17、磯長御廟参詣(大師三十七歳、弘仁元年、八百十)・・叡福寺(大阪府南河内郡太子町太子2146)「嵯峨天皇の御宇、・・百か日を限りて聖徳太子の御廟所にもうでたまひぬ。その九十六日目と申す夜、・・かの御廟の前にたちまち光明を放って、其の光の中より声あって、『我はこれ、救世観音の垂迹なり。衆生を利益せんがために安養世界を捨てていまこの穢土に来たれり。わが母后は本地阿弥陀仏の化身なり。我が妃は大勢至菩 . . . 本文を読む
國平けくと思食八十万劫、その後、瑠璃の平地に業塵を聚めて五色の地を生みなしたまへり。漸く草木生じ、華ひらけて、真菓(このみ)となる。菓落ちて種子となる。種子変じて有情となる。有情の中に凡聖あり。元初の一念によって凡聖わかれ現る。遍明三明日天子八葉蓮華を開敷す。これを大空無双日輪と名ずく。これを如如安楽地と名ずく。または大光明心殿と名ずく。または法性心殿と名ずく。または伊勢二所雨宮正殿と名ずくるもの . . . 本文を読む
Q,仏壇にお茶湯をするのはなぜですか?
A,毎朝仏壇に淹れたての熱いお茶を真っ先におそなえします。これは御本尊はじめ十方の神仏精霊に供養するとともに、先祖の霊の成仏をねがうものです。お茶湯時の観念です「敬って、この茶湯をもってあまねく十方に献ず。別しては今日の精霊に供す。味わって成仏すべし。」
なおお下がりのお茶を捨てるときは「一切の餓鬼に残水を施与す。速やかに鬼業を離れて仏果に入れ」と観念します . . . 本文を読む