18、(大師三十八歳、弘仁二年)
・弘川寺(大阪府南河内郡河南町弘川)大師は弘仁二年当寺を中興されたとされます。
・大覚寺(京都市右京区嵯峨野)弘仁二年、大師は嵯峨天皇の命で五大明王を作り安置されました。また弘仁九年には嵯峨天皇に写経を勧めてここにおさめておられます。有名な般若心経秘鍵にでてきます。「・・時に弘仁九年の春、天下 大疫す。
ここに帝王、自ら黄金を筆端に染め、紺紙を爪掌に握って、般若 . . . 本文を読む
Q,知らずに殺生したときは罪になるか?
A,「罪はないが懺悔すべきである。正法念誦經には『五因縁あって、殺すと雖も罪なし。一には、道行の無記の心。二には、無心にしてうごめく蟻などの命を傷殺す。三には、もし鉄などを擲って無心にして生を殺し、しかも物の命を絶つ。四には、医師の病を治するは利益のためのゆえに、病者に薬を与えて、因って打って命終す。五には、火を燃すに虫の入って、無心にして虫を殺す。虫の火に . . . 本文を読む
その6、
伊弉諾伊弉冉二神の尊、左手に金鏡をもちたまひて、陰生(めかみあれます)。右手に銀鏡をもちたまひて、陽生(をかみあれます)。名を日天子月天子ともうす。これ一切衆生の眼目となりましますゆえに、一切の火気変じて日となり、一切の水気変じて月となる。三界を建立するは日月これなり。羸都鏡(おきつかがみ)邊都鏡(まへつかがみ)をもって圀の璽玉(しるしのみたま)の尊霊となす。而して日神、月神天宮に送り、 . . . 本文を読む