みなさま、だいぶ春めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
三寒四温と申しますようにこれから寒い日・夜は寒い時もありますから、体調の管理は十分ご注意ください。
さて、今回は、保険会社が破綻した場合について、お話してゆきたいと思います。
昨年、初めて日本振興銀行にペイオフが適用されました。改めて自己責任という言葉をお感じになられた方も多いのではないかと思います。
今、お取引のある金融機関から更に新たにお増やしになられた方も多いかと思います。
さて今回は、生命保険の場合について、少しご紹介と選択方法をご紹介させていただければと思います。
まず、保険会社のケースでは、銀行・信用金庫の預金保険機構に似た、生命保険契約者保護機構という組織があります。
これにより、保険契約が守られております。ただすべて契約通り保障されるというわけではなく、保険金が削減されるケースもあるようです。
私たちは、契約している保険会社が破綻したときには、当初の契約は維持できないこともリスクの一因として覚悟しておかないといけないと思います。まさに自己責任ということになります。
上記の状況を踏まえまして、保険会社を選択する方法について、ご紹介させていただきたいと思います。
それでは、 なにを見たらよいかということですが、有名な基準として「ソルベンシーマージン」というものがあります。
これは、戦争や大災害・経済環境の激変等により発生するリスクに対し、保険金をどこまで支払うことができるかを数値化したものです。
一般的に、200%が、行政上の基準となり、この指数を下回ると官庁より指導が入ります。
超えていれば、問題なしといわれておりますが、グループ会社も含め、高い保険会社を選択することが重要となります。
この指標は、ホームページや契約者へ送られてくる会社案内にも出ておりますので、ご覧になられてみてください。
ほか、もう少し、専門的になりますと、ムーディーズやスタンダート&プアーズのような格付け会社が財務内容を格付けしておりますので、そちらをご覧にならるのもよいと思います。
以上、今回は少し専門的になりましたが、今後のみなさまの資金の管理にお役に立てていただければ、幸いに存じます。
鈴木 明