9、天照皇太神、宝鏡を持ち、これをことほぎてのたまわく、吾児神、此の宝鏡をみることまさに吾を見るがごとくすべし。輿に床を同じくし、殿をともにしてもって斉鏡となすべし。宝祚の隆りならんこと、まさに天壌と無窮なるべし。すなわち八坂瓊曲玉及び八咫鏡・草薙剣三種の神財を授けて、永く天璽地玉となす。天もの言わず、地もの言わず。永劫より永劫を経て、不変。肩に八坂瓊之勾玉及び白銅の鏡鏡を荷って、山川海原に行し草 . . . 本文を読む
21、
・神泉苑(京都市中京区御池通神泉苑東入門前町166。弘仁年中及び天長元年・・大師五十一歳)
・弘仁年中につくられた大師の詩です。
「秋の日神泉苑を観る
神泉に的彳亍(てきちょく・・たたずむ)して物候を見る。心神怳惚(こうこつ)として帰ることよくせず。高臺の神構は人力に非ず。池鏡泓澄(わいたい・・すんできよらか)として日暉を含む。鶴の響天に聞こえて御苑に馴れたり . . . 本文を読む