「民主主義の危機」の話をしよう:生き延びる哲学
本日、3月2日午後8時から、
鳩山友紀夫元首相と
「民主主義の危機にどう立ち向かうのか」
をテーマに対談をさせていただく。
対談の模様は、
UIチャンネル
http://live.nicovideo.jp/gate/lv211618968
にて、生放送動画配信される。
ぜひ、ご高覧賜りたい。
安倍政権の暴走が加速するなかで、日本政治の現状を打破しなければならないと考える心ある市民が多数存在する。
原発再稼働、
憲法破壊=戦争推進
TPP参加
消費税大増税
辺野古米軍基地建設推進
格差拡大推進
の政策基本路線に反対であると考える主権者は多い。
恐らく、過半数が反対だろう。
ところが、この主権者の意思が踏みにじられる政治が強行されている。
この現状を打破しなければならないのである。
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鳩山元首相に対するイメージはメディアの人物破壊工作
=”Character Assassination”
によって破壊されてきた。
たしかに、2010年5月に普天間移設先を辺野古としたことは、鳩山元首相の失策であったと言わざるを得ない。
県外、国外移設の方針を貫き、この方針の実現を阻止されることへの
「抗議の辞任」
をすべきだったのだろう。
この点は、鳩山元首相自身が強く反省されている点である。
しかし、米国の意のままに、米国に隷従して、辺野古移設を推進したのではない
県外、国外移設を懸命に模索しながら、それを実現できなかったのである。
米国の狗(いぬ)となって、米国の命令に服従し、それを日本国民に押し付ける首相が横行するなかで、米国に対して、しっかりと言うべきことを言う姿勢を取り続けたことは、正当に評価されねばならない。
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2009年の政権交代を実現した最大の功労者である小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏が、そろって激しい人物破壊工作の標的にされてきたことは、偶然の所産ではない。
この二人の政治家の台頭が、
日本の既得権益者である「米・官・業のトライアングル」、
とりわけ、
日本の支配者であり続ける米国
にとって、絶対に許されないことであったからだと推察される。
小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏に対する空前絶後の人物破壊工作が展開され、
日本政治の中心から、この二人の政治家が排除された。
その結果として生み出されたのが、
菅直人、
野田佳彦、
安倍晋三
と続く、対米隷属政権の系譜なのである。
安倍氏は2012年の総選挙で、
「日本を取り戻す」
と唱えていたが、
主語は「米国」である。
「米国が日本を取り戻す」
ことが目標に設定され、安倍氏は見事にその目的を達成したのである。
この「政権転覆」によって、日本政治の実権は日本の主権者の手から奪われ、いまや、米・官・業のトライアングルが、完全掌握してしまった。
これこそまさに、「日本の民主主義の危機」そのものなのである。