腐臭列島・房総半島の闇<本澤二郎の「日本の風景」(3489)
<利権のすべてを吸い取った財閥三井>
昨日は「高知の乱」を書いた。支援の輪の拡大に健全野党を自負する政治家は、土佐に殴り込みをかけてほしい。相手はカジノ候補、それに自民党県連はすでに分裂気味だ。すると、今度は「房総半島の腐敗を追及せよ」との突き上げも相次いでいる。千葉県の行政・治安の乱れ、税金泥棒の実態を暴け、というものだ。
2001年に「腐臭列島・房総半島の闇」(データハウス)を発表した。国政の腐敗は地方の腐敗と連動している、そのための作品である。東京新聞記者・知事特別秘書・千葉日報編集局長・千葉テレビ常務などを歴任した、郷里の先輩・野村泰が、晩年、遺言のように明かしてくれた恐ろしい財閥三井の野望をベースにまとめたものだ。
悲しいかな「房総半島の闇」は、現在も継続している。
<役者崩れの森田健作の正体を週刊誌が暴いて辞任目前!>
すっかり故郷のことを忘れてしまっていたのだが、現実は安倍の暴政が、森田という大馬鹿野郎にも伝染していた!これは衝撃である。
千葉県にも県紙もある、テレビも。そして大手の新聞は支局を構えている。現役時代には九社会という支局長の集まりがあり、月に4回知事と懇談する機会を持っていた。不正腐敗は直ちに知事の耳に届いた。今はどうなっているのだろうか。機能不全のマスコミに堕してしまっているのだろう。
暴力団追放千葉県民会議は、沼田県政のもとで発足、やくざ代議士をけん制したものである。いまも存続しているらしいが、形骸化していて、結果、やくざ跋扈の千葉県になり果てている。
女性は、少しでも油断すると、入れ墨やくざの覚せい剤・強姦・性奴隷を強いられて、人間として生きる権利を奪われてしまう。それを「木更津レイプ殺人事件」取材で、とことん学ばされてしまった。安心・安全が保障されていない房総半島である。捜査が出鱈目、いい加減なものだから、被害者は110番通報をしない。
<「警察を見たら泥棒と思え」との市民の声も>
トップの千葉県知事は言うまでもなく、県警も公安委員会も県職員もノーテンキを決め込んでいる。それどころか医療事故にも蓋をかけて、病院に軍配を上げる始末だ。これらをおりに触れて、いくつか公表することにしたい。
政府の「地方創生」はまやかしに過ぎなかった。国民もそろそろ気づき始めているだろう。中国では、こうした事態を「無法無天」と呼んで、善良な市民に恐れられている。
元大臣秘書官でも「こんなに世の中が乱れているとは知らなかった」と年金生活に入ってみて驚愕している。多少の良心のある市民であれば、同じ思いであろう。
彼は最近発覚した警察の不祥事件を見て「警察を見たら泥棒と思え」と心情をぶちまけている。「ありとあらゆる犯罪に、取り締まる側の人間が、犯罪を引き起こしている。世の中は真っ逆さま・真っ暗闇だ」とも。
<安倍に追随?豪邸別荘住まい、都知事に並ぶ高給取り>
最近は、めっきり新聞の株を奪ってしまった週刊文春に、特ダネが次々と舞い込んでいる。これまでの公安情報ではない。
内部告発者は、堕落してしまった新聞を排除して週刊誌の文春と新潮に駆け込んでいる。特ダネは両誌の独壇場である。残念なことは、大将である安倍を回避している。
森田は、千葉市内に豪邸別荘を構えていると報じられ、それが新聞広告に出たと友人が連絡してくれた。
立派な知事公舎を嫌って、蓄財した豪邸別荘に住み着いて、そこからなかなか出てこない、というのである。
「朝寝朝酒朝湯が大好きで」の小原庄助さんか。彼はそうして財産を失ってしまったのだが、千葉県の大馬鹿知事は、逆に資産が増えている?ここは徹底して暴くしかない。
血税で生きる公僕に許されるものではない。ここは高知方式で房総半島を大掃除する時である。因果応報を国民に知らしめる時でもあろう。
森田よ!即辞任しなければならない。
2019年11月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)