今日は一粒万倍日です。 . . . 本文を読む
(大智度論釋初品中戒相義第二十二之一)
(在家の八戒斎の受戒方法)
問曰「白衣居家(在家信者)は唯此五戒のみなりや。更に餘の法あり耶」。
答曰「有り。一日戒、六齋日戒(八日十四日十五日二十三日二十九日三十日の六日に於いて清浄に持戒する)を持てば功徳無量なり。若し十二月一日より十五日まで此戒を受持すれば其福甚多し」。問曰「云何が一日戒を受くるや」。答曰「一日戒の法を受くるには長跪合掌し應に如是に言ふ . . . 本文を読む
本当に「自己」は唯一無二の存在か?(真言宗読本、栂尾祥雲)
「弘法大師は大日経の「いかんが菩提とならば、実の如く自心を知る」という語の真意を徹底さす為に、これを心と身との二つに展開し、それは「究竟して自心の源底を覚知し、実の如くに自身の数量を証悟することなり。(十住心論)」とされている。これ自心の源底を覚知することは、同時にその心を宿している自身の数と量とのいかなるものなるかを悟ることによりて、初 . . . 本文を読む
「懺悔道としての哲学」・・・その2・・・この二,三年、すなわち大東亜戦争の初期を過ぎ緒戦の段階より転じた頃、国民は何かしら持っておる力を出し切れず、「これではならぬ、もっとなにかしたい」とおもいながら如何にもならぬ立場に直面し、中腰でそのまま崩れてしまうのではないかと云う感を抱かしめられた。・・・国内にはかかる不合理なものが跳梁しているのである。もちろん我々は為すべきことをしてないが、また不合理を . . . 本文を読む
春秋の時。豫譲が。范中行氏は庸人を以て待すれば庸人を以て報ゆ。智伯は國士を以て遇すれば國士を以て報ずと云し類。五羖(こ)大夫が。虞公の諌るまじきを知て諌ず。其亡ぶるを知て。先去て他国に事ふる。五代のひょう(にすいに馬)道が.一身数朝に歴事ふる。昨日まで敵たるところ。今朝は君と仰ぐ類。此等みな朋友の交りならば許るることなれども。君に事ふる道には許されぬじゃ。
支那國の諸儒は。此豫譲を多く義士と . . . 本文を読む