36、甲山落慶・・大師五十八歳、(天長八年、八三一)神呪寺(かんのうじ、兵庫県西宮市甲山町25−1)『元亨釈書』によれば、淳和天皇第四妃真井御前は、如意輪観音様への信仰厚く、大師の指導の下で満3年間、修行を行い、天長7年(830年)に大師は本尊として、山頂の巨大な桜の木を妃の体の等身大に刻んで如意輪観音様を作りをこれを本尊として、天長8年(831年)に神呪寺本堂を落慶した、とされます。 . . . 本文を読む
「おろかなるわれは仏にならずとも 衆生を渡す僧の身なれば」(道元禅師和歌集『傘松道詠』)
おろかなる自分は悟れなくとも人を救わねばならない。僧侶とはそういうものである、という意味でしょうか。
道元禅師は、「正法眼蔵(発菩提心)」で「菩提心をおこすといふは、おのれいまだわたらざるさきに、一切衆生をわたさんと発願し、いとなむなり。衆生を利益すといふは、衆生をして「自未得度先度他」のこころおこさしむる . . . 本文を読む
「癌宣告を受けた時、自分のような不摂生をしてきたものは、癌になっても仕方ないと思った。ショックはなかった。「聖書」「実践理性批判」「プロテスタンチズムの倫理と資本主義の精神」の三冊を持って入院した。「プロテスタンチズムの倫理と資本主義の精神」には「資本主義の最後には精神性のない専門人、心情のない享楽人が登場する」とある。マックスウエーバーは神はあるといったがしかし今後の資本主義は神を無視していくだ . . . 本文を読む
「シュタイナーの死者の書」より
・・・魂の深層には『エーテル体』が存在します。(エーテルはギリシャ語アイテールから派生した語で光または輝きを意味します。この言葉は化学用語としてのエーテルの意味ではなく、霊的な在り方をしている或る人間全体としてのエーテル体の意味で用いられています。)
・・・受胎時もしくは出生時以来成長をとげる身体のなかには入ってこられないで、魂の内部に留まったまま使用されないで . . . 本文を読む