中島さんが「坂東33ヶ所札所巡礼の記録‏」を作ってくださいました。

坂東33ヶ所札所巡礼の記録‏

４月６日(日)第25番札所大御堂に巡礼して来ました。

つくば駅に9時50分に集合しました。バスで筑波学園都市を通り抜けると北東にそびえる筑波山が見えてきます。約50分程で筑波山神社下に着きました。

江戸時代の絵図を見ると、現在の筑波山神社が大御堂になっていて、かつてはここが観音霊場だったそうだが、明治の廃仏毀釈で堂搭が破壊され廃寺同然になってしまったところ、わずかに残った「千手観音像」を御本尊としたのが現在の大御堂であり、民家を改修して再建されたものだそうです。

本堂の前でいつものように読経を済まし、御開帳されている本堂内陣を見ると黒光りした威厳と慈愛に満ちたご本尊の上半身が見られ、胸の内にグッとくるものを感じました。 ありがたいものだと深く礼拝申しあげました。納経帳にも御開帳の特別の判が押してありました。新しいお大師さまがまつられているお堂でもご宝号を唱えました。

私以外皆さん登山支度はなされていて、筑波山に登るとのことで、天気予報では今日は随分荒れると聞いていましたが、風もなく好天で、早く登ってしまおうと、ケ－ブルで上がり、男体山、続いて女体山と登りました。千手観音と十一面観音である両山を登拝出来た事は、貴重な経験であり素晴らしい事でした。山頂からの眺めも素晴らしかったです。

ロ－プウェイで降りた瞬間、天気はにわかにかき曇り、雪までふぶいてきました。バスでつくば駅まで戻ると、すっかり好天になっており、公園の満開の桜が青空に儚くも堂々と咲き誇っていました。

今回は桜満開の季節の素晴らしい巡礼となりました。お世話になった皆様ありがとうございました。 中島