意思の疎通

2008年09月22日 | Weblog
今日は、ある芸能プロダクションのお話。

「会社を設立したい」と大手芸能プロダクションの社員だった
若者が相談に来た。
勉強熱心で真面目な彼は、派手でアバウトな芸能界だから
こそ、普通の会社の手法を経営に持ち込めば必ず成功すると
信念を持っている。
「普通の会社の手法」その①自計化
 本当に儲かっているのか、リアルタイムに判断したいとの
 想いからでる。
「普通の会社の手法」その②所属芸能人とのミーティング
 試算表も公開し、社長の経営理念の訓示も行い、キチンと
 対話をする。
その結果、いいものを作ろうとみんながイキイキしだしたのだ。
この社長は、時間をかけて、きちんと従業員(所属芸能)と
向き合い、コミュニケーションをとることで、いいチームワークが
できたようである。
印象深い社長の一言。
「我が強く、自分の感性を信じて生きてきたアーティストを束ねる
には、同じ土俵で勝負はできません。マネージメントとか数値管理
とか、そういう部分で自分はみんなを守っているんだよ、そして
安心して芸能活動をしてもらいたいんだよ、と。この部分を
徹底的にわかってもらうため、ミーティングを行ったんです」

社長の想い。言葉にして、文字にして、しっかりと相手に伝えて
理解されれば強い組織ができるのだと改めて思った。

詳しくは本の中で