格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

仰天!高知の乱<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-08 13:13:06 | 日本の風景


仰天!高知の乱<本澤二郎の「日本の風景」(3488)
<極右・日本会議+創価学会VS共産候補+保革連合>
 日本にようやく灯が見えてきた。安倍の全てを知る人物が、驚いて高知の乱を伝えてきた。ありえない事態が起きているのである。高知知事選に対して、保革こぞって共産党候補を支援するというのである。極右は神社本庁+生長の家+統一教会+池田裏切りの創価学会という宗教カルト勢力に対抗して、立憲民主党+国民民主党+健全保守が共産党候補を全面的に支援する!

 高知新聞・高知テレビは、いまも健全さを保ってくれていれば、県民は安倍の自公を圧倒するかもしれない。安倍暴政の効果といっていい。

<疲弊著しい安倍の国会答弁は呑気な父さん>
 「菅原も河井も適材適所人事。しかし、問題が表面化したので辞任させた。任命責任は私にある。行政を前に進めることが責任を取ることだ」と11月6日の国会答弁で開き直った。
 安倍の責任論は、これまで通りの口先のみ。新天皇の前で万歳三唱の安倍が、天皇認証の閣僚二人の首をはねた。代わりを皇居に行かせてまた認証させた。それでいて、これである。日本語ではない。
 のんきな父さんは、戦後初めての独裁者でもある。

 極右の論理からすると、これほどの「不敬」な首相は初めてという。戦前であれば首相が打ち首にされるところだろう。日本列島には、台風直撃で明日の生活も見えない被災者の群れ、同時並行しての庶民・大衆から収奪する10%消費税という大増税である。相変わらずの放射能列島である。

 ようやく野党と保守リベラルが提携して、安倍退治を始めた。その先頭を板垣退助の自由民権の地・高知は土佐でゴングが鳴り響いている。

<松本けんじ決起集会に広田一、中村喜四郎、平野貞夫も激!>
 共産党の松本けんじ候補の選対本部長は、保守を自負する広田一代議士が指揮を執る。今後の日本の前途を占うことのできる一大決戦の陣頭の指揮者だ。成功すれば、一躍、高知県政はおろか日本の政治リーダーへの道が待ち構えることになる。

 広田選対のかじ取りに全国民は注目している。決起集会には、若いころは田中角栄が手塩にかけた元建設相の中村喜四郎も現れた。久しぶりに彼の姿をネットで見たが、依然として若い。保守無所属での連続当選の秘訣を、筆者も知りたいところだ。
 ひょっとして筆者の「選挙必勝法」(エール出版)をよく読んでいるのだろうか?喜四郎は「奇跡を起こせ」と大声を張り上げた。

 安倍の内乱予備罪で、検事総長に告発して注目されている平野貞夫も、国民民主党高知県連顧問としてあいさつした。「戦争しない、県民全てを幸せにする松本候補だ。相手はカジノ候補。負けられない」と檄を飛ばした。
 
<農漁業立国目指す帆船・日本丸船出に日本の希望が見えてきた!>
 松本けんじの公約がすばらしい。高知県を農業・漁業・林業で生活することができるようにする、一人の落後者もなく、ということらしい。
 これは筆者が主張する帆船・日本丸と波長がぴったりである。9条国家の言い換えでもある。原発も武器弾薬もいらない。財閥もいらない、戦争しない帆船・日本丸でもある。

 帆を上げて風で航海するという、実に優雅な21世紀国家を象徴している。高知県から日本列島へと拡大させるのである。安倍・自公の国家主義に対抗する国家論は、国民主権論を基盤としている。

 血税を武器弾薬に化けさせる、天皇狂国家は有害無益である。

<大馬鹿知事のいる千葉市郊外でも遊んでいる農地がいっぱい>
 安倍晋三が天皇認証大臣の二人の閣僚任命責任を追及された11月6日午前、県民を愚弄する知事のいる千葉市に押しかけた。お目当ては、同市郊外に住む妹夫妻の家庭菜園でサツマイモ掘りを手伝うことだ。小春日和の素晴らしい天気と、まるで根菜のためのような豊穣な畑にスコップを入れて、見事に育ったサツマイモを掘り続けた。
 我が家の借りている菜園に比べて、土がいいのが素人でもわかる。義弟が透析をしながらの野菜作りに感謝しながらの芋ほりだから、手伝っていて気分がいい。

 土いじりの人間の心は澄んでいる。県政や国政の不正腐敗に耳を傾けてくれる。昼時に妹は、母親が伝授した糠みそ漬けや、酢モノや煮物を出してくれた。まさに「おふくろの味」である。昨年100歳でなくなった母を思い出した。

 義弟の話では、このあたりに遊閑地はいっぱいだという。都心から地方に移転すれば、誰も家庭菜園にありつけることができるのだ。そうさせない農政に怒りがこみあげてくる。

 工業化の先に武器弾薬国家と原発と放射能汚染、その先に地球温暖化と台風のハリケーン化が首都圏にも襲来する。そんな9・9の15号台風のとき、役者崩れの千葉県知事は、知事公舎でなく自身の豪邸別荘に雲隠れしていた、と週刊誌が今日も暴いているという。

 何事も度を過ぎると、天が大暴れする。それに野党とリベラルな政治家が気づいた。先陣を切ったのが土佐である。房総半島にも、まもなく訪れるだろう。首都・東京も国民の手に落ちるだろう。

<帆船・日本丸の帆を上げよ!>
 国破れて山河あり、の日本列島である。安倍退治の先は、帆船・日本丸の優雅な安全航海の日本にしたい。主権者の希望である。憲法審査会での極右の野望を駆逐することも可能である。

 ここしばらくは、全国民あげて、高知の乱に支援の輪を広げていきたいものである。
2019年11月7日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)





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世界的バブル危機<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-08 12:51:28 | 日本の風景


世界的バブル危機<本澤二郎の「日本の風景」(3487)
<破裂すると中曽根バブルやリーマンの比ではない>
 国際的にみて経済を予測できる専門家はいない。過去の数値を分析できても、生きている将来経済の予測は複雑すぎて、正確に分析はできないのだが、現在の世界的な超金融緩和による巨大バブルの予測は可能だろう。他方で、大半の専門家はいい加減な発言をして、身近な収入源のために貢献して金を蓄えている。
 世界的なバブルは、これまでの中曽根バブルやリーマンショックの比ではない。深刻な事態は、刻一刻と迫っているのだが、日本の安倍と黒田のノーテンキは無関心を装っている。

<大不況下、お札に羽が生えて舞い上がっている!>
 不況を予防するため、金融を緩和する。お札を大量に発行すると、それが金融機関経由で企業などに流れて、経済が回転してインフレになる。
 日本はこの数十年来、札を刷りながら、それが市場に流れない。日銀が国債や株まで購入して、株価対策に必死だ。政府の金も株式に流れて、株高をまやかしの人工操作で「景気は上向いている」という大嘘を垂れ流し、それを新聞テレビが宣伝している。

 インフレでお札に羽が生えてくると、政府は慌てて引き締めを図るのだが、政府日銀は、依然として必死で札を印刷している。それでも物価は上がらない、インフレにならない。お金がまともに循環していないためである。
 いくら福沢諭吉を印刷しても、経済は回転していない。

 この間、経済の健全化の指標となる国の予算・財政は、天井知らずに膨れ上がっている。江戸時代から、健全財政の基本は「入りを測りて、出を制す」なのだが、安倍・自公内閣の7年間は、絶望的な財政悪化政策にのめりこんできた。その額は1000兆円を軽く超えてしまっている。

 景気対策としての金融政策も財政政策も、これではお手上げである。そこに国際的な超バブルが崩壊すると、打つ手はない。恐ろしい事態が列島に襲い掛かることになる。日本沈没は絵空事でなくなる。
 清和会・日本会議・自民党・公明党のぼんくらに対応能力などない。

<日本は日銀が国債・株式購入して株の吊り上げ>
 ひたすら安倍・自公内閣は、財閥のための政策に特化して、大衆を顧みることがない。財閥の500兆円資金を問題にせずに、彼らのまやかしの景気指標である株値上がりに集中している。

 すなわち、日本銀行が禁じ手である株や国債を大量に買い込んで、株価操作に必死なのだ。完全に狂ってしまっている。治療の施しようがない。人間であれば、末期がんである。

 日本政府も、年金基金という国民の財産をリスクの高い株式に流し込んで、恥じない。恐ろしい政府と日銀の暴走による原因は、確実に大きな負を伴うことになる。

<企業は自社株買いで経営陣はあぶく銭>
 企業の内情に疎い筆者は、そこでの「自社株買い」による効果を最近まで知らなかった。無知は犯罪である。確かだ。
 本来であれば、まともな新聞テレビは、これらの解説を正しく報道すべきところだが、事実を報道すると、財閥が困る。したがって、財閥が電通などを使って、報道規制をしてくる。これに屈服してしまう新聞テレビの編集者が、報道の世界の支配者なのだ。

 考えてみると、日本の新聞人は、堕ちるところまで落ちてしまった。

 財閥企業は、持てる金を少し動かして自社株を買うと、株が吊り上がる。その結果、経営陣と株主の懐は膨らむ。企業実績に変化がなくて、株が上がり、経営陣は莫大な収入を得ている。
 「自社株買い」を開放したのは誰か。財閥は金融緩和で円高を大幅に抑制して、貿易で大儲けできる。輸出品には消費税が全額返還されるという二重の利益で笑いが止まらない、それゆえの500兆円の儲けなのだ。
 まともな政府が、毎年50兆円を税収として取れば、むろん、消費税という悪税は不要となる。財閥で動く日本は、必ず崩壊の時期を迎える。

<ソフトバンク1兆円利益に課税なし>
 ネット掲示板で見て確認できたのだが、孫正義のソフトバンクの利益は1兆円、それなのに税金は納めていない。
 こんなからくりに、仰天するばかりのジャーナリストにも困ったものである。「声を上げない日本」にも問題がある。閉鎖的すぎる。

 税金をゼロにするからくりを、庶民がわかるように解説してもらいたい。これくらいなら、経済専門家も解説できるはずである。
 税金というと、庶民は税理士や公認会計士任せである。筆者はその口だから情けない。経済のからくり、税制のからくりに興味と関心を抱く日本人でありたいものだ。

 一方で、ソフトバンクの破産報道も見られる。これも多少の真実があるというのだが、莫大な金集めに成功した成金にとって、破産しても痛くもかゆくもないのだろう。ただし、みずほ銀行などの預金者はどうなるか。

<安倍効果と財閥500兆円のゆくえ>
 天皇家の莫大な財産の詳細を知りたい、という日本人が増えてきている。166億円の天皇交代劇から、これまで無関心を決め込んできたジャーナリストも、これからは公正・客観的に天皇制を眺めようと思うようになった。
 これまで保守派を代表していた友人は、天皇廃止論を公言するようになった。他方で、安倍・自公内閣は二人の認証官を首にして「天皇の顔に泥をなすりつけた。それでいて謝罪していない」といって怒っている。これらは全て安倍効果であろう。

 そして新たな安倍効果は、財閥の500兆円の行方である。経済専門家がどこまで分析できるか、それとも国民を騙すのか。この資金を国民のために使用すれば、人々の不安は解消されるかもしれない。

 トランプの暴走と、連動した安倍暴走の先に、バブル崩壊が目の前にちらついている。政治も経済も一寸先は闇か。
2019年11月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)





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5・15事件と天皇責任<本澤二郎の「日本の風景」

2019-11-08 12:30:13 | 日本の風景


5・15事件と天皇責任<本澤二郎の「日本の風景」(3486)
<犬養毅首相=満州国承認に抵抗=軍閥+昭和天皇=暗殺>
 数日前の毎日新聞の記事を読んだという友人が「5・15事件の責任は軍部だけでなく天皇の責任だ、知らなかった」と連絡してきた。ようやく立ち上がった政党政治を消滅させた5・15事件の黒幕は昭和天皇である、というのだ。近現代史に蓋をかけてきた日本政府の闇を暴くような本の紹介であるとも。筆者も含めて5・15で暗殺された犬養首相のことを、さらっと歴史で学んでいるが、暗殺原因を追及しようという姿勢はなかった。

 当時の関東軍が暴走に次ぐ暴走で、ついに中国・東北地方に「満州国」なる関東軍の傀儡政権が。これに時の犬養は反対した。天皇にも伝えた。これに天皇と軍閥が連携した犬養暗殺の可能性が強い。武器による犬養排除である。

<「狼と義」という本を開くと見えてくる>
 今の岡山県出身の犬養は、慶應義塾や二松学舎で学んだ後、西南戦争を記者として取材している。「日本及日本人」という雑誌では、財閥と軍閥を批判するリベラルなジャーナリストだった。1890年から42年間、実に18回、連続して衆議院当選の実績を残している。その記録は、尾崎行雄に次ぐ。

 神戸中華同文学校、横浜山手中華学校の名誉校長を引き受けている。大の中国派は、孫文の革命派の支援にも力を入れた。おそらく「狼と義」という本も、こうした彼の政治思想を取り上げているはずだ。

 政党政治が衰退する場面で、立憲政友会の総裁にかつがられて政権を担当するのだが、彼の政治基盤は弱かった。財閥と軍閥の侵略派が主導権を握る中で、苦しい妥協政治を強いられる。

 だが、武力で大陸・中国を制圧する関東軍と、そこから大陸の資材を収奪する財閥の暴走を容認することはできなかった。この間の天皇とのやり取りは、まさに現人神ゆえか、すべての記述から読み取ることはできない。

 ただし、5・15反乱兵士の処罰が軽微であるところから、天皇関与を推認することができる。「狼と義」がどこまで踏み込んでいるか?
 彼は対話・話し合いによる解決のため、密使を派遣するのだが、辛亥革命後の中国は、軍閥が跋扈する大混乱期である。蒋介石の国民党も北伐に成功していなかった。他方で、関東軍は東北軍閥の張作霖と提携しながらも、日本財閥が牛耳る大豆利権に手を出したことを知ると、鉄道を爆破して暗殺してしまう。
 「満州国傀儡政権」を発足させたものの、犬養政権はこれを容認しない。事件はそうして起きたのだが、反乱軍は陸軍ではなく、海軍である。ここに反乱軍の陰謀の巧妙さを見て取れる。

<閨閥で動く日本=緒方貞子さん(92歳)の曽祖父>
 今なぜ5・15事件と天皇責任かといえば、最近亡くなった国連高等弁務官を歴任した緒方貞子さんの曽祖父が犬養首相だったことと関係する。

 思うに、安倍や麻生に限らず、日本の政治経済などが明治の閨閥で動いてきていることに、改めて感じさせられる。庶民大衆が頂点に立つことは容易ではない。たとえ立っても、すぐに排除される。当時の犬養もそんな立場だった。いうことを聞かないと、武器弾薬でもって退治してしまうのだ。

 犬養家は、戦後の時代で芽を出したのだが、健は造船疑獄時の法務大臣として、詰め腹を切らされてしまった。外交官の娘である貞子さんは、吉田茂後継者の緒方竹虎の息子と結婚、閨閥の一角に組み込まれて、国際社会で活躍した。
 彼女は「満州事変」という本を書いている。犬養の信念も、ここで描いているかもしれない。5・15の後、2・26事件が起きている。こちらには厳罰、すなわち天皇も容認できなかった、という事件だったことがわかる。

 「昭和天皇は侵略戦争に関与していなかった」という天皇教の皇国史観をただす必要があろう。その機会を、今回は緒方貞子さんがくれた。近現代史を学ばない日本人は、国際社会では通用しない、ということを学ばせてくれる。

 犬養の言い分に「極端な右、左はダメ」がある。現在の安倍・自公政治は、極端な右だから、隣国との関係を壊してしまい、本日、タイでの日韓首脳会談11分とさえなかった。
2019年11月4日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)






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