ふるさと納税

2013年09月02日 | 税務情報(個人関係)
皆様、おはようございます!
夏の暑さも少し落ち着きましたが、その代わりに週末の福岡は台風の影響で雨続きでした。その台風も通り過ぎてほっとしたところで、また次の台風が今週末に九州に近づく可能性があるようです。まだまだこの先の進路はわかりませんが、皆様お気を付け下さい。

さて、今回のブログはふるさと納税についてお話しいたします。

2008年の税制改正から始まっている制度ですので、既に耳にしたことのある方も多いことと思いますが、このところお客様からのご質問をいくつか頂きましたのでお話しをさせて頂きます。

ふるさと納税とは、自分が選ぶ都道府県・市区町村へ寄付をすることで、その寄付金とほぼ同額の所得税・住民税が減額されるという制度です。自分が今住んでいる場所に限らずに、自分の税金の納付先・使い道を指定できる制度です。

一点注意が必要なのが、上で「寄付金とほぼ同額の」と書いた通り、寄付金の金額がそのまま所得税・住民税から減額されるわけではなく、減額の金額は少し寄付金額より少なくなります。

http://www.furusato-nouzei.jp/guide/deduction.html

上記のリンクの計算のとおり、年収700万円、所得税率・住民税率 各10%、4万円寄付の場合には、4万円のうち4700円は控除されず自己負担をすることになります。なお同HPで控除税額のシミュレーションもできますのでご確認ください。

いくつかの自治体ではこのふるさと納税をしてくれた方に地域の特産品を送っている場合があり、ふるさと納税をする方のなかにはそれを楽しみにして寄付をする方もいらっしゃるようです。特典はお米や海産物、果物などさまざまです。ちなみに私の出身地の下関市は「下関ブランドお楽しみセット」「しものせき水族館(海響館)年間フリーパス」でした。各自治体がどういったものを提供しているかは下記のサイトでも調べることができますので、皆様もぜひご自分の出身地がどいうったものを提供しているかを調べてみてはいかがでしょうか。

http://www.furusato-tax.jp/

監査部一課 川端正人