仁義禮智信と佛戒との関係)
仁と云は。此不殺生戒の中より分付して。王者聖人の人民を救抜する條例じゃ。義と云は。此不偸盗戒の中より分付して。上下貴賎害を避け名を全くするの由緒じゃ。信と云ふは。此不妄語戒の中より分付して。事を成し道を助るの法じゃ。智と云ふは。此不邪見戒の中より分付して。大人有志の自ら明にし。事理に達するの道じゃ。
一多元来不二なれば。一戒のなかに諸戒を具す。人道立て万事みな調ふ。 . . . 本文を読む
(大智度論釋初品中戒相義第二十二之一)
(戒の内容・殺生罪)・・3
問曰。八直道(八正道)の中の戒も亦た不殺生なり、何を以って獨り不殺生戒のみを有報有漏というや。
答曰。「此中には但だ受戒律儀を説いて無漏律儀(無漏の戒)を説かず。)
復次に餘の阿毘曇中に言く、不殺の法は常に心を遂うて行ぜず。身口業に非ず。心業行に随はず。或は報あり或は報なし。或は有漏、或は無漏。是を異法となす。餘は皆な同じなり。
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11月11日は犬の日とされているようです。私も小さいとき田舎で犬を飼っていました。いまでも犬は大好きです。
明治の浄土宗の傑僧・福田行戒上人の歌に犬を悼む歌というのがあります。「犬を殺した人は後の世には犬に生まれて殺される運命となる」と言っています。これはあらゆる生き物に対しても当てはまるものでしょう。ビヨンドミート等のブームがアメリカ等で起こっているのはまことに当然と思います。
犬をいためる . . . 本文を読む
今日11月11日から16日は築地本願寺で報恩講です。
報恩講は、浄土真宗の開祖親鸞上人の命日、弘長2年11月28日(1263年1月16日)の前後に、親鸞上人への報恩謝徳のために営まれる法要のことで浄土真宗の僧侶・門徒にとっては、年中行事の中でも最も重要な法要とされます。
(宗派別の御正忌報恩講は以下のようになっているようです
1月9日〜16日…浄土真宗本願寺派(お西)・真宗高田派
10月25 . . . 本文を読む