心よりお見舞い申し上げます

2011年03月22日 | Weblog

3月11日に発生した、東北関東大震災にて被災された皆様、またそのご家族や関係者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

震災を目の前にして、改めて今、「この大変な時に自分たちには何ができるのか?」と考えた方も多いでしょう。

私もそのひとりでした。しかしすぐには答えが出ませんでした。

頭の中にある考えといえば…

「震災にあってる人がいる中、自分はこんなに普段通りの生活をしていていいのだろうか?食事もして、お風呂にも入って、暖かい布団で眠れる…。寒い中、食べるものもない人たちがいるのに…。」

「募金くらいはできるけど、現地でボランティアは難しいな…」

「悔しい。何も出来ないことが、自分ひとりでは無力だということが、とても悔しい…」

と暗い気持が続きました。

何をするにも気持が晴れない日々が続いていました。

 

でもあることを機会に、その考えを変えることが出来ました。

「今、自分が出来ることを精一杯やる。いやそれ以上に、精一杯感謝しながら仕事もしていこう」という考え方をするように変わることが出来ました。

それはお笑いの吉本興業の『思いと取り組み』を知ってからです。

ご興味ある方は吉本のHPをご覧いただくとして、簡単に要約すると、

吉本興業の先人たちは、関東大震災や戦争の時、先頭を切って現地に飛び、困難に立ち向かう活力を支える様々な活動をされたそうです。

しかし、1995年の阪神・淡路大震災の折には、ただ、劇場公演の中止、イベントの自粛、テレビ出演の自粛等をするのみで、あとは、所属タレントが個々にボランティア活動を行っているだけ。

その結果、「本当に無力な存在になってしまいました」との思いだけしか残らなかった。

だからこそ、だから今度こそ、「自粛する」ことではなく、「行動する」ことで、自分たちなりに被災者のみなさまの力になりたい」という気持ちで活動に望まれるそうです。

 

という『吉本興業の思いと取り組み』、これを知り、私も「自分の本分で恩返ししよう」そう思うことができ、行動のひとつとして弊所のHPで労務情報を発信することにしました。

これがどれだけ役に立てるかは分かりませんが、前述の「今、自分が出来ることを精一杯やる。いやそれ以上に、精一杯感謝しながら仕事もしていこう」という気持ちの一部です。

今回の震災で日本が見直されています、諸外国からの評価は想像する以上に高いものです。

一日でも早い復興を願い、目の前の出来ることに感謝しながら取り組んでいきます。

福田恒久