があり、来年には統一地方選が行われる。ここで負
けが続けば、政権基盤は弱体化する。加えてデモで国民が声を上げ 続けていけ
ば、流れは変えられる」

[デスクメモ]

昨年12月、「日隅一雄・情報流通促進基金」設立1周年記念シンポジウムにパネ
リストとして参加したときのことである。基金の桂敬一さんがあ いさつで「な
ぜメディアは安倍政権打倒と言わないのか」と疑問を呈した。ひとたび「打倒」
を口にすれば、ひたすらそれを追及するしかない。難しいところだ。(圭)




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