今日九月十日は興正菩薩叡尊の御母堂の崩御された日です。
自伝、感身学正記に「承元元年、(1207)七歳、九月十日、悲母、三人の少児を懐の内に置き逝去し畢んぬ。予は七歳、次五歳、次三歳なり。」とあります。
叡尊は興福寺の学僧・慶玄の子(母は藤原氏と言われる)で、大和国添上郡箕田里(現・奈良県大和郡山市)の生まれ。弘法大師遺戒の「仏道は戒なくしてなんぞ到らんや。すべからく顕密二戒を堅固に受持し清浄にして犯すことなかれ」のお言葉に触発され、戒律を復興し西大寺を真言律宗の寺として再興、律宗中興の祖とされる。また「興法・利生」をモットーに非人,乞食の救済を志し6万人余に授戒した。著書に『梵網古迹文集』 (10巻) ,『感身学正記』 (3巻) などがある。弘安4 (1281) 年の蒙古来襲時に神風を祈願したことでも知られている。
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