格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

小池都知事再選か?!<本澤二郎の「日本の風景」

2020-05-04 18:41:41 | 日本の風景
小池都知事再選か?!<本澤二郎の「日本の風景」(3674)
<消費税廃止の山本太郎や、山尾志桜里、森裕子らが対抗馬?>
 6月18日告示、7月5日投票の都知事選がコロナ禍の下での本格的な選挙戦となる。先行すると見られている、現職の小池百合子で決着をつけるのかどうか?「選挙本番前に対抗馬が現れる」とみていいだろう。消費税廃止論の山本太郎出馬に周辺は期待をかけているようだ。ほかには立憲民主党に三下り半を突き付けた山尾志桜里人気もあなどれない。安倍退治の森裕子ら女性政治家にも、熱い視線が向けられているという。
 
 それゆえにか、コロナ禍を悪用しての小池の公選法違反(事前運動)も目立つ。彼女の学歴詐称疑惑から、五輪や豊洲市場の失敗など、石原慎太郎の負の遺産を退治するどころか、逆に抱え込んで蓋をしている!肝心の税金を強奪するような都財政改革は、全く進んでいない。コロナのPCR検査も、安倍内閣に歩調を合わせるだけだから、都民の不安は増大している。
 
 他方、候補者難の自民党は、怒り狂う反小池の都連を抑え込んで、小池支援の体裁を取り繕ったものの、期待の公明党創価学会はコロナ禍に呑み込まれてしまい、信濃町の動きは前回と異なって低調そのものだ。
 
<くすぶる学歴詐称の重大疑惑>
 政治家の致命傷は、有権者を裏切る学歴詐称であろう。公選法235条違反だ。小池は、エジプト・カイロ大学を卒業したというが、卒業証書を出せという、都議会自民党の追及に逃げまくって、真正面から対応できていない。
 
 「卒論もない、それでいて成績は一番、語学は巧みというが、大分怪しいことも分かってきている。当選しても失職する可能性を否定できない」と元自民党の選挙通も指摘している。
 
 「冷静に見て、現状では小池独走の印象を受けるが、コロナが彼女に有利に
働くかどうか。前回は創価学会婦人部を総動員、街頭での賑わいも見られたが、今度は半減するだろう」「6月の沖縄県議選で公明党は、4人の公認を2人にした。二人も取り下げた。コロナで選挙運動の主役である老人が動けなくなっている。加えて、沖縄では反執行部の池田派がいっぱいいる。学会の馬力は低下している」
 小池は相当焦っている。「現にコロナ対策で都は9億円もかけてCMをだした。冒頭で、都知事の小池だとやった。これは公選法違反、事前運動、売名行為だ。抗議を受けて途中からCM内容を変えているが、現職が事前運動にのめり込むのは珍しい。しかも、コロナでのPCR検査が少なすぎるので、都民の反発は少なくない。小池有利とはいえない」との選挙通の声も聞かれる。
 
<石原問題をうやむや、豊洲市場移転、五輪中止のツケなど難問山積>
 小池は前回の出馬に際して、石原慎太郎問題にケリをつけると豪語したものだから、すっかり彼女の口車に乗せられて投票した都民も多かった。
 実際はどうか。「築地移転に絡んでの不正腐敗は、浜渦という右翼の秘書に押し付けて、石原はまんまと逃げてしまった。攻める小池もいい加減に処理して幕を引いた。結局のところ、豊洲の市場はコロナが襲い掛かる前からおかしくなっている。今時、官営の市場などどこにもない。都の赤字は大きい。赤字といえば、中止が確実の五輪もそうだ」との指摘や、徳洲会事件関連では「石原は都知事に出る時、徳洲会の徳田虎雄から4億円をもらっている。ことほど徳洲会から大金をせしめてきた。しかし、小池はこれにメスを入れなかった。安倍に劣らない嘘と口先魔でしかない」と元徳田側近の反発は収まっていない。
 
<都税で太る都議・都役人の都政を「大改革せよ」の叫び>
 東京都の人たちは、老いたる者から若者までが、都税を食い物にしている伏魔殿のような、東京都の行政組織と人件費に向けられている。
 役人は「国家公務員よりも優雅」だし、都議会議員の給与もべら棒に高いことが、国民全体に知れ渡っている。都民は命を守ることに必死だが、役人は「コロナ禍どこ吹く風」という。
 都政大改革が喫緊の課題と息巻く都民は多い。「給与も人員も3分の1に削れ」との都民の叫びは、コロナ禍でむしろ増大している。都知事選最大の課題といってもいいだろう。
 
 本来は、優雅な財政的余裕を武器に、コロナ対策に早期発見・早期治療で、都民に安心感を持たせればいいのだが、小池都政は安倍内閣・厚労省に波長を合わせていて、いまだにコロナ退治に目途が全くついていない。
 
<それでもコロナ利用で逃げ切りなのか?>
 コロナが幸いしてか俄然、新聞テレビの出番が増えて、知名度に問題はない小池だ。逃げ切りの材料であるが、問題と課題は山ほどある。市民の学歴詐称告発も想定されている。本物の都知事誕生の好機でもあろう。
2020年5月4日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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